Dr. Jason's blog

IT, Engineering, Energy, Environment and Management

この数日の関東-東海の地震について

2006-04-24 | Environment
 昨年の5/13の blogに 「関東にはしばらく大地震がありませんが...海辺の高層マンション本当に大丈夫ですか?」 という記事を書いたが、この記事は、昨年以来、なんどもアクセスがある。
 70代半ばすぎの年配で若い頃から東京にいる人にたずねれば、戦前の東京港区、品川区あたりのの海岸線はどのへんにあったのか、はっきりと記憶している。やはりモノレールの橋脚よりも海側はとてもあぶないと思う。


 先週は、関東と伊豆沖等でなんども地震があった。
 気象庁発表のデータをみると、震源地の場所がちょっと良くない。一部をのぞいて、とても狭い範囲に震源地が集中している。伊豆諸島(火山島)と富士山をつなぐ線上である。伊豆沖の海底で何が起こっているのだろうか?


 この数日の関東、東海地区の地震は以下のとおり:
 (http://www.jma.go.jp/jp/quake/ より引用)

 23日23時50分頃
  震源地は千葉県南部 ( 北緯35.3°、東経140.1°)で震源の
  深さは約80km、地震の規模(マグニチュード)は3.5と推定されます。

 23日08時38分頃
  震源地は伊豆半島東方沖 ( 北緯35.0°、東経139.2°)で震源の
  深さはごく浅い、地震の規模(マグニチュード)は2.6と推定されます。

 23日06時45分頃
  震源地は伊豆半島東方沖 ( 北緯34.9°、東経139.2°)で震源の
  深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は3.1と推定されます。

 3日04時03分頃
  震源地は三宅島近海 ( 北緯34.1°、東経139.5°)で震源の
  深さはごく浅い、地震の規模(マグニチュード)は2.0と推定されます。
 
 23日03時09分頃
  震源地は茨城県南部 ( 北緯35.9°、東経140.3°)で震源の
  深さは約70km、地震の規模(マグニチュード)は3.9と推定されます。

 22日14時24分頃
  震源地は伊豆半島東方沖 ( 北緯34.9°、東経139.2°)で震源の
  深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は2.1と推定されます。

 22日13時20分頃
  震源地は伊豆半島東方沖 ( 北緯34.9°、東経139.2°)で震源の
  深さはごく浅い、地震の規模(マグニチュード)は3.2と推定されます。

 22日09時05分頃
  震源地は伊豆半島東方沖 ( 北緯34.9°、東経139.2°)で震源の
  深さは約20km、地震の規模(マグニチュード)は3.2と推定されます。

 22日06時03分頃
  震源地は伊豆半島東方沖 ( 北緯34.9°、東経139.2°)で震源の
  深さは約20km、地震の規模(マグニチュード)は4.2と推定されます。

 22日01時57分頃
  震源地は伊豆半島東方沖 ( 北緯34.9°、東経139.2°)で震源の
  深さはごく浅い、地震の規模(マグニチュード)は2.8と推定されます。

 22日01時44分頃
  震源地は伊豆半島東方沖 ( 北緯34.9°、東経139.2°)で震源の
  深さはごく浅い、地震の規模(マグニチュード)は4.4と推定されます。

 22日00時47分頃
  震源地は伊豆半島東方沖 ( 北緯34.9°、東経139.2°)で震源の
  深さは約20km、地震の規模(マグニチュード)は2.7と推定されます。

 21日23時17分頃
  震源地は伊豆半島東方沖 ( 北緯34.9°、東経139.2°)で震源の
  深さは約20km、地震の規模(マグニチュード)は4.4と推定されます。

 21日22時43分頃
  震源地は伊豆半島東方沖 ( 北緯34.9°、東経139.2°)で震源の
  深さは約20km、地震の規模(マグニチュード)は3.5と推定されます。

 21日21時35分頃
  震源地は伊豆半島東方沖 ( 北緯34.9°、東経139.2°)で震源の
  深さは約20km、地震の規模(マグニチュード)は3.6と推定されます。

 21日08時07分頃
  震源地は伊豆半島東方沖 ( 北緯34.9°、東経139.2°)で震源の
  深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は2.8と推定されます。

 21日07時08分頃
  震源地は伊豆半島東方沖 ( 北緯34.9°、東経139.2°)で震源の
  深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は3.9と推定されます。

 21日03時20分頃
  震源地は伊豆半島東方沖 ( 北緯34.9°、東経139.2°)で震源の
  深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は4.6と推定されます。

 21日03時06分頃
  震源地は伊豆半島東方沖 ( 北緯34.9°、東経139.2°)で震源の
  深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は3.9と推定されます。

 21日02時50分頃
  震源地は伊豆半島東方沖 ( 北緯34.9°、東経139.2°)で震源の
  深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は5.6と推定されます。

 20日19時05分頃
  震源地は伊豆半島東方沖 ( 北緯35.0°、東経139.2°)で震源の
  深さは約20km、地震の規模(マグニチュード)は2.9と推定されます。

 20日18時49分頃地震
  震源地は静岡県伊豆地方 ( 北緯34.9°、東経139.1°)で震源の
  深さは約10km、地震の規模(マグニチュード)は3.5と推定されます。

 20日12時40分頃
  震源地は栃木県南部 ( 北緯36.3°、東経139.8°)で震源の
  深さは約60km、地震の規模(マグニチュード)は4.2と推定されます。


 伊豆沖の震源は浅いので、もう少し大きなエネルギーの地震なら、大きな被害が出る。この3日の繰り返しの地震のために関東、東海地方の一部では、地盤がゆるくなっているはずだ。21日02時50分頃のものと同規模のエネルギーでも、より大きな被害がでいる可能性もある。
 
 また、これらの揺れが、大地震の予兆である可能性は否定できない。
 この数日は、関東、東海地方の方は、十分な注意が必要だと思う。できれば、海辺、埋め立て地、地下街等に長くとどまるのは避けた方が良いだろう。


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SEA-FSIJ Monthly Talk 2006/Apr のお知らせ

2006-04-16 | Software
 4月のSEA-FSIJ月例会のお知らせです。


 4月13日づけで、日本で始めてNTTが実用レベルに耐えうる高速版暗号化ソ
フトウェアのソースコードをオープンソースのライセンスで公開しました。

Camelliaの情報ページ
https://info.isl.ntt.co.jp/crypt/camellia/index_s.html

FSIJでは、この公開に連動して、NTTのCamelliaのリーダーである、神田さん
をお招きし、Camellia の概要、ここに至るまでの道のりを語って頂きます。

みなさまお誘いのうえお越し下さい。
 

------------------------------------------------------------

               開 催 案 内

             SEA & FSIJ 合同フォーラム
         ~Camelliaのオープンソース化にむけて~

                 主催
           ソフトウェア技術者協会(SEA)
         フリーソフトウェアイニシアティブ(FSIJ)


***************** 開 催 要 領 *****************

1. 日時: 2006年4月18日(火曜日) 18:30 ~ 20:30

2. 場所: 東京都体育館 第四会議室
〒151-0051 東京都千駄ヶ谷1-17-1
http://www.tef.or.jp/tmg/
(注意)会場の場所は右側に植込があるゆるやかなスロープを降り半地下の
入口から入った奥の方になります。
http://www.tef.or.jp/tmg/access/img/map1.gif のトレーニングルーム
健康体力相談室、サブアリーナ 入口とかいてある所からが下りスロープ
で、研修室と書かれているのが会議室です。

交通:
*JR中央・総武線各駅停車* 千駄ヶ谷駅より徒歩1分
*地下鉄大江戸線* 国立競技場駅より徒歩3分(A-4出口)


3. 内容

・テーマ: Camelliaのオープンソース化にむけて

話者: 神田 雅透 (NTT)

国際的な標準になっている国産暗号として初めてのオープンソース化にむけ、
その歴史を振り返る

4. 参加費: なし

5. 定 員: 30 名 (先着順に申込みを受付け、定員になり次第、締切)

6. 申込み方法:下の申込用紙に必要事項をご記入の上、
SEA SIGOSS 事務局 <sea-sigoss-office2006@media.osaka-cu.ac.jp>まで
E-Mailでお申込みください。
申込受付後のキャンセルは、原則としてお断りします。

尚、満員でお断りするなどの事情がない限り、こちらから参加申込の確認
等のご連絡を差し上げることはありません。

......................................................................
To: SEA SIGOSS 事務局 <sea-sigoss-office2006@media.osaka-cu.ac.jp>
Subject: [参加申込]SEA & FSIJ Forum
--------------------
SEA & FSIJ 合同 Forum (Apr. 2006) 参加申込書

※氏名(ふりがな): ( )
所属:
連絡先郵便番号:
連絡先住所:
※Tel:
Fax:
※E-Mail:
※種別(該当欄を黒四角(■)に変更してください):
 □ FSIJ会員(正/賛助) (会員No. )
 □ SEA会員(正/賛助) (会員No. )
 □ OSSAJ会員(正/賛助) (会員No. )
 □ JLA会員
□ 一般
先頭に"※"がある項目は必須項目です。他はオプショナル項目です。
......................................................................
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極少量の抗ガン剤による延命的治療

2006-04-09 | Medicine
 医学や薬学は専門ではないが,父親を食道ガンで亡くしてから,ガン治療について色々勉強している.
 昨年の5/5のblogでも,日本における抗ガン剤の実態について書かれた,平岩正樹先生の本を紹介した.

 先週,友人の母上にガンが見つかったとの連絡があったが,たまたまその直後に,本書を店頭で見つけた.

 通常の日本の抗ガン治療は,主に「奏功率」==ガン組織がどれくらい小さくなるか,に注目して選択されている.しかし,本来は,「生存期間中央値」==どれくらい長く生きられるか,すなわち,トータルでの延命性と,同時にQOL(生活の質)を重視して選択すべきであるというのが,本書筆者 梅澤 充先生 の主張である.
 まだ,公的に認知されたエビデンスがあるあるわけではないが,実際の100例余の治療経験に基づく十分に説得力のある内容である.
 
 ガン治療,特に,抗ガン剤の治療に興味のあるすべての方にオススメの一冊.


間違いだらけの抗ガン剤治療―極少量の抗ガン剤と免疫力で長生きできる。
梅澤 充
ベストセラーズ

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音に色,味に形

2006-04-03 | Cognitive Sc
 自分とは異なる分野の専門家との交流はとても勉強になる.

 先日,音大でピアノの講師をしながら,私の母校で情報学の博士号をとったY先生に,「色聴」(しきちょう:colored hearing) と,「共感覚」(きょうかんかく:synesthesia)という概念について教わった.

 「色調」とは,「音」を聴くと「色」を感じる現象である.絶対音感を持つ人の中には,この「色調」を持つ人が多いらしい.
 「共感覚」とは,視覚・聴覚・触覚・味覚・臭覚などの五感の刺激において,ある一つの系統の感覚の刺激が不随意(本人の意志とは関係なく)に他の感覚と共に感じられる現象である.例えば,味や臭いに形を感じたり,音や言葉に色を感じたりする.色調は共感覚の一種である.

 私は,絶対音感はもっていないが,以前から音に色を感じていた.例えば,オーディオの試聴などをしているとき,高音(12KHz or 15KHz ~)を聴くと,なんとなく世間が「白っぽく見える」,低音では「黒っぽく見える」ように感じていた.また,高音を聴くと,背筋がぞくぞくして「寒い感じ」がすることもあった.さらに,消え入るようなピアニシモの音は,なんとなく灰色ががった色が遠ざかるように感じていた.長い間「気のせい」かとおもっていたこのような感覚は,色聴としては,ごく標準的な現象だということだ.
 Y先生によると,私は「緩やかな色聴所有者」ということらしい.

 Y先生に「共感覚」の入門書として本書を紹介していただいた.冒頭に,共感覚の例として,「味」に「形」を感じる人の話しが出てくる.また,共感覚との関連で,直観映像記憶:写真記憶(撮影したようにはっきりとしたイメージとして残る記憶)の話しが出ている.これらのくだりを読んで,私も似た感覚が少なからずあることをを思い出した.

 全く驚きであるが,私は「緩やかな共感覚者」ということかもしれない.


共感覚者の驚くべき日常―形を味わう人、色を聴く人

リチャード・E・シトーウィック(著),山下篤子(訳)
草思社

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コメント (2)
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