社会を動かした個性 六人の人間像から/永井道雄/講談社現代新書/1965
永井道雄が選んだ六人に係わる、伝記本。
ただし、幣原喜重郎に係わる記述はまったくいただけない。
幣原喜重郎についての分析は、当時としては正当化できたかもしれないが、アメリカのルーズベルト政権にソビエトスパイが入り込み、ソビエトにとって日本とアメリカが戦争することが最も得する結果となることから、アメリカの中枢にいるソビエトスパイを使って日本を追い詰めるだけ追い詰めて大東亜戦争開戦となった経緯について、多くの歴史書が言及している以上、幣原喜重郎をこの本で絶賛することは的外れである。
著者は、日本国憲法が戦争放棄を謳ったフイリピン憲法と類似していること、マッカーサーが議会証言で日本が自衛のために開戦に踏み切ったことを知らずに、あるいは、これらの事実を知りながらあえて隠蔽する意図で平和憲法を絶賛する立場で書いているかもしれないことを私は疑っている。
永井道雄が選んだ六人に係わる、伝記本。
ただし、幣原喜重郎に係わる記述はまったくいただけない。
幣原喜重郎についての分析は、当時としては正当化できたかもしれないが、アメリカのルーズベルト政権にソビエトスパイが入り込み、ソビエトにとって日本とアメリカが戦争することが最も得する結果となることから、アメリカの中枢にいるソビエトスパイを使って日本を追い詰めるだけ追い詰めて大東亜戦争開戦となった経緯について、多くの歴史書が言及している以上、幣原喜重郎をこの本で絶賛することは的外れである。
著者は、日本国憲法が戦争放棄を謳ったフイリピン憲法と類似していること、マッカーサーが議会証言で日本が自衛のために開戦に踏み切ったことを知らずに、あるいは、これらの事実を知りながらあえて隠蔽する意図で平和憲法を絶賛する立場で書いているかもしれないことを私は疑っている。
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