14位

　課題「春遠からじ」　　　14位

　「語らい」　　　高和　純子（常陸太田）



未だ早い時期と見えて、２輪しか咲いていませんが、作者はその２輪がまるでおしゃべりでもしているかの様に見えたのでしょう。
とても良いシーンを捉えたと思います。
背景の処理（ぼかし方、明暗の選択）がぴったりで、花がとても綺麗に見えます。

「春遠からじ」ベスト15

今日から、課題・「寒」又は「春遠からじ」のベスト15を順の発表して行きます。今年の2月、3月は寒い日と、にしては暖かい日があって色々の温度が感じられる作品が多かった様に思います。
コロナのせいで（・・敢えて、せいで、と言いますが）写真展も中止（来年まで延期）となりました。
ストレスが溜まりそうな今日この頃ですが、そんなものは蹴っ飛ばして、写真を撮ったりする楽しい、面白い時間を作って元気に行きましょう！

　課題　「春遠からじ」　　　15位

　「春の目覚め」　　　横堀　義一（笠間）



「ネコヤナギ」をまるでモノクローム写真の様に仕上げました。（けれども、ちょっとしたところのカラー部分がいいですね～）
見た目より、「絞り」を絞り込んでバランス良く全体を見せ、逆光の光でフワフワした綿毛の部分を柔らかそうに見せたのはさすがです。

金賞

　自由課題　　　　金賞

　「豊穣の海へ」　　　　植木　繁行（常陸太田）



岩手県、田老漁港近くの三王岩を望む日の出風景です。
陽が昇って辺りを明るく染め始めましたが、手前の岩々はまだ逆光のシルエット状態で黒くつぶれ、寒々とした風景が広がっています。
そこに赤味を帯びた朝陽が射し始めて、青の世界に一条の暖かさが生まれ、色彩と明暗の素晴らしいコントラストで画面を仕上げました。
太陽の真下には漁船が見えますが、頑張った分、写真の神様は嬉しいことをしてくれますね～。

銀賞

　自由課題　　　　銀賞

　「光と遊具」　　　　加倉井　克巳（水戸）



千波湖近くの、少年の森の遊具のようですが、良い光を捕まえましたね。
密集した木の枝を利用して太陽光を和らげ、光芒と美しい影を表現しました。
逆光になった陰の部分の色も綺麗に写って、背景とのカラーバランスが素敵です。

銅賞

　　自由課題　　　銅賞

　「氷瀑」　　　　　　高和　純子（常陸太田）



言わずと知れた、「袋田の滝・氷瀑の図」です。
今年の寒さで久しぶりに凍った部分が多かったようですが、こんな寒い朝に良くここまで出かけました。第一に、その事を褒めておきます。
高い所の展望台からのショットと思いますが、この写真の大きさでは分からないかもしれませんが、一番高いところに人が数名居ます。
日陰で青味掛かった氷と、陽が当たって暖かそうな木の枝や土手との対比が上手く立体感を生み出しています。