医療経営士のブログ

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清濁併せ呑む?

2024-04-08 | クリニック・事務長

こんにちは。

今年1月1日には能登沖地震、そして先週は台湾で大きな地震。

これまでも、さまざまな災害で罪のない多くの人々が犠牲になる、というニュースを見るたびに、

昭和世代の私は、「神も仏もないものか?!」と憤りを覚えます。

 

                   国土交通省HPより

 

ふと、若いころ、勤務先の先輩に人間関係の悩みを相談していて、言われた言葉を思い出しました。

     「善も悪も世の中には必要、悪がなければ善がわからないでしょ、

   光と暗闇も同じ。暗闇がなければ明るい光に感謝することもないでしょ」と。

そうなのですよね、私なんか単純なので、悪いことはすべて排除して、すべて善ばかりになれば世の中平和になる、

と思っていますから。

 

そして、自分の苦手を排除していくというのは間違っている、と教えてもらったのでした。

しかし、自分の思考傾向を変えていくのは、なかなか難しい。

人間誰しも、自分は正しいと思って行動し、自分の指針の中で善悪を判断してしまうので。

 

でも、この年になってわかってきたのは、自分の苦手に対して、

  「苦手だと意識してもいいので、それを排除せず、その存在も認めた上で共存すべき、

   つまり清濁併せ呑む?」 というもの。

すみません、ごく当たり前のことですよね。

 

そういえば、院長はこんなことを言ってました。

昔、とても苦しくて悩んでいた時、自分の手を見つめていて、

  「ずっと手の甲ばかりを見ていたけど、ひっくり返したら手のひらがあった。

   表側ばかりじゃなく、裏側もあるじゃないか」

と気付いて、気持ちを切り替えたとか。

 

最初の話から、どんどんずれてきてしまいましたが…。

世の中を0か100かで安易に判断せず、違った角度や方向から俯瞰して見る目を持ち、状況や背景などを把握した上で、

上手く折り合いをつけながら、上手く生きていかねばならない…ということでしょうか?

ただし、人の痛みがわかるピュアな心は大事にしなければと思います!

 

なんだか、とりとめのない話になってしまいました。

では、また。