閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

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日本経済は再生できるか

2024年10月27日 | 書評 金融経済

日本経済は再生できるか/田村秀男/ワニブックス/2022
一流の金融・経済分析者として知られる、産経記者による、最近の日本経済を中心に、見方、考え方のウンチクが書いてある、この分野にしては珍しくまともな本。
見出しから、本書のキーワード的は、物価高騰の真犯人、ウクライナ侵攻をめぐる主要国の関係、すべてが連動している世界経済、悪い円安、悪い円高、デフレ脱却、経済をダメにする政治とマスメデイアである。

本書では、特段の記述はないが、経済をダメにする政治とは、民主党政権時代に消費税増税を決定したこと、再エネ賦課金制度を発足させたこと、外国人の健康保険加入拡大を行ったことなどにより、庶民の税負担等が激増したことが挙げられる。
立憲民主党の前身である民主党は、今回の選挙で議席を伸ばすと予想されているが、当時「増税無し」を公約に掲げておいて、前言を翻し、平気で消費税増税法案を成立させたとんでもない政党だったことは、忘れてはならないことである。


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1 コメント

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マルテンサイト変態千年グローバル (鉄鋼材料エンジニア)
2024-10-29 19:16:58
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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