閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

Fire生活経験談のほか、世相世情 💹📆、知的生産技術💻📱、書評📒について、書き綴ります。⏳

明治維新という名の洗脳 150年の呪縛はどう始まったのか?

2019年06月23日 | 書評 歴史

明治維新という名の洗脳 150年の呪縛はどう始まったのか?/苫米地英人/ビジネス社/2015

明治維新を実現した、薩長の獅子たちの動き、英仏の動きについて、金融の視点から俯瞰した読み物。
著者は、史料は読んで書いているようだが、巻末にあるのは年表のみ。
優れた歴史書は、読者や研究者に手がかりを残すと思っているが、本書は著者の見解に納得できる面はあるものの、再確認するための手がかりを示していない。それでも百田某が書いた本よりは数段まとも。
内容的にそうだと思える箇所が多い本だが、イングランド銀行の手先が、幕府側、倒幕側それぞれ誰だったのか、銀行に関してどの程度の知識を有する手先だったのかについて、言及すればさらに説得力が増す本となったように思う。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 田舎暮らしよりも都会での隠... | トップ | 批判ばかりする人は劣等感の塊 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿