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「最も訪れたい村」に国内2か所…国連世界観光機関が44地域を選定  202112

2021-12-22 01:37:00 | 🚇 旅選定の参考

「最も訪れたい村」に国内2か所…国連世界観光機関が44地域を選定
  読売新聞 より 211222

 国連世界観光機関(UNWTO)が加盟国の75か国・174地域から44地域を選んだ「ベスト・ツーリズム・ビレッジ(BTV)」に、 国内からは 
  京都府南丹市美山町 と 北海道ニセコ町 の2か所が選定された。

 市内の観光関係者は「かやぶきの里の存在はもちろん、地域の課題は地域で解決するという姿勢が、今の観光のあり方にふさわしいと評価されたと思う」と喜んでいる。(川本修司)


「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」に選定された南丹市美山町。「かやぶきの里」として知られる
 BTVは、SDGs(持続可能な開発目標)に沿った観光事業を展開している地域を見つけ出す取り組みで、今回初実施。今月2日にスペイン・マドリードで開かれたUNWTOの総会で発表された。

 対象は人口1万5000人以下で、農・林・畜産・漁業などを行い、地域コミュニティーの価値観を生かした観光事業を行っているエリア。
 加盟国から174地域が推薦され,文化・自然資源▽文化資源の振興と保全▽経済分野の持続可能性▽観光分野のガバナンス――などの9分野に基づき,100点満点で評価された。

 個別の点数や評価ポイントは公表されていないが、選定地域は80点以上を獲得。BTVに選ばれると、UNWTOや専門家の助言などの支援を受けることができ、認証のロゴを使った情報発信もできる。選定された地域同士がネットワークを結び、情報交換も行われる予定という。認証の有効期間は3年で、更新もできる。

 UNWTOの公式ホームページ上では、選定された各地域の魅力を映像化した動画が見られる。美山町は満開のサクラや、里山の間を流れる清流で釣り人がさおを振るう映像が流れ、日本の原風景として紹介されている。

 南丹市美山観光まちづくり協会の担当者は「同じ規模の地域だけに課題も共通しているはず。ネットワークで情報を共有しながら持続可能な観光に取り組んでいきたい」と話している。

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