正倉院展へ行って来た。
何十年ぶりかだ。
何十年前には何度か行ったなあとうすい記憶を辿る。
その時は、人が一杯で見るのが大変で、
往生した覚えがおぼろげながらあるが、
今回行ったら、それに輪をかけて人が一杯で驚いた。
修学旅行生らしい制服を着た少年少女、
観光バスで来ているおばちゃん軍団、団体のジジババ、
その他で身動きならない。
入り口に何重もの列が出来ていて、それが動かない。
中に入ったら入ったで、
ガラスケースの前に人垣が出来ていて、それが動かない。
人垣と言うより、
ものすごい人数の人々がどこにも山のようにいて、
それが動かない。
どこに何があるのか、背伸びしても見られない。
まあちょうど混雑する時間帯だったのだろうが、
こんなにすごい展覧会もあまりないだろう。どうなってるんだ。
見終えて出て来た時には、入り口には列が出来ていなかったから、
私たちの入った時の間が悪かったのだろう。
それにしても驚き、たじろいだ。
奈良という街は、
近鉄奈良駅で下りたらそこは相変わらずのんびりとした、
人のいないのどかな地帯である。
けれども、奈良国立博物館の一帯だけが人工密度が極端に高い。
えらい差の激しいところだ。
ところで、博物館に行って来たついでに、
隣りの興福寺へも行って来た。
ここで、北円堂の特別公開が行われていたので、
一挙両得というわけでなだれ込んだのだ。
ここには運慶作のムチャクセシン像、天蓋などがあるのだ。
ここも団体客などの観覧者が結構多い。
奈良、稼いでるな、という感じだ。
そして国宝館へも行き、久しぶりに阿修羅像に会ってきた。
前回とは場所が変わっており、
折々に展示方法を変えるのだなと思った。
今回は他の八部衆と同じ場所で、
明るいライトに照らされて、良く見ることが出来た。
じっくり見ると、ますます好きになった♪
トラブルがないことはなかったが、
コストパフォーマンスの高い奈良行きだったと言えるだろう。
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