医療経営士のブログ

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蚊が人類を救う?

2024-04-26 | 日記

みなさん、こんにちは。

すっかり、暖かく、いや暑いと感じる日もある、今日この頃です。

この時期になると、ワンコのフィラリア対策のために、お薬をいただきに動物病院に行きます。

                                    

以前にもお話した、うちのワンコ「エリザベス」は道路で保護した後、我が家の庭に解き放してから、

自由気ままに暮らしております。

ただ、私しか触ることが出来ません、リードをつけるのも無理。

ですからお散歩には行けません、お庭が彼女のお散歩コースです。

でも、きちんとエアコンのついたお家はありますよ。(贅沢だと言われますが、これには事情があって…)

今までに2度、扉の隙間から外に出てしまって、「どうしよう~!」と青ざめたことがありますが、

逆に中に入れて欲しくて、扉の隙間から鼻を出し、外でじっと座っておりました。

それ以来、どんなに扉が開いていても、外出することはありません。危機管理能力に優れておりますから。

文字通りの「箱入り娘」です。

なので、1年に1回かかりつけの先生が来てくださり、

1年に1度だけ拘束されて、ブチュッと狂犬病やワクチン注射を受けています。

 

ちょっと脱線しましたが、そうです、そろそろ蚊の季節がやってきますよね。

蚊はデング熱やマラリアなどの感染症の病原体を媒介し、間接的に「人を最も多く殺している」と言われているそうです。

そこで、こうした「感染症を防ぐための蚊」をつくる世界最大の工場が、ブラジルに作られているとか。

どういうこと?

 

          ーBBC  NEWS  JAPANー

 

ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団が出資する、NPOのワールド・モスキート・プログラム(WMP)が建設中。

自然界に溢れている「ボルバキア」という細菌が、ウイルスの増殖を抑えることができるそうで、

その細菌に感染した蚊(ネッタイシマカ)を年間50億匹つくっていく。

それが地域で増えることで、人が刺されてもウイルスがうつされにくくなるという仕組み。

今後10年間で最大7000万人を守ることができると試算されていて、

インドネシアでは、ボルバキア蚊を放った地域では、そうでない地域に比べて、

デング熱の発生が77%、入院率も86%減ったそう。

もちろん課題もあるが、人類と蚊との戦いの決定打になるかもと?  ―以上、日経新聞よりー

 

デング熱、ジカ熱、日本脳炎、マラリアなどの蚊媒介感染症は、地球温暖化に伴って感染地域が拡大し、

感染者は年々増加している。

今後日本も温暖化が進んで、蚊が一年中活動できるようになると、

こうした感染症が流行する可能性が、高くなってくると懸念されます。

いや~、世界中のみなさん、もう感染症はこりごりですよね。

 

まさに「毒をもって毒を制す」と同じく、「蚊をもって蚊を制す」なのですね!

「ボルバキア蚊さん」頼みます!