タツノヒノエ

神仏への道-神社仏閣巡りから、古代の神々との出会い

仏作って魂入れず・・・

2021-12-25 18:36:33 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

仏教宗派では、「開眼作法 (かいげんさほう) 」と言う、「魂入れ」の作法があります。

華厳・法相・北法相・聖徳宗などの古い宗派や、真言・天台など平安仏教寺院の仏像は、「オーラ」が出ている仏像が多いです。鎌倉仏教の禅宗などは、「禅気」が境内に、ほとばしっていて、仏像そのものの「気」は、真言や天台の方が強く感じます。

仏師が、精魂込めて作った仏像も、お坊さんの「開眼作法」を経なければ、ただの「像」です。開眼供養されて初めて「仏像」となるわけです。

反対に、「魂抜き」の作法は、真言宗では「はっけん」と言います。

明治の神仏分離で、社寺が別々に別れましたが、

歴史が古いお寺の、「歴史が古い仏像」を、「しげしげ」と眺めていると、

強いオーラが出ている仏像は、単なる「仏教の仏像」ではなく、

「神さん (日本の古代の神々) が入っておられる気がする」仏像も多いです。

そういう仏像は、「カミとホトケ」「仏と神」が一体になっている感じがして、半端なく強いオーラが出ています。

石清水八幡宮の宮司だったか誰だったか、

「神は仏を助け、仏は神を守る」と仰っておられました。

今年の東大寺のお水取り、NHKの長時間による生中継、お堂の中での儀式を初めて見て感動したのですが、「あれこそが、神仏習合の出発点だ」と思いました。

明治で強制的に別れさせられた神仏、しかし、今でも由緒ある寺院の仏像には、「日本の古代の神々」が宿っておられると、私は信じています。

ではまた。

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日本三景「宮島」・・・

2021-12-25 18:09:21 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

13・14社寺目です。伽藍画像はウィキより、

Itsukushima torii distance.jpg厳島神社 境内 (遠景).JPG多宝塔天神社本殿五重塔

日本三景「安芸の宮島」。(世界遺産だけど、どこからどこまでが世界遺産かわからないので、日本三景と記しました。)

平成6年7月に、厳島神社と、翌週には真言宗御室派大本山・大聖院を訪れています。

厳島神社は、言わずと知れた、名刹中の名刹。観光でも国内トップクラスです。

海に浮かぶように立つ大鳥居と社殿は圧巻です。

女神特有の柔らかいオーラは参拝者を包み込みます。

大聖院 (だいしょういん) は、神仏分離までは、厳島神社の別当寺でした。

Daisho-in temple 03.jpg

観音堂の御本尊・十一面観音さまは、厳島神社の御本地仏です。

本堂 (勅願堂) の御本尊は、波切不動明王さまです。

摩尼殿には、三鬼大権現。

大師堂に弘法大師。ほかにも七福神やお地蔵様、諸仏の小さなお堂があります。

厳島神社~大聖院と急ぎ参拝でしたが、7月の宮島は、暑い中でも心地よい風が吹いていたと記憶しています。

いつ撮ったのか定かではありませんが、写真を整理していると、宮島の空を舞う「トンビ」を撮影していました。(かなり高い位置を飛んでいて、小さく写っているので掲載は不可です。)

ではまた。

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ハチの優しさ・・・

2021-12-25 17:50:08 | 神社仏閣 神仏 御神霊 ウカノミタマ女神 ニギハヤヒノミコト 

蜂 (ハチ)・・・日本の神々の神使に名を連ねる。

蜜蜂・小さな蜂・ドロバチ・アシナガバチ・スズメバチ系・・・彼らの賢さ、優しさは今まで様々な体験を経て、よく知っています。(刺激すると刺されますが)

今日は、アシナガバチとの体験を記します。

2019年の春・・・うちの家の玄関ドア付近にある、インターフォンにアシナガバチが小さな巣を作っていました。

女王バチ含めて、総勢5~6匹の小さな家族。

夏・・・このころになると、活発になり、巣を威嚇する者を攻撃することもあります。

うちの家は、近代家屋なので、勝手口のドアにカギ穴が無い。内側からはカギかけれるけど、外には、盗難防止対策で、カギ穴そのものが無い。

どうしても、表玄関からしか入れない。毎回、ハチたちを刺激しないようにしていたけど、興奮した働きバチに刺されました。

刺したハチさんは、私と一緒に家の中に。  結果、網で捕まえて、外に逃がしたのですが、毎回刺されるワケにはいかないので、巣は外して、中の幼虫たちが死なないように、うちの庭の大きな木の木陰に置きました。大きな木なら、雨にも濡れないだろうと思ったので。

さあ、女王はじめ、働きバチたちは狼狽して、巣を探しています。

庭に水撒いている私の側に来て、「巣の場所を教えてほしい」と懇願している風だっので、(あそこの木の木陰に置いている。行って探してみろ。幼虫も、たぶん元気だぞ) と、念を飛ばしました。理解したのかどうかはわかりません。

私は、鳥獣や昆虫に対して、ほぼ「完全不殺生主義」です。

そのため、どんな小さな昆虫でも安心して近寄ってきます。(運転中の車にだけは接近しないで欲しい)

その後のアシナガバチたちは、巣がなくなったインターフォンに、重なり合うようにして初秋までいました。私は、勝手口ドアに外カギをつけてもらい、そっちから出入りしていました。

そして晩秋、巣は解散して皆いなくなり・・・私を刺した働きバチさんが1匹だけ戻ってきました。そして、自分用の小さな巣・・・ピーナツの殻くらいの大きさの巣を作り、大あごで、中を貫通させ、夜はその中で眠っていました。

私は、その働きバチが、ひとしおかわいくて、いつも見守っていました。

冬が近づくと、その子は、巣をきれいに撤去して出ていきました。

それから寒い冬になり、翌年、うちの家の仏間の前のコンクリの上で亡くなっていました。

仲が良い「トンビのお嬢」が近くでしきりに鳴いているので見に行くと、6本の手足と触角をきれいに折りたたんで仰向けになっている働きバチがいました。

「お前・・・働きバチなのに、冬越してまでがんばったのか・・・」愛おしい小さなハチの体を触ると、まだ微かに温もりがありました。

「よくがんばったな」

私はその子の写真を撮り、プリントしてうちの神棚に置いています。

うちの仏間の前で亡くなったのは偶然なのか、彼女 (働きバチはメス) の神通力なのかはわかりませんが、あの時、トンビのお嬢が鳴かなければ気づきませんでした。

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