世界の免疫強化スーパーフード、味噌+10選
NewsWeek より 220301
◆日本再発見
味噌は腸内環境を整え、不安や鬱の症状も軽減するとされる
「汝(なんじ)の食事を薬にし、汝の薬を食事にせよ」と古代ギリシャの医学者ヒポクラテスは言った。
本来は「薬」だった食品やハーブは、現代でも免疫アップ効果が期待できるとの研究結果もある。
今や日本を飛び越え、世界で健康食として認知されているのが味噌。ここでは世界各地から、味噌に加え、ターメリックやダークチョコレートなど、お墨付きのスーパーフードを合計11種紹介する。
01. 味噌 日本
日本人にはおなじみの発酵食品。定番は味噌汁だが、ソースやサラダのドレッシング、豆腐や野菜の料理に加えてもいい。味噌にもヨーグルトと同じように、腸内環境を改善する「善玉菌」のプロバイオティクスが含まれている。プロバイオティクスは不安や鬱の症状を軽減するなど、メンタルヘルス向上にも役立つと考えられている。
02. パパイヤ メキシコ
消化促進、抗炎症効果、強い抗酸化作用がある。特に発酵パパイヤ粉末は高齢者の甲状腺機能低下症や肝臓病の患者の酸化ストレスを軽減。パパイヤのエキスで癌と関連付けられるバイオマーカー(生理学的指標)が低下するとの研究結果も。
03. オレンジ 米フロリダ
免疫を強化するビタミンCが豊富で、体内でのコラーゲンの合成も助ける。コラーゲンは肌にハリと弾力を与え、髪や爪を強くするほか、消化を助け、運動後の関節の痛みを改善するとの研究結果もある。オレンジはまさに「天然のボトックス」かも?
04. ブルーベリー カナダ
ブルーベリーといえば「抗酸化」。ブルーベリーを食べれば、DNAのダメージ修復に効果があり、その結果、癌予防効果も期待できる。悪玉コレステロールを減らし、認知機能向上にも役立つという。サプリメントは子供の行動・思考・感情をコントロールする能力を助け、高齢者の協調運動(無意識に複数の部位や筋肉を動かして体の動きをうまくコントロールすること)を改善するとの研究結果も。
05. ダーククチョコレート パナマ
「汝(なんじ)の食事を薬にし、汝の薬を食事にせよ」と古代ギリシャの医学者ヒポクラテスは言った。
本来は「薬」だった食品やハーブは、現代でも免疫アップ効果が期待できるとの研究結果もある。
今や日本を飛び越え、世界で健康食として認知されているのが味噌。ここでは世界各地から、味噌に加え、ターメリックやダークチョコレートなど、お墨付きのスーパーフードを合計11種紹介する。
01. 味噌 日本
日本人にはおなじみの発酵食品。定番は味噌汁だが、ソースやサラダのドレッシング、豆腐や野菜の料理に加えてもいい。味噌にもヨーグルトと同じように、腸内環境を改善する「善玉菌」のプロバイオティクスが含まれている。プロバイオティクスは不安や鬱の症状を軽減するなど、メンタルヘルス向上にも役立つと考えられている。
02. パパイヤ メキシコ
消化促進、抗炎症効果、強い抗酸化作用がある。特に発酵パパイヤ粉末は高齢者の甲状腺機能低下症や肝臓病の患者の酸化ストレスを軽減。パパイヤのエキスで癌と関連付けられるバイオマーカー(生理学的指標)が低下するとの研究結果も。
03. オレンジ 米フロリダ
免疫を強化するビタミンCが豊富で、体内でのコラーゲンの合成も助ける。コラーゲンは肌にハリと弾力を与え、髪や爪を強くするほか、消化を助け、運動後の関節の痛みを改善するとの研究結果もある。オレンジはまさに「天然のボトックス」かも?
04. ブルーベリー カナダ
ブルーベリーといえば「抗酸化」。ブルーベリーを食べれば、DNAのダメージ修復に効果があり、その結果、癌予防効果も期待できる。悪玉コレステロールを減らし、認知機能向上にも役立つという。サプリメントは子供の行動・思考・感情をコントロールする能力を助け、高齢者の協調運動(無意識に複数の部位や筋肉を動かして体の動きをうまくコントロールすること)を改善するとの研究結果も。
05. ダーククチョコレート パナマ
カカオ豆に含まれるフラバノールは心臓疾患の予防にいいとされ、糖尿病のリスクを減らす可能性もある。また、ある研究によれば、伝統的なカカオ飲料を1日約5杯飲むパナマの先住民クナの人々は高血圧とは無縁だという。同様の効果を期待するなら、特にダークチョコレートがおすすめ。ミルクチョコレートの数倍のフラバノールが含まれている。
06. マッシュルーム フランス
不足しがちなビタミンDを多く含んでいる貴重な食品で、骨を丈夫に保つのに役立つ。慢性病の予防効果が期待できるカリウムや化合物も豊富だ。ある研究によれば、インスリンが分泌されにくくなり血糖コントロールがうまくいかない2型糖尿病を改善する可能性もあるという。
07. ザクロ エジプト
実の中にピンク味を帯びた赤い種子がぎっしり詰まっていることから多産や豊穣などのシンボルとされるザクロ。古来、抗菌作用があることでも知られ、古代エジプトではさまざまな感染症や腸内寄生虫の治療に使われた。現代の研究からは、果汁に抗ウイルス効果が期待できる。
08. ハイビスカス 南アフリカ
薬としての歴史は古く、「がく」の部分は数世紀にわたって高血圧の治療から肝臓の強化まで幅広く用いられてきた。種類も多く(数百とも数千とも)、ハーブとして使われるのはローゼル種。ハーブティーにして飲んだり、ジャムにしたり、乾燥させたものをマフィンやパンの生地に練り込んだりする。
09. アーモンド イラン
イラン原産でナッツ類の中でもダントツのスーパーフード。タンパク質と食物繊維の優れた補給源であるのに加え、細胞をダメージから守る抗酸化物質であるビタミンEも豊富に含まれている。免疫システムを強化することも分かっている。インフルエンザなどの病気から身を守る、頼もしい味方だ。
10. ターメリック インド
鮮やかなオレンジ色のスパイスは何千年もの間、香り付けにも薬用としても使われてきた。主成分であるクルクミンは強力な抗酸化作用と抗炎症作用がある。ある研究では、潰瘍性大腸炎の患者に従来の治療薬に加えてターメリックを投与すれば、再発防止に有効である可能性が示唆された。記憶力向上に効果が期待できるとの研究結果もある。
11. サムファイア オーストラリア
オーストラリア南部沿岸地域で見られる塩生植物で、塩分と水分を多く含む。ビタミンA、B、Cの宝庫で、規則正しい睡眠、組織の修復促進、体のデトックス(解毒)を助けると考えられている。そのままサラダにしてもいいし、アスパラガスのようにオリーブオイルやバターで炒めてもいい。
06. マッシュルーム フランス
不足しがちなビタミンDを多く含んでいる貴重な食品で、骨を丈夫に保つのに役立つ。慢性病の予防効果が期待できるカリウムや化合物も豊富だ。ある研究によれば、インスリンが分泌されにくくなり血糖コントロールがうまくいかない2型糖尿病を改善する可能性もあるという。
07. ザクロ エジプト
実の中にピンク味を帯びた赤い種子がぎっしり詰まっていることから多産や豊穣などのシンボルとされるザクロ。古来、抗菌作用があることでも知られ、古代エジプトではさまざまな感染症や腸内寄生虫の治療に使われた。現代の研究からは、果汁に抗ウイルス効果が期待できる。
08. ハイビスカス 南アフリカ
薬としての歴史は古く、「がく」の部分は数世紀にわたって高血圧の治療から肝臓の強化まで幅広く用いられてきた。種類も多く(数百とも数千とも)、ハーブとして使われるのはローゼル種。ハーブティーにして飲んだり、ジャムにしたり、乾燥させたものをマフィンやパンの生地に練り込んだりする。
09. アーモンド イラン
イラン原産でナッツ類の中でもダントツのスーパーフード。タンパク質と食物繊維の優れた補給源であるのに加え、細胞をダメージから守る抗酸化物質であるビタミンEも豊富に含まれている。免疫システムを強化することも分かっている。インフルエンザなどの病気から身を守る、頼もしい味方だ。
10. ターメリック インド
鮮やかなオレンジ色のスパイスは何千年もの間、香り付けにも薬用としても使われてきた。主成分であるクルクミンは強力な抗酸化作用と抗炎症作用がある。ある研究では、潰瘍性大腸炎の患者に従来の治療薬に加えてターメリックを投与すれば、再発防止に有効である可能性が示唆された。記憶力向上に効果が期待できるとの研究結果もある。
11. サムファイア オーストラリア
オーストラリア南部沿岸地域で見られる塩生植物で、塩分と水分を多く含む。ビタミンA、B、Cの宝庫で、規則正しい睡眠、組織の修復促進、体のデトックス(解毒)を助けると考えられている。そのままサラダにしてもいいし、アスパラガスのようにオリーブオイルやバターで炒めてもいい。