田んぼでは、稲刈りが済み
ハゼを組んで刈り取った稲わらを干す光景が延々と続く。
そのハゼの中に一ヶ所だけ、スズメの被害に遇わないように完全防備のハゼが立っている。
何の気なく、その光景を見ていると、不思議な事に気づく
ハゼは稲わらをひっくり返して掛ける為、茎の切り口の部分が真上に来る
その為に、そのままでは雨水にさらされると稲わら自体が腐ってしまうので
雨が掛からないように、ビニールをかぶせる。
それとは別に、丁度稲粒がぶら下がっている部分に青いネットが掛けてある。
これは、そのままではスズメが飛来して稲を食べてしまうのを防ぐ為、張ってあるようだ。
しかし、周辺には沢山のハゼが掛けられているが、無防備のハゼにはスズメは飛来せず
青いネットを掛けたハゼにのみ、なぜかスズメが集中する。
上から、青いネットの隙間に入り込み稲を食べているようだ。
稲わらの所有者の方が見ると、何とがっかりされるだろう。
シートを掛けているから、かえって外側からは、天敵に襲われないと安心して集まっているのか?
それとも、このハゼだけ稲が美味しいのか?
周囲には、幾くものハゼが乱立しているが、見ていても全くスズメが寄っていく姿は見えない。
何と不思議な! スズメに稲を食べさせる方法?
ハ