【公式】ヒバリクラブ 2021年1月13日 本来は政府が言うことだが:ワクチンは打つべきか?
マスクは効果があるのか? 武田邦彦先生のヒバリクラブのポッドキャストより 2021年1月14日
火のような色の馬の騎手
「すると,別の,火のような色の馬が出て来た。そして,それに乗っている者には,人々がむざんな殺し合いをするよう地から平和を取り去ることが許された。そして大きな剣が彼に与えられた」。
(黙示録・啓示 6:4)
この騎手は,戦争を表わしています。関係する2,3の国だけでなく全世界から平和を取り去る,という点に注目してください。
1914年には史上初の世界戦争が勃発しました。その後,さらに破壊的な第二次世界大戦が起きました。1914年以降の戦争や内戦による死者の総数は1億人を優に上回るとされており,それ以外にも膨大な数の人が重傷を負いました。
今日,戦争はどれほど広まっているでしょうか。歴史上初めてのこととして,人間は全人類を抹殺する能力を手に入れました。国連などの“平和維持組織”は,赤い馬の騎手を阻止できていません。
黒い馬の騎手
「見ると,見よ,黒い馬がいた。それに乗っている者は手にはかりを持っていた。そしてわたしは,四つの生き物の真ん中から出るかのような声が,『小麦一リットルは一デナリ,大麦三リットルは一デナリ。オリーブ油とぶどう酒を損なうな』と言うのを聞いた」。
『子羊が第3の封印を解いた時,私は第3の生き物が「来なさい!」と言うのを聞いた。見ていると,黒い馬が現れた。それに乗っている者は,はかりを持っていた。そして私は,4つの生き物の真ん中から出たような声がこう言うのを聞いた。「小麦1リットルは1デナリ,大麦3リットルは1デナリ。オリーブ油とぶどう酒を無駄に使ってはならない」』。
(黙示録・啓示 6:5,6)
この騎手は,飢きんを表わしています。
聖句によると,食糧が不足しているので,小麦1㍑の値段が1デナリもしています。それは,西暦1世紀の1日の賃金に相当する額です。
「労働者たちと1日1デナリで合意し,ブドウ園に行かせました」。
(マタイ 20:2)
同額で,小麦に劣るとされていた大麦なら3㍑買うことができます。しかし,その量で大家族をいつまで養えると言うのでしょうか。
そして当時,その文化圏で基本的な食料品だったオリーブ油やぶどう酒に言及することで,毎日食べる物さえ節約するようにとの警告がなされています。
1914年以来,この黒い馬の騎手が乗り進んでいる証拠は明らかです。20世紀には約7000万人が飢きんで死亡しました。
ある機関は,「2012年から2014年には,世界人口の約9分の1に相当する8億500万人が慢性的な栄養不良の状態にあった」としています。
また,別の報告によると,「毎年,飢きんによって,エイズとマラリアと結核による死者を合わせたよりも多くの人命が奪われている」とのことです。
飢えている人を養うために数々の誠実な取り組みがなされているにもかかわらず,黒い馬の騎手は依然として乗り進んでいます。
青ざめた馬の騎手
「見ると,見よ,青ざめた馬がいた。それに乗っている者には“死”という名があった。そして,ハデスが彼のすぐあとに従っていた。そして,地の四分の一に対する権威が彼らに与えられた。
長い剣と食糧不足と死の災厄をもって,また地の野獣によってそれを殺すためである」。
(黙示録・啓示 6:8)
第4の騎手は,疫病その他による死を表わしています。1914年からほどなくして,スペイン風邪で何千万もの人が亡くなりました。当時の人口の約3分の1に相当する5億人ほどがこのインフルエンザに感染したものと考えられています。
しかし,スペイン風邪はほんの始まりに過ぎませんでした。専門家の試算によると,20世紀には3億を上回る人が天然痘で亡くなりました。
医学の研究が進んでいるにもかかわらず,今日でも何百万もの人がエイズ,結核,マラリアなどで早死にしています。
戦争,飢きん,疫病のいずれによるとしても,結果は死です。「墓」は容赦なくその犠牲者を呑み込んでおり,何の希望も与えません。
より良い時代が待っている!へ続く>>>
身を守るための知恵
「人の魂のための贖い[身代金]はその富である。しかし,資力の乏しい者は叱責を聞かなかった」。
(格言・箴言 13:8)
富んでいることにはそれなりの利点がありますが,富が問題を引き起こす場合もあります。今の危険な時代においては特にそう言えます。
「このことを知っておきなさい。終わりの時代は困難で危機的な時になります。人々は自分を愛し,お金を愛し,自慢ばかりし,傲慢で,神や人を冒瀆し,親に従わず,感謝せず,
不忠実になります。自然な愛情を持たず,全く人に同意しようとせず,中傷し,自制心がなく,乱暴で,善いことを愛しません。 人を裏切り,強情で,思い上がり,神ではなく快楽を愛し,
信心深く見えても実際には神を敬っていません。こういう人たちから離れなさい」。
(テモテ第二 3:1~5)
ある地域では,富んでいる人たちや裕福に見える旅行者が泥棒や身代金目的の誘拐犯の標的となっています。
ある発展途上国の状況について,こう報じられています。
「強盗,詐欺,誘拐のゆえに,富裕層が貧困層に対抗処置を取るようになった。レストランは武装警備員を置いている。また,裕福な人の家は,壁に有刺鉄線を張り巡らし,投光器や防犯カメラ,
ガードマンを配備している」。
他の多くの国々でも同じようなことが生じています。
とはいえ聖書には,「資力の乏しい者は叱責を聞かない」,別の言い方をすれば,脅されることさえない,とあります。この優れた知恵の言葉から何を学べるでしょうか。
犯罪や暴力の多発する地域で暮らしているなら,あるいはそのような場所に行く必要があるなら,裕福そうな格好をして目立つことは避けなければなりません。
人前での服装や持ち物に注意を払いましょう。人目を引きそうな物を持っている場合は特にそう言えます。
箴言・格言 22章3節にはこうあります。「災いを見て身を隠す者は明敏である。しかし,経験のない者たちは進んで行って,必ず報いを身に受ける」。
「聡明な人は危険に気付いて身を隠すが,経験のない人たちは進んでいって当然の報いを受ける」。
(箴言・格言 22:3)
聖書に収められている知恵には,わたしたちの安全を願う創造者の気遣いが表われています。
伝道の書・コヘレトの言葉 7章12節が述べるとおり,そうした「知恵は身の守り」となります。知恵は「それを所有する者たちを生きつづけさせる」からです。
「お金は身の守りであり,知恵も身の守りである。しかし知識や知恵の利点は,人の命を保たせることだ」。
(伝道の書・コヘレトの言葉 7:12)