科学鑑定/石山いく夫/文春新書/1998
法医学の権威による法医学の入門書である。
しかし、内容は入門書にしてはやや専門的であり、高校程度の科学的知識しかない人にとっては難解かもしれないが、法医学の目的、歴史的な位置づけ、歴史的なトピックス、過去の技術水準などが簡潔に書かれてある。
法医学については、特殊な学問と捉える向きが多いと思うが、この本を読み、世の中の役にたっている法医学という学問を再認識した次第である。
この学問においては、理論と実践が密接であり、科学的なものの見方と鑑定技能が伴わなければ正しい鑑定を下すことはできないこと、過去の鑑定結果は現代に通用する手法と優れた技術によるものであることなど、技術者としては当たり前のことかもしれないが、普遍的なことを再発見させてくれたという点で、読んで損のない本である。
法医学の権威による法医学の入門書である。
しかし、内容は入門書にしてはやや専門的であり、高校程度の科学的知識しかない人にとっては難解かもしれないが、法医学の目的、歴史的な位置づけ、歴史的なトピックス、過去の技術水準などが簡潔に書かれてある。
法医学については、特殊な学問と捉える向きが多いと思うが、この本を読み、世の中の役にたっている法医学という学問を再認識した次第である。
この学問においては、理論と実践が密接であり、科学的なものの見方と鑑定技能が伴わなければ正しい鑑定を下すことはできないこと、過去の鑑定結果は現代に通用する手法と優れた技術によるものであることなど、技術者としては当たり前のことかもしれないが、普遍的なことを再発見させてくれたという点で、読んで損のない本である。
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