こんにちは。
平成3年の開院以来、この3月で10万人の患者さんが来院してくださいました。
診察券番号で、一桁や二桁の方を見ることは、ほとんど無くなりましたが、三桁の方は時々目にすることがあります。
その方たちは、平成4年の2月頃までに初来院されているでしょうから、もう30年以上通ってくださっています。
ありがたいです。
患者さんもそうですが、当院でもさまざまな業者の方達とお付き合いさせていただいています。
その中に、開院以来ずっとつながりを持っている、整形外科ならではの義肢や装具の製作所があります。
今は二代目の方が継承されていて、週2回来てくださっているのですが、
そのご夫婦が…。
ーFreepikー
いつも、いつも、笑顔なのです!
「どうして、そんなにいつもニコニコしてるん?」と、院長が尋ねるくらいです。
でも、それはお二人にとって特別なのではなく、普通のことなのでしょう、返答しようがなくてお困りのご様子でした。
ーFreepikー
私自身、気分が落ち込んでいたり、忙しくてバタバタしたりしている時に、このご夫婦にお会いすると、
心が柔らかく、ほぐれてくるのですから不思議です。
自分自身、「そんなに、気忙しくカリカリしなくってもいいでしょう!」と、思わず我に返るというか…。
そして、自然に笑顔になっています。
まさに、リラクゼーションのお二人です。
ーFreepikー
でも、以前奥様とゆっくりお話した時に、お二人ともが体調を壊したり、ご家族の心配事があったりと、
それこそ大変なこともあるとおっしゃっていました。
それでも、全く表情に出さず、いつも笑顔のお二人には、本当に頭が下がります。
医療は、営利を目的としないサービス業と言われますが、心身に痛みを抱えて来院される方々に対応するという、
どの業種にもないホスピタリティが求められます。
家族や自分にどんな事情があろうとも、どんなに忙しくても、医療現場に立つ限りにおいては、
「いつも笑顔で接することができるような医療人にならないと…」と思います。
この、ご夫婦のように!