あなたの知らない「天皇家」お金の秘密 天皇家の経済学/吉田祐二/洋泉社/2016
本書は、戦前の天皇家の財産を分析、突出した日本最大の財閥であると結論づけている。
戦後は、財閥解体で最も影響を受けたのが皇室資産であるとし、実質かなりの部分が、GHQに接収されたとしている。また、本書は、戦後、日本企業の株主構造が持ち合いになったのは、皇室財産だった株券を各企業が引き受けた結果であろうと、指摘している。
アメリカ政府が、日本政府に株主の持ち合いをやめるべきだという指摘をしたのは、戦前の皇室資産処理がなされていない、という意味だったのであろう。
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