10日の房日より。少しわかりにくいですが

10日の地元の房日新聞より。


会計検査院は、昨年度の決算検査報告で。
厚生労働省緊急地域雇用創出特別交付金をもとの財源として、千葉県のふるさと雇用再生特別基金事業があります。その補助金が、


館山市の地域資源を活用した体験観光推進事業


に交付されたことに対し、同事業の収入について、会計検査院が指摘。指摘はその収入の扱いのようです。

その収入は、同事業内のレンタサイクル事業で生じたもので、収入はサイクル事業に必要な経費として処理。しかし、会計検査院は事業内の収入であり、精算をすべきと判断したようです。



まず、この記事をきちんと理解できる方はすごいです。
私も最初みたときに、わかりづらいと思いました。

私は事業そのものの詳細よりも、入り口の部分で問題が生じていると思います。
そもそも、現在の経済雇用情勢が厳しい中、事業を行う会社・団体で必要な経費、特に人件費や、その事業に必要な物品購入など、補填を要する補助金だと思われます。
その上で、会計検査院の判断はやむ得ないと思います。
この補助金を出す側、受ける側に問題がなかったか。
私は、国と県の補助金の名目と、館山市が行った事業が、明らかに、畑違いだったように思います。

館山市はこの事業を、渚のまちづくり会議に委託。コミュニティビジネスに関する団体さんのようですが、新聞紙面を見る限り、雇用対策でなく、地域観光施策のように見受けます。

もし、この体験観光推進事業の継続であれば、国土交通省または総務省に該当する補助事業を探す必要性があります。

幅がひろい市民活動・地域活動に関する補助制度を受けていれば、このような、指摘はないように思います。


でも、これが補助金の弊害なんです。
地方でやりたいことがあっても、国や県のモデルに沿ったものでなければ、お金を出さない。これでは、いつまでも地方分権や地域主権が進まないと思います。

今回取り上げたケースは、補助金が地方の自主性が育たない、参考ケースになると思います。

11月の南房総市の広報誌

毎月第二木曜に発行される南房総市の広報誌。
表紙は三芳中学校の生徒さんの作品の夏カレーです。

紙面は半数近く、学校給食について。特にご飯を完全給食として、取り上げています。


私の地元の富山地域の統合する小学校の新しい校章デザインの募集。詳細は南房総市教育委員会の学校再編推進課へ。


市内小中学校の子供さんによる、環境ポスター・環境標語コンテストの入賞作品の紹介。


法務局館山支局の業務に変更。→来年1月23日より、会社・法人の登記事務が千葉の本局に取り扱い先が変わります。ただし、会社・法人の証明書の発行、不動産の登記事務はいままで通り、館山支局で。


11月25日14時から、長狭高校文化ホールで、キャリア教育に関する公開シンポジウムがあります。


12月9日に千葉弁護士会による障害者・高齢者の人権・法律110番の相談受付をするそうです。


市民活動団体の紹介は、和田地域の真浦天畑保存会を取り上げています。



南房総市のサイトからでも広報誌の掲載内容は見ることができます。

館山市長、坂田の件を容認

本日11月10日の千葉日報紙面より。

11月9日、記者会見を開いた館山市の金丸市長が、


坂田の残土埋め立て計画の容認


を事実上、明らかにしました。


先月31日の坂田を含めた西岬地区区長会連合会での、業者による説明会が、手続きに必要な当該地区住民への説明会と位置づけること。

一部の地元住民から出されている計画の反対署名が三分の一であり、計画への反対は少数意見であること。


以上が、計画を容認する理由だそうです。

自治体の首長、政治家の発言としては、きわめて重大なものです。



31日の説明会は、参加ができる一部の方が、参加を拒否され、非公開で行われたこと。

反対署名が多くないから、これらは少数意見であること。


以上のことを踏まえても、容認とした理由を明確にすべきであります。


私含め、坂田の件について、不安視している点として、


協定書の非公開含め、きちんとした情報公開がされていないこと。

実際に運ばれる残土の状態がどうなっているのか。


これらを責任をもって、公表することが、同問題を解決できるための最低限のことだと思います。


私は重ねて、直接の地元住民ではないので、口を挟む立場ではありませんが、少なくとも、来る12月の館山市議会では、この問題について、疑問・不安視をしている点を解消できるような、金丸市長はじめ、関係者の説明を強く希望したい。

それができなければ、ルールにしたがって、民意を問う機会が必要が求められると思います。