感じるままに・・大人の独り言

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与謝野晶子も愛した円山公園の「祇園の垂れ桜🌸」〜日中編

2017-04-17 22:39:00 | 観光・オススメスポット(京都、他県)
京都滞在3日目の4月8日の日も、お天気は雨が降ったり止んだりのすっきりしない1日だった。そんな空模様だったこともあり、この日もお出掛けは夕方からすることにした。

そして何処の桜を見に行こうか散々迷って、前日の7日に清水寺の帰りに寄ろうと思っていて行けなかった円山公園の桜を見に行く事に(^^;

円山公園は、清水寺から八坂神社、知恩院と続く散策コースの途中にある公園で、京都の桜の名所としても名高い公園である。
園内には、ソメイヨシノ、山桜、ヤエシダザクラ等約680本が植樹されているそうだ。

丁度2年前にバスツアーでお花見に来た時のコースにも円山公園がセットになっていたのだけど、その年の桜は開花が早く見頃も過ぎていて、既に散りかけている残念な状態だった(/_;)/~~

だから、今回はどうしてもその時のリベンジで満開の桜を見たかったのだ(^o^;)

息子のマンションから市バスに乗って祇園で降りた私は、八坂神社の正門からではなく、満開の桜に吸い寄せられる様に左側の公園の入り口から入って行った。
満開の桜で一杯の公園の様子↓


2年前もそうだったが、「お天気が良ければなぁ、、晴れ女返上しなきゃいけないかも、、(・・;)」なんて嘆きながら公園内に向かって歩いて行くと、屋台も沢山出ていて、雨にも関わらずスゴい人出だった。


桜並木を楽しみながら歩いて行った先に、一際スゴい黒山の人だかりがあるのが見えて来て、そこにあったのが、かの有名な「祇園の垂れ桜」だった🌸こちら↓


小高い丘の上に見事に咲き誇っている「祇園の垂れ桜」。明治から大正にかけて活躍した歌人・与謝野晶子も愛したと言われているだけあって、他の桜にはない独特の存在感とオーラを醸し出している。

高台寺の垂れ桜が上品で貴婦人の様なイメージだとしたら、こちらの垂れ桜は艶かしくて妖艶な椿姫の様なイメージがした。


暫しこの素晴らしい垂れ桜を見上げて時間を忘れて過ごした私は、ライトアップされた後にこの「祇園の垂れ桜」がどの様に変わるのかを絶対に見なきゃ(^^)dと、再び来る事を決意し、心が掻き立てられる様な気持ちのままその場を離れた。

奥に向かって更に歩いて行くと、敷地内は満開の桜の競演と言って良いくらい、誇らしげに咲く桜で一杯だった💕


坂本龍馬と中岡慎太郎の銅像もあった↓




ここの桜は一本一本が違う表情をしていて、まるで人の魂が宿っている様な艶かしい色気を感じた。


園内の桜を見ていると、何故か" はんなり "と言う形容詞が私の頭の中に浮かんで来た。
京都の町並みが、桜自体にも魂を宿らせ人格化させてしまう様に思える。

京都の桜が格別で素晴らしいのは、そのせいかもしれないと思わずにいられなかった。


与謝野晶子の歌にこんな歌がある。

" 清水へ 祇園をよぎる 桜月夜 こよひ逢う人 みな美しき "

桜の朧月夜、清水へ行こうと祇園をよぎって行くと月も桜も美しい。私の心が浮き立っているせいか行き逢う人がみな美しく見えた。

与謝野鉄幹に恋している気持ちが桜の美しさに助長され、目に入る全てが美しいと心踊る様な恋心を詠んだものだろう。

桜を見ているといつも惑わされそうになってしまうのだけど、円山公園の桜は更に一層その効果が強い様に思ってしまうのは、私だけだろうか。

お昼間に円山公園で撮った写真の中でも一番好きな写真がこちら↓


インスタグラムに投稿したら、フォロワーが急増した(^o^;)

公園内を一通り見て回った後、日が落ちてからライトアップされた「祇園の垂れ桜」をもう一度見に来るべく、それまでの時間、ガイドブックで目星をつけておいたこの近くの「二軒茶屋」に行くことにした👍
次回に続く。