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「チコちゃんに叱られる」でズバリ解説 堀田秀吾教授が教える“不安との上手な付き合い方” 202309

2023-09-21 10:27:00 | 生活編

NHK「チコちゃんに叱られる」でズバリ解説 堀田秀吾教授が教える“不安との上手な付き合い方”
日刊ゲンダイDIGITAL  より 230921
 明治大学の堀田秀吾教授(C)日刊ゲンダイ


 NHKの人気番組「チコちゃんに叱られる」(9月15日放送)に出演した明治大学の心理言語学者・堀田秀吾教授は「不安は人類誕生から備わっている生き抜くための武器」だとして、“ピンチの際に行動を起こす準備を体にさせるもの”なので、うまく付き合おうと解説した。

 さらに、その具体的な方法として、「私はワクワクしている」と口に出して言ってみたり、元気な動きやヘンテコな動きをすることで、脳を勘違いさせ、不安を良質なパフォーマンスに転化するエクササイズを紹介した。

 放送では、番組ADクンと共に実践した面白おかしい動きが印象的だったが、発売中の堀田教授の著書📗「『不安』があなたを強くする 逆説のストレス対処法」(発行:日刊ゲンダイ/発売:講談社)では、その学術的根拠が示されている。
 その部分を紹介しよう。(※この記事は同書の内容を一部抜粋したものです)


■元気な動きをするだけで、楽しい気持ちになる
 私たちの感覚では、「こうしよう!」と脳が考え、その脳の思考によって体に命令が出され動作が実現されると思いがちです。そういう気持ちにならないから動き出すことができないーー。そう考えるかもしれません。しかし、実際は違います。

 脳科学者や心理学者の間では、体の動きを感じて意識が働き出すという考えが、今では常識になっています。たとえばジョギングを始めるとき、「走り出そうという意識」より先に、「体が動き始めている」のです。

 脳は、頭がい骨という真っ暗な密室に閉じ込められていて、体の器官から送られてくる情報を頼りに自分の状況を判断します。つまり、体が先、思考が後ということです。

 にわかには信じにくいことかもしれませんが,カリフォルニア大学のリベットらが行った実験で,動作を行う準備のために脳に送られる信号が,動作を行う意識の信号よりも350ミリ秒も早いことが示されているように,数々の実証実験によって証明されている事実なんです。

 ということは、体から「元気に動いている」という信号が脳に送られてくると、脳は「自分は今、元気なんだ」と判断し、だったら一層そうなるようにと、神経伝達物質(ドーパミンやアドレナリンなど)を送ろうとするわけです。

⚫︎しょんぼりした姿勢では気持ちも落ち込む?
 それを実証する面白い実験が、「元気な動きをすると楽しい気持ちになる」いう米サンフランシスコ州立大学のペパーらの研究です。
 実験では、110人の大学生を「背中を丸めてしょんぼりと縮こまった姿勢で歩くグループ」と「大きなスキップをするような動きで歩くグループ」に分け、アクション後に元気度(幸福感・絶望感、楽しい・悲しい記憶の想起など)を自己評価してもらいました。

 その結果、元気な動きのチームは元気度が大幅に向上。しょんぼりした姿勢のチームは、実験前の予備調査では元気度が高かった人たちですら、アクション後は元気度の大幅な低下が見られました。つまり、元気な動きは元気になり、しょげた動きは元気をなくさせるというわけです。

 この本の『悲しいときは素直に落ち込んだ方がいい』の章で触れた「フェイクスマイル」を覚えているでしょうか? 口角を上げ笑っているような表情をつくるだけで、実はストレスが軽減される。
 これは「笑顔だから私は楽しいのだ」と脳が勘違いし、気持ちが高揚していくから。同様に、「変な動きをするほど楽しいのだから、私は楽しいのだ」と脳が勘違いして気持ちが楽しくなっていくのです。

 いかがだろうか。「『不安』があなたを強くする 逆説のストレス対処法」でも、堀田教授が提唱しているように、不安をいたずらに悪いものだと考えず、ピンチを回避するためのものと捉え直し、上手に付き合う方法を知ることで、Q・O・L(クオリティ・オブ・ライフ)を向上させる一助となるだろう。ぜひ、参考にしてみてほしい。

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