老ける人・若々しくなる人の差って何? 「75歳」から「やめたほうがいい」こと
ベストセラー『80歳の壁』などで知られる精神科医・和田秀樹さんの『75歳からやめて幸せになること 一気に老ける人、日ごとに若々しくなる人の差』(大和書房)が1月21日に発売された。
本書は、2022年年間ベストセラー総合1位『80歳の壁』の著者・和田秀樹さんの最新刊。
和田さんは、「人間を不健康に追いやる元凶中の元凶」は「我慢」だとしている。「世間の目が気になる」「テレビが言っていた」「医者が言っていた」「もう年だししかたがない」......そんな理由で不本意な物事を受け入れていると、老化のスピードは加速する一方だという。
元気な80代、90代、そして100歳を迎えるために必要なのは、「我慢しないこと」。いくつかのテーマに沿って、可能な限り老いを遅らせるために「やめたほうがいいこと」を解説している。
■75歳になったら「これ」をやめる(本書より)
・「予防医学の発想」をやめる――一定の年齢を超えると、血圧や血糖値はコントロールしすぎない
・粗食生活をやめる――食べたいものを我慢するリスク
・免許返納をやめる――「車をやめて自転車」は最悪の選択!
・「今さらの禁煙」をやめる――タバコをやめて効果がある年齢を過ぎたら
・医者を信じすぎるのをやめる――近所の開業医「その経歴」に注目すべき理由
・いらない薬をやめる――降圧剤と頭痛薬、やめたほうがいいのはどっち?
・お金の不安を持つのをやめる――「税金の元をとる」という意識
・うつ症状の放置をやめる――認知症とうつを見分ける「二つの質問」
・配偶者への依存をやめる――別行動の時間を作るメリット
・「子どもの言うことを聞く」のをやめる――第一にすべきは「後悔しないこと」
・認知症を恐れるのをやめる――3つの症状を理解して、「ただの老化現象」と受け入れる
高齢者専門の精神科医として30年みてきた著者だからこそわかる、目からウロコの生き方指南。いやなことはやめて、楽しいことだけをして、日ごとに若々しくなる人を目指そう。
■目次
はじめに 75歳から「これ」をやめたら「老い」は遅らせられる
第1章 今までの「健康法」をやめる
第2章 「我慢すること」をやめる
第3章 「医者の言いなり」をやめる
第4章 「脳を使わない生活」をやめる
第5章 「イライラ・クヨクヨ」をやめる
第6章 「老いるに任せる」をやめる
第7章 ストレスフルな人間関係をやめる
第8章 無理するのをやめる
終章 75歳からこれだけは!やっておきたい6つのこと
第2章 「我慢すること」をやめる
第3章 「医者の言いなり」をやめる
第4章 「脳を使わない生活」をやめる
第5章 「イライラ・クヨクヨ」をやめる
第6章 「老いるに任せる」をやめる
第7章 ストレスフルな人間関係をやめる
第8章 無理するのをやめる
終章 75歳からこれだけは!やっておきたい6つのこと
■和田秀樹さんプロフィール
わだ・ひでき/1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっている。『80歳の壁』『70歳の正解』『マスクを外す日のために』『感情バカ』『バカとは何か』(すべて幻冬舎新書)など著書多数。