職場にて式典終了後、生花をみんなで分け、自宅へ持ち帰ってきた。
帰宅後、娘(もう中3!)に渡したところ…
『うゎっ、ママの匂いだー』
最初は、何を言っているのか分からなかった。
妻が使っていた香水?
いや、違う。
何だ?
持ち帰った私が気付かない何かがあるのか?
分かった。
ユリの花の匂いだ。
すぐさま、娘本人が分析。
『この匂い、ママのお葬式の時の匂いだ』
当時、娘は幼稚園の年長さん。
あれから、8年以上経過。
匂いの記憶って、鮮明に残るもんだナァ。
甦ってしまった記憶を、娘はどう感じたのだろう。
もう、ユリの花を自宅へ持ち帰るのはやめようと思った。
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