感じるままに・・大人の独り言

日頃感じる事や、国内外の行く先々の美味しいグルメや観光スポットを独自の目線と本音で発信して行きたいです。

「記憶に刻まれる香り(-.-)y-゜゜゜」〜甘い香りに魅せられて…

2017-04-05 22:13:00 | 大人の独り言
先日、掛かり付けの病院で一人の男性とスレ違った。その途端、昔懐かしいアラミスの香りがフワッと漂い、私は思わず振り返ってその男性の後ろ姿に見入ってしまった。

その後ろ姿は、きちんとお手入れされ整えられた髪の毛と、一目で上質と見てとれる装いが、その男性のクラスを物語っている様に思えた。そして、何よりその男性が上ってきた階段に残されたアラミスの残り香が、その男性の姿が無くなっているにも関わらず、その男性の存在を自己主張している様に感じられた。

階段を一段一段降りる毎に、アラミスの香りが私にまとわりつき、遠い昔にフィードバックさせる…
アラミスの残り香がまるで魔法の媚薬の様に思える瞬間だった(-.-)y-゜゜゜

私が独身時代、お洒落なメンズは皆アラミスやダンヒルのトワレを愛用していたものだ🎵
だから、それらをつけているだけでポイントが上がったと言っても良いくらい、このトワレはお洒落なメンズの必須アイテムだった👍



ウチの職場にいるお掃除スタッフの一人に、70をとっくに過ぎているのにとってもお洒落なオバサマがいる。

彼女は波乱万丈の人生を送って来たみたいで、名古屋のお嬢様学校を卒業した後、不動産会社経営のご主人と結婚。
バブル期には贅沢三昧の暮らしを送って来たらしいが、その後離婚され、今は別の男性と再婚。
70歳を過ぎた今も、清掃のお仕事をされて生計を立てている。

元はセレブ夫人だけあってスタイルも良く、髪の毛もきちんとセットされていて、ネイルも毎日塗り替えているらしい🎵
その美に拘る姿勢には、頭が下がる。

私服姿なんて、何処かの女優さんみたいに若々しく綺麗で本当にセンスも良いのだ👍

その彼女が愛用しているのが、シャネルの5番。
彼女が通った後は、シャネルの5番の残り香が漂っているのですぐ分かる(^^)d


三重は田舎だからか、女性でもフレグランスを愛用している人が少なく、だからこそトワレを使っている人に出会うと、何だかときめいてしまう(*^^*)

昨年の夏にパースに行った際には、老若男女共にトワレを使っている人が多くてビックリしたが、大人の男女に共通して言えるのは、上手に自分を印象づける手段としてトワレを使っていると言うところかもしれないと思った。
気に入ったトワレを使用するのは、自己主張の1つだと私は思ってる。

今は亡きマリリン・モンローが記者会見で夜寝る時は何を着るのか聞かれて、「シャネルの5番」と答えたのは余りにも有名な話🎵
女子力も高く、美的センスの偏差値も高かったモンロークラスになると、フレグランスはお洋服と同じで" つける "のではなくて、まさに" まとう "ものなのだろう。


私が好きな漫画家、一条ゆかりの作品には、大人の男女の恋愛ストーリーが多いのだけど、彼女の作品の中に、上手に不倫を楽しんでいる男性が、妻に不倫相手と同じトワレをプレゼントしていると言うくだりがあり、つまり、妻に送ったフレグランスの数だけ浮気相手がいたと言うわけだ、、(^^;

確かに浮気相手と妻が同じフレグランスを使っていたとしたら、浮気している事もばれにくいかもね、、(((^^;)

遊び慣れてる男性は、フレグランスをこんな風に利用しちゃうって事もあるのだろう。

香りは音楽や風と同じで、その時々にその人の記憶に刻まれるものだと思う。

だから、時を隔てて忘れていたとしても、ある日ふいに記憶に刻まれた香りに出会った途端、刻み込まれた時代が瞬時に甦って来るのだ。鮮やかに、、、

名古屋に住んでいた頃、東京に転勤になって久しく疎遠になっていたBFから、ある日突然電話がかかって来た。
彼曰く、「今日街で、君と同じ香りをつけている女性とスレ違って、君を思い出して恋しくなった」と言われた。
香りは確実に記憶に刻まれるのだ🎵

私はフレグランスを愛用している人が、好みにもよるが、個人的には好きだな✨
私自身もカルバン・クラインやプラダの甘い香りに包まれていると、恍惚とした自分に陥ってしまう。

大昔、少女だった頃に憧れていた小林麻美が出てた資生堂のコマーシャルのフレーズに、「あっ、気持ちが 動いてる。たった今、恋をしそう」と言うのがあったが、街でスレ違ったお洒落な大人の男性が、良い香りを漂わせていたとしたら、その残り香に包まれた時、そんな気持ちになるのかもしれない。


因みに小林麻美は、ディオールの" ディオリッシモ "と言う、沈丁花に似た香りのトワレを愛用しているらしい。
遠い昔、彼女の真似をしてこのトワレをつけようと思ったのだけど、残念ながら私の好みの香りとは違ってて、諦めた思い出があるが、、(^^;