NASAも関心 新型コロナも分解! 新居浜のものづくり企業が開発“スゴ技”に世界が注目【愛媛】
テレビ愛媛 より 220329
世界で初めての技術で新型コロナのウイルスも遺伝子レベルで分解です。
開発したのは新居浜市のものづくり企業。
世界から注目され、医療や宇宙開発を見据えています。
シーライブ・鈴木康士社長:
「こちらが我々が開発してる核酸分解が可能な滅菌システムということになります。これは世界初の技術になります」
このシステムは菌やウイルスを遺伝物質のDNAやRNAから分解して滅菌する「すぐれモノ」。
4月から発売されます。
開発したのは新居浜市で電子回路のシステム設計や開発を手掛けるシーライブです。
シーライブ・鈴木康士社長:
「これはガスを発生するんですけど、ガスによって無菌状態を作ることができます」
このシステムで使うのは毒性が強い化学物質・ホルムアルデヒドを低い濃度にしたガス。
ガスは分解装置が人に無害な状態に戻します。
今、世界を覆うあのウイルスも撃退できるんです。
シーライブ・鈴木康士社長:
「COVID-19(新型コロナウイルス)ですね。そういう感染性のウイルス、これを完全に失活することができます」
新型コロナウイルスの減少率は国認定の検査では何と99.99%以上になり、有効と確認されました。
さらに年末から愛媛でも騒動になった「鳥インフルエンザ」の使用への期待も。
⚫︎このガスで菌やウイルスを滅菌する仕組みは…。
シーライブ・鈴木康士社長:
「これがDNAだとします。二重らせんのDNAだと。4つの塩基が水素結合してくっついているんですね。これがガスに触れると、こういうバラバラになってるのではないかと」
さらに、このシステムの優れたポイントは、空間全体を始めパソコンやUSBなどの精密機器まで滅菌できること。
これまでの方法は水分を含んだり酸化する作用があったりして精密機器に使えなかったんです。
さらに滅菌にかかる時間はこれまでのわずか4分の1に短縮。
このシステムは3月15日に「新居浜ものづくりブランド」に認定されました。
この技術の開発は2003年に人間のゲノムが解析されたことがきっかけでした。
⚫︎DNAを扱う技術はビジネスチャンス。
シーライブが中心となり東中予のものづくり企業6社の技術を集めて製品化にこぎつけました。
設計に携わった技術者・住友宏次さんも性能に太鼓判を押します。
SUMI CONSULTING・住友宏次代表:
「これは自信を持って提供できる商品だと思いますね」
この成果は去年10月に世界的科学雑誌「ネイチャー」に掲載され、一躍世界で注目される技術になりました。
シーライブ・鈴木康士社長:
「宇宙についてはNASAの話もありまして。人工衛星を打ち上げる前に完全な滅菌レベル、DNAフリーを実現して打ち上げたいという要求があります。千載一遇のチャンスだと思ってますので」
愛媛の企業が作り上げた技術は宇宙開発や医療、バイオ分野、これからの未来をターゲットにしています。