歴史に学ぶ知恵 時代を見通す力/副島隆彦/PHP研究所/2008
いささか自画自賛傾向な点を除けば、一見まともそうな歴史書。
ただし、著者の歴史観は参考になる点は多いものの、当該史料をきちんと読み込んで書いているかどうかはわからないが、出典・参考文献をまったく記すことない百田尚樹の「日本国紀」、一度も歴史書を書いたことがない西尾幹二が通史書としてまとめた「国民の歴史」よりは、歴史書としての価値がある。
皇国史観で歴史書を書くのであれば、日頃の言動、所作等に気をつけるのは当たり前のことであり、それすらできない人に通史を書く資格はない。
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