渡部昇一小論集成(上、下)/渡部昇一/大修館書店/2001
渡部昇一の各種雑誌等の寄稿記事を分野別にまとめ、再編集したもの。
学術研究の傍ら、日々気がついたことを丹念に纏め続けたことがわかる本である。
日本の大学教授は、論文すら書かず、世界の潮流から取り残された化石となりつつあるが、渡部昇一は、決してそんな学者ではなかった。そういうことがわかる。
老後の勉学の楽しみに、手に取って読むと、学ぶという世界の面白さを発見できるかもしれない。
タイトルは、格調高いが、内容は、そんなことはなく、一般人向けであり、渡部昇一は多方面において偉人の範疇に入る方であったと思う。
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