「名古屋に観光地がない」に猛反論!日本有数の「一大観光都市」である根拠
bizSPA!フレッシュ より 210719
東京よりも家賃や物価が安く「お値打ち生活ができる」名古屋。しかし、その「毎日の生活」が退屈なものでは意味がない。「名古屋は退屈だ」「名古屋に観光地はない」――このように言われがちな名古屋だが、それは大きな間違いだ。
実際には、名古屋市は(コロナ禍前には)年間数千万人以上が訪れ、数百万人以上が宿泊するという「一大観光都市」なのだ。
◆名古屋は全国有数の「一大観光地」だった!
名古屋は「観光地」というイメージが薄いかも知れない。しかし、名古屋市観光客・宿泊客動向調査によると、2018年の名古屋市の観光入込客実人数は約4729万人を数える。
宿泊客実人数となると人数は減るが、それでも年間約677万人が名古屋市内に宿泊しており、年間の観光消費額は3958億円。
参考までに、同年の福岡市の観光消費額は5020億円(年度値)、広島市の観光消費額は2361億円だ(ちなみに京都市の観光消費額は1兆3082億円)。
このように数値で比較すると「観光都市」としての名古屋市は福岡市や広島市といった有名な観光資源を持つ都市とも張り合える実力があることがわかる。さらに重要なのは、その「満足度の高さ」だ。
「退屈な都市」のイメージとは裏腹に、名古屋を訪れた観光客のうち74%が旅行満足度について「大変満足」「ほぼ満足」と答えていることである。「不満」「やや不満」と答えた観光客はわずか2.6%のみであった(名古屋市の調査による)。
◆狭いエリアに多彩な観光施設がある名古屋
「一大観光都市・名古屋」は、観光施設のラインナップも多彩だ。
本丸御殿の復元に続いて天守閣の復元計画が進む「名古屋城」や、三種の神器のひとつである草薙剣を御神体とする「熱田神宮」など、さまざまな「歴史観光スポット」があることはもちろんであるが、名古屋ならではといえるのがトヨタ自動車の歴史を学べる「トヨタ産業技術記念館」、世界最大の陶器メーカー・ノリタケの歴史を学べる「ノリタケの森」などといった「産業観光スポット」が非常に多いこと。
とくにこの2施設はいずれも名古屋駅の徒歩圏にあるなど、観光施設の多くが中心部からのアクセスが良好だというのも「職住近接都市」である名古屋らしいといえ、また「満足度の高さ」の一因にもなっているといえよう。
なお、日本初のレゴブロック公式テーマパーク「レゴランド・ジャパン・リゾート」や、イケメンゴリラ・シャバーニがSNS上で大ブームとなった「東山動植物園」、JR東海が運営する博物館「リニア・鉄道館」、日本最大の水量と延床面積を誇る「名古屋港水族館」などといった1人・家族連れを問わず幅広い世代が楽しめる定番の人気の観光・レジャー施設たちは、全てが名古屋駅・もしくは中心部の栄駅から電車で1本の場所にある。
このように数値で比較すると「観光都市」としての名古屋市は福岡市や広島市といった有名な観光資源を持つ都市とも張り合える実力があることがわかる。さらに重要なのは、その「満足度の高さ」だ。
「退屈な都市」のイメージとは裏腹に、名古屋を訪れた観光客のうち74%が旅行満足度について「大変満足」「ほぼ満足」と答えていることである。「不満」「やや不満」と答えた観光客はわずか2.6%のみであった(名古屋市の調査による)。
◆狭いエリアに多彩な観光施設がある名古屋
「一大観光都市・名古屋」は、観光施設のラインナップも多彩だ。
本丸御殿の復元に続いて天守閣の復元計画が進む「名古屋城」や、三種の神器のひとつである草薙剣を御神体とする「熱田神宮」など、さまざまな「歴史観光スポット」があることはもちろんであるが、名古屋ならではといえるのがトヨタ自動車の歴史を学べる「トヨタ産業技術記念館」、世界最大の陶器メーカー・ノリタケの歴史を学べる「ノリタケの森」などといった「産業観光スポット」が非常に多いこと。
とくにこの2施設はいずれも名古屋駅の徒歩圏にあるなど、観光施設の多くが中心部からのアクセスが良好だというのも「職住近接都市」である名古屋らしいといえ、また「満足度の高さ」の一因にもなっているといえよう。
なお、日本初のレゴブロック公式テーマパーク「レゴランド・ジャパン・リゾート」や、イケメンゴリラ・シャバーニがSNS上で大ブームとなった「東山動植物園」、JR東海が運営する博物館「リニア・鉄道館」、日本最大の水量と延床面積を誇る「名古屋港水族館」などといった1人・家族連れを問わず幅広い世代が楽しめる定番の人気の観光・レジャー施設たちは、全てが名古屋駅・もしくは中心部の栄駅から電車で1本の場所にある。
名古屋港水族館のほか南極観測船ふじ、シートレインランド、臨港緑園などの観光スポットがある名古屋港もサカエから電車で僅か20分ほど(名古屋市港区)
◆中心部・サカエに新たな観光スポットも
また、昨年には中心部・サカエにも相次いで新たな観光スポットが登場した。
その1つが「中部電力ミライタワー(名古屋テレビ塔)」の館内に設けられた「ザ・タワーホテル・ナゴヤ」。これは世界的にも珍しい「タワー内に泊まれる宿泊施設」で、一般客室のほかデッキテラス付きのスイートルーム2部屋も設けられている。もちろん、商業施設部分もリニューアルしており、飲食店を中心とした様々な店舗が新たに出店している。
そして、もう1つがこのテレビ塔の足元に誕生した複合商業施設「RAYARD Hisaya-odori Park(レイヤード・ヒサヤオオドオリパーク)」だ。
この施設は久屋大通公園の一部をリニューアルして生まれたもので、パーク内はテーマごとに「学びの森ゾーン」「アーバンリゾートゾーン」「コミュニケーションゾーン」「シンボルゾーン」の4街区で構成。地元民・観光客の双方が楽しめる34店舗が軒を連ねるほか、スポーツができる施設や各種イベントが開催できる芝生広場も開設されている。都心の一等地にありながら緑に囲まれゆったりと買い物やスポーツを楽しめる空間は、全国でもそう多くないだろう。
このパーク内でとくに人気を集める「映えスポット」が、園内シンボルゾーンにある「水盤」だ。この水盤は時刻に合わせて霧が出るほか、夜にはライトアップされており、「逆さテレビ塔」を写すこともできる。水盤をどう生かすかは撮影者次第だ。
生まれ変わった名古屋テレビ塔と久屋大通公園、水盤に映るテレビ塔を写真に収めようと大勢の人が訪れる
◆「名古屋に観光地がない」は印象論
また、近年はテレビ塔近くのバーミナルなどが入居する複合商業施設「オアシス21」も「映えスポット」として人気を集めており、トリップアドバイザーの「外国人旅行者が選ぶ夏のフォトジェニック観光スポット2017」では全国2位に選ばれている。
名古屋の中心・サカエで、個性的な「ナゴヤ映え写真」を狙ってみてはどうだろうか。
「映えスポット」として人気を集める「オアシス21」と「中部電力ミライタワー(名古屋テレビ塔)」(名古屋市中区)
「ナゴヤ映えスポット」としてはこちらも忘れてはいけない。名古屋駅・名鉄百貨店本店前にある「ナナちゃん人形」。数週間おきに変わる衣装も話題を集めており、撮影時はあの人気アニメのコスプレ中だった(名古屋市中村区)
このように「名古屋に観光地がない」というのは、名古屋を知らない人々のイメージ先行による印象論にすぎない。「行きたくない」と叫ぶ人がいる一方で、毎年何千万人もの観光客が名古屋を訪れ、名古屋の観光スポットに「満足」しているのである。
観光地のアクセスの良さにも定評がある名古屋。名古屋に転勤して、コロナ明けには週末には「電車で1本の場所にあるレジャー施設をめぐる」という生活を体験してみてはどうだろうか。
<取材・文・撮影/ナカガワタイガ・若杉優貴(都市商業研究所)>
【都市商業研究所】
若手研究者で作る「商業」と「まちづくり」の研究団体『 都市商業研究所』。Webサイト「都商研ニュース」では、研究員の独自取材や各社のプレスリリースなどを基に、商業とまちづくりに興味がある人に対して「都市」と「商業」の動きを分かりやすく解説している。Twitter: @toshouken
👄もう一つ、大事な仏教の聖地:日泰寺:本物の仏舎利とされるものがここに有る。
他にも日本最大のプラネタリウム!(名古屋市立科学館) この2つは外せない。
きしめんと味噌カツは最低必要かと
地下鉄とか交通網も書かねば…
宣伝下手な名古屋