感じるままに・・大人の独り言

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2017.12月の回想記⑥「京都 嵐山 花灯路・嵐山の名園 大河内山荘」

2018-02-06 22:44:00 | 観光・オススメスポット(京都、他県)
2017年の12月15日、京都の嵐山 の花灯路を観に出掛けた私は、ライトアップされた竹林の小径を抜けた後、前から行ってみたかった「大河内山荘」のライトアップを観に行く事に✌️
正門前の入り口がこちら↓


大河内山荘は、小倉山の桂川(保津川)に面した麓にある、映画俳優だった故大河内傳次郎【おおこうちでんじろう】の邸宅である。
30年と言う年月をかけて少しずつ造り上げ、完成したのが今の大河内山荘なのだそうだ。

正門を入って直ぐの受付を通り過ぎ、邸宅に入って行く入り口がこちら↓


暗いので、周りがよく見えなかったのだけど、緩やかな上り坂を歩いて行く↓


すると木々の上に傳次郎が1941年から晩年まで過ごした大乗閣に続く中門が見えて来た↓


頑丈な木で出来た中門がこちら↓


大乗閣がこちら↓


大乗閣は、寝殿造、書院造、数寄屋造に日本の伝統的な民家の様式を複合させた独特の意匠の建物との事。


その前には芝が植えられた広場が広がっていて、周囲にはモミジ、サクラ、マツなどの高木が植えられ、軽快な感じの空間となっているらしい🌠
春や秋の季節のお昼間に来てみたいもんだ(*^。^*)

また、大乗閣前からは遠く東山や比叡山が眺められ、振り返ると背後には嵐山の景観が⛰️
東と西の山並みが同時に眺められるという、珍しい構図となっているのだそう。とにかく、真っ暗でよく見えなかったのが本当に残念だった💦


大乗閣を後にすると、こんな石畳の小道が続いて行く↓
人工的と言うよりは、自然を生かした石で作られていて、その両脇の庭木の美しさとのコラボレーションは暗闇の中でも際立っていた🌠


園路を進むと、白砂が敷かれ低いマツが植えられた枯山水のような空間の中に、仏像を安置した持仏堂が現れる。




ライトアップされたこの石畳の道のなんと風情がある事だろう🌠


それを過ぎると、次は一面にコケが敷き詰められ、落ち着いた空間の中に建てられた茶室・滴水庵にたどり着く。



庭の片隅に一定感覚で置かれている竹で作った灯籠が素敵だった👍






滴水庵を眺めながらさらに園路を上って行く。


石畳の両脇にも竹で作った灯籠が↓


とにかくロマンチックな空間で、こんな素敵なお庭をオバサン一人で歩くのって、何だか侘しく感じられるくらいだった^_^;


石畳の傾斜を登りきると、保津峡を挟んだ嵐山と小倉山のパノラマが展開する。


こちらには、ここから見える景色の説明が描かれている↓


このスポットには、若いカップルが何組かいた🌠
私も若い頃に戻りたいもんだf(^^;


大河内山荘の庭園は、回遊式借景庭園で、広大な敷地には数多くの松、桜、楓が四季を彩るのだそう🌸

そしてここは、古来からの名所という立地を活かし、嵐山の景勝を取り込んだ傳次郎の感性と、30年にわたる長年の工夫によって作られた名園そのものなのである。
生涯をかけてこれ程の広大で素晴らしい庭園を作ってしまうなんて、まさに男のロマンそのものだと思ってしまった👍

嵐山は京都の中でも別格だと、来れば来る程その魅力に引き込まれてしまう。
そんな素晴らしい場所の、これ程の邸宅に住めたらどんなに素敵な毎日を暮らせるだろうか、、
もしもここで、四季折々の草花を愛でながら老後を過ごせる事が出来たら…どんなにか良いだろうなぁ。


所在地:〒616-8395 京都市右京区嵯峨小倉山
TEL:075-872-2233
文化財:大河内山荘 中門・大乗閣・持仏堂・滴水庵(国・登録有形文化財)
料金:中高生以上 1,000円(抹茶付)、 小学生 500円
時間:9:00~17:00
駐車場:有り(20台、無料 バスは不可)
交通アクセス:JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」下車、徒歩15分、 京福電車「嵐山駅」下車、徒歩15分、 阪急電車「嵐山駅」下車、徒歩18分、 市バス「野々宮バス停」下車、徒歩10分