感じるままに・・大人の独り言

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昭和の思い出⑧-2「金髪リーゼントのバルタンとの思い出🌠(後半編)」

2017-08-10 22:41:00 | 昭和の思い出
私が高校生になって直ぐ、JRの通学電車で出会った2つ上の他校の3年生だった金髪リーゼントのヤンキー" バルタン "は、何故か理由は分からず仕舞いだったが、私を見つけると「魔女、おはよう!」、「魔女、バイバイ✋」と挨拶をしてくる様になった( ̄▽ ̄;)


最初の内は気付かないふりを通して避けてばかりいた私だったが、ある日のこと、よりにもよってバルタンとバッタリ電車の中で鉢合わせとなってしまった、、(゜O゜;

「魔女、おはよう!」と、いつもの如く目の前で挨拶をされてしまった私f(^^;
「ウウッ、逃げられない、、」と観念して、人一倍背の近かったバルタンを見上げる形で目と目があった瞬間、私の目に飛び込んで来たのは片方の眉毛が半分無い、なんとも間の抜けた情けないお顔のバルタンだった(((^^;)
きっと眉剃りに失敗したのだろう、、

彼の顔をまともに見たのはこの時が初めてだったが、余りにも可笑しくて、思わずクスッと吹き出してしまっ私、、(;゜∇゜)


ハッと我に返って怒られちゃうんじゃないかと一瞬固まってしまったのだけど、当のバルタンと言えば、「魔女が笑ったぁ〜(*^O^*)」なんて、顔をクシャクシャにして大喜びしているのだ、、( ̄▽ ̄;)

その顔を恐る恐る二度見した私は、「なぁんだ、ちっとも怖くないじゃんヽ(^。^)ノ」と、現金な事にそれからは、バルタンに恐怖を感じる事がなくなってしまったのである(*^.^*)

それどころかバルタンは、各校の不良達を統率して恐れられていたにも拘らず、いつも優しい笑顔だっし、とりたてて話しかけて来る訳でもなく、礼儀正しく挨拶をするだけだったf(^_^;

私が同級生と他校の生徒に絡まれていたりすると、何処からともなく現れてはその子達を追っ払ってくれるし、他の子分や不良仲間達にも「この子らをいじめんなよ(`へ´*)ノ」なんて釘を指していたらしく、皆に恐れられていた不良達でさえ私達が近付いて来るとサッと道を開けて通してくれて、しかも挨拶までしてくれるのだf(^^;


なので、バルタンのお陰?なのか、その後は怖い目に遇うこともなく、快適な通学生活を満喫出来ていた私🎵

バルタンはいつの間にか、私の中で「正義の味方」に近い存在に変わっていった👍

そうして1年生の3学期になって卒業式が近づくにつれ、JRに乗り合わせていた3年生達の姿も日に日に見る機会が減って行った。

卒業式の日だったと思うが、久し振りにバルタンの姿を見かけたなって思っていたら、帰りの電車で、「魔女、バイバイ✋元気でな」と、いつもの優しい笑顔で最後のご挨拶をして来たバルタン。

この時ばかりは私も手を振り返したが、悲しいかな何も言葉が出て来なかった(ToT)


そして、バルタンを乗せた電車が見えなくなるのを見送りながら、もうこれでバルタンとも会えないんだなと思うと、一抹の寂しさが込み上げて来て、「ありがとう」って言えば良かったな、、とひたすら後悔した(/_;)

年度が変わり、2年生になった私は、バルタンのいなくなった通学電車の中で、時折バルタンの事を思い出しては懐かしくなった事を覚えてる。

人は見かけによらない。今でも、ヤンキー自体は決して好きじゃあないが、例え金髪リーゼントにしてても、見かけよりは良い人もきっと沢山いる筈である。

ヤンキーに限らずも、人は見掛けで判断してはいけないと言う事を、バルタンから教わった気がする。
だけど、幾つになっても私ってばホント学習能力無いんだよね、、

昨日の記事でもエラソーに「良心に恥じない生き方をしよう」と言ってはいるものの、いまだにバチが当たりまくってて、成長してないなぁと、日々反省の毎日なのが現実だ( ̄▽ ̄;)

バルタンは今頃は、きっとイイオジサンになって、若い子達を" 統率 "してリーダーシップを発揮し、上手にまとめているのかもしれない。
昔の様に(*^.^*)

金髪リーゼント・バルタンは、私の中の青春の一頁として今も鮮やかに刻まれている🌠
あの時のまま、色あせることなく…