みなさん、こんにちは。
すっかり、暖かく、いや暑いと感じる日もある、今日この頃です。
この時期になると、ワンコのフィラリア対策のために、お薬をいただきに動物病院に行きます。
以前にもお話した、うちのワンコ「エリザベス」は道路で保護した後、我が家の庭に解き放してから、
自由気ままに暮らしております。
ただ、私しか触ることが出来ません、リードをつけるのも無理。
ですからお散歩には行けません、お庭が彼女のお散歩コースです。
でも、きちんとエアコンのついたお家はありますよ。(贅沢だと言われますが、これには事情があって…)
今までに2度、扉の隙間から外に出てしまって、「どうしよう~!」と青ざめたことがありますが、
逆に中に入れて欲しくて、扉の隙間から鼻を出し、外でじっと座っておりました。
それ以来、どんなに扉が開いていても、外出することはありません。危機管理能力に優れておりますから。
文字通りの「箱入り娘」です。
なので、1年に1回かかりつけの先生が来てくださり、
1年に1度だけ拘束されて、ブチュッと狂犬病やワクチン注射を受けています。
ちょっと脱線しましたが、そうです、そろそろ蚊の季節がやってきますよね。
蚊はデング熱やマラリアなどの感染症の病原体を媒介し、間接的に「人を最も多く殺している」と言われているそうです。
そこで、こうした「感染症を防ぐための蚊」をつくる世界最大の工場が、ブラジルに作られているとか。
どういうこと?
ーBBC NEWS JAPANー
ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団が出資する、NPOのワールド・モスキート・プログラム(WMP)が建設中。
自然界に溢れている「ボルバキア」という細菌が、ウイルスの増殖を抑えることができるそうで、
その細菌に感染した蚊(ネッタイシマカ)を年間50億匹つくっていく。
それが地域で増えることで、人が刺されてもウイルスがうつされにくくなるという仕組み。
今後10年間で最大7000万人を守ることができると試算されていて、
インドネシアでは、ボルバキア蚊を放った地域では、そうでない地域に比べて、
デング熱の発生が77%、入院率も86%減ったそう。
もちろん課題もあるが、人類と蚊との戦いの決定打になるかもと? ―以上、日経新聞よりー
デング熱、ジカ熱、日本脳炎、マラリアなどの蚊媒介感染症は、地球温暖化に伴って感染地域が拡大し、
感染者は年々増加している。
今後日本も温暖化が進んで、蚊が一年中活動できるようになると、
こうした感染症が流行する可能性が、高くなってくると懸念されます。
いや~、世界中のみなさん、もう感染症はこりごりですよね。
まさに「毒をもって毒を制す」と同じく、「蚊をもって蚊を制す」なのですね!
「ボルバキア蚊さん」頼みます!