みなさん、こんにちは。
先月3月8日は、「国際女性デー」だったそうです。
上智大の三浦教授、元鳥取県知事の片山氏らが、「地域からジェンダー平等研究会」を作っていて、
名前の通り、日本の各地域から男女平等実現を目指そうと活動。
今回、都道府県版ジェンダーギャップ指数を算出していて、それぞれの地域色が出ているようです。
ー地域からジェンダー平等研究会よりー
各分野での1位は次の通り。
政治は、女性首長が増えた 東京都
行政は、県管理職の2割、審議委員会の4割超が女性の 鳥取県
教育は、学校管理職の女性登用と4年制大学進学率の男女差が縮んだ 広島県
経済は、新たに就業率を指標に加えると 鳥取県 (男性も賃金が低い地域は男女平等率が高くなるそう)
ー地域からジェンダー平等研究会よりー
ところが世界全体で日本を見ると、OECD加盟国の29カ国中、ワースト3位だという。
首位はアイスランドで、上位4カ国は北欧諸国。下位2カ国は、トルコ・韓国。
ただし、日本と韓国の有給育児制度については、女性の社会進出に最も寛大な方針だと評価されているとか。
また、G7の中ではグラフの通り、各国との差は歴然としています。
2006年に同水準だったイタリア・フランスは、その後さまざまな制度を導入して右肩上がりに改善し、
日本だけが低迷し続けているよう。
ということは、日本も古くからの固定観念だからと諦めるのではなく、政策次第と言えるでしょうか。
なぜ、これほどまでに日本のジェンダーギャップが埋まらないのか、と私ごときが考えるまでもありませんが、
正直、「ブログに何を書こうかな~」と注視しているからこそ、「国際女性デー」に興味を持ったのであって、
私自身、身近なものとの認識が低いのは、否めません。
ただ、故緒方貞子さんのように、国際社会で活躍される日本女性を見ると、誇らしいですよね!
先日も、日本航空の社長に鳥取美津子さんがなられましたが、
女性の紹介で、CEOや社長といった肩書を目にすると、かっこいい~、頑張って~と、俄然応援したくなります。
先日の労働力不足の話ではありませんが、日本男女のジェンダーギャップが埋まっていくと、
ひょっとしたらその解決方法の一つになり得るかも…?
ー平凡社ー
ところで、女の子の育て方は、従来の「女らしさ」にとらわれない育て方が広がっているのに、
一方で、男女平等が日本よりはるかに進んでいるアメリカでさえ、「女らしくする男性」はよく思われないと。
そして、「有害な男らしさ」は、女性にとってだけでなく、男性にとっても有害であるという事実がある。
例えば、「助けを求めないのが男らしい」という意識は、男性の自殺率の高さに結び付くなど…。
この本の著者は、「有害な男らしさ」から男の子を守り、他人を傷つけずに、将来幸せな大人に育てるコツを、
自らの体験から語っているそうです。
ご興味のある方は、是非どうぞ。
この世に生を受けた誰もが、「1人の人」として尊厳が守られ、安全に生きていけるような世の中に…
と願わずにはいられません。