グレートノーザン鉄道

アメリカのグレートノーザン鉄道の実物(歴史、資料等)と鉄道模型(HO:レイアウト、車両)に関するプログです。

不人気に終わったアルコ社のディーゼル

2008年07月09日 | 実物・車両
 グレートノーザン鉄道では、アルコ社のディーゼル機関車FAシリーズは不人気のまま終わり、旅客用のPAシリーズは導入されませんでした。潤滑系の問題やターボラグの問題等だったようですが、gngoatでは「いつも蒸気機関車のように煙を吐いていた」との話も出ていました。特に、GE系(FTやF)と組み合わせたときに、動き出しが遅く、苦労させられたようです。FAシリーズは1948年から49年にかけて導入されましたが、1950年には、その一部が早くも子会社のSP&Sに売却される運命となりました(440ABCD, 442ABCD)。
 ただ、グレートノーザン鉄道が導入した貨物用FAの一部(FA2:277A+B, 278A+B, 279A+B)には、ボイラーが装備されていたため、旅客用としても使用されていたとの情報です。なお、278A+Bと279A+Bは、元々はアルコ社のデモンストレーションモデルです。写真上は、278Bです。
 詳細は、グレートノーザンエンパイアのページをご覧ください。
http://www.greatnorthernempire.net/GNEGNDieselRosters_Alco.htm
 
 模型の世界では、グレートノーザン鉄道のエンパイアビルダー塗装は人気があるためか、NゲージではKato、Concorが、What ifモデル(実は無かったけれどありそうなモデル)として、エンパイアビルダー塗装のPAシリーズを発売しています。