4位

　「自由課題」　　　　４位

　「そして物語は始まる」　　　山口　克治（笠間）



新年にぴったりのシチュエーションですね。
先ずは、タイトルがいいね～！
落語としてはかなり斬新で素敵な舞台演出だと思います。
真っ黒な壁と床、白木の台、白の屏風、真っ赤な高座、モダンというだけではなく前衛的な印象も感じます。
そして、縦位置に切り取ったフレーミングが素晴らしい・・・。
ここは一体何処なんでしょう？

5位

　「自由課題」　　　　5位

　「移りゆく季節」　　　　　福田　義康（笠間）



雨引観音より筑波山方面を望む夕間暮れというところでしょうか。
街には灯りが見えますが、地平線にはまだ赤みが残っています。
手前の残り少なくなった葉たちに下からのライトが当たって、遠景と美しくバランスし、キレの良い夕景写真になりました。

6位

　「自由課題」　　　　６位

　「晩秋の名爆」　　　　菅井　浩（笠間）



名爆・袋田の滝でのワンカットです。
水が流れる滝の面は日陰になっていますが、手前のモミジの枝には直射光が当たり立体感が良い具合に強調されています。
枝にはもう葉が散ってしまった所もあって、やや寂しい晩秋の雰囲気も感じられます。

7位

　「自由課題」　　　　7位

　「窓辺」　　　　　　野上　弘子（水戸）



美術館の様な、洒落たレストランの窓辺の様な、そんな所に古風な素焼きの壺が二つで、外は雨でけむっています。
現実離れした空間が妙に落ち着いた感じを与えてくれるのは室内の暖かそうなライトのせいでしょうか。
主役、脇役、背景のバランスの良いフレーミングのせいでしょうか。

8位

　「自由課題」　　　　８位

　「瀑布を彩る」　　　　加倉井　克巳（水戸）



人工的に作られた滝の様ですが直線状の落ち際が、ここでは、自然の石とは違った意味での美しさがありますね。
そして、透明感のあるブルーに表現された滝の流れを背景に手前の黄葉した葉や緑の葉がとても綺麗です。
縦位置のフレーミングがピタリでした。