札幌大学の鷲田小彌太 先生が,色々な著書の中で,面識のなかった谷沢先生が,駆け出しの自分を出版社を紹介してくれたこと,専門は異なるが学者として師事していることなどを,書かれているので,名前だけは覚えていた.
そのため,このごろ,谷沢先生の著作を店頭でみかけると,何となく気になって購入したりしていた.この本も,今月新発売の新書として平済みになっていたのを見つけて購入したものだ.
本書は,タイトルでは「運を引き寄せる十の心得」となっているが,内容的には,筆者である関西大学名誉教授,書誌学者,近代日本文学研究家,文芸評論家である谷沢永一 先生の,半生記的な本である.
関西大学での色々なこと,他の大学の先生との色々なこと,国文学系の学会での色々なことを,出版社とのやり取り等,具体例としてとりあげて,「自分は運が良かった」,「色々な先生のお世話になった」.「運を生かすためには準備や努力も必要」,「色々な人のお世話もした」,「根回しは重要」,「嫉妬は怖い」などのことについて,まとめている.
元関西大学学長である,廣瀬捨三 先生に関する記述は,おそらく,学内では「公然の秘密」だったのだろうが,廣瀬先生がなくなってから,すでに6年もたったので,もう「時効」ということで解禁されたのだろうか?
谷沢先生自身,あるいは,学者,大学,学会,出版社等という世界について興味のある方に広くオススメの一冊.笑いどころも満載.
そのため,このごろ,谷沢先生の著作を店頭でみかけると,何となく気になって購入したりしていた.この本も,今月新発売の新書として平済みになっていたのを見つけて購入したものだ.
本書は,タイトルでは「運を引き寄せる十の心得」となっているが,内容的には,筆者である関西大学名誉教授,書誌学者,近代日本文学研究家,文芸評論家である谷沢永一 先生の,半生記的な本である.
関西大学での色々なこと,他の大学の先生との色々なこと,国文学系の学会での色々なことを,出版社とのやり取り等,具体例としてとりあげて,「自分は運が良かった」,「色々な先生のお世話になった」.「運を生かすためには準備や努力も必要」,「色々な人のお世話もした」,「根回しは重要」,「嫉妬は怖い」などのことについて,まとめている.
元関西大学学長である,廣瀬捨三 先生に関する記述は,おそらく,学内では「公然の秘密」だったのだろうが,廣瀬先生がなくなってから,すでに6年もたったので,もう「時効」ということで解禁されたのだろうか?
谷沢先生自身,あるいは,学者,大学,学会,出版社等という世界について興味のある方に広くオススメの一冊.笑いどころも満載.
運を引き寄せる十の心得 (ベスト新書 173)谷沢 永一ベストセラーズこのアイテムの詳細を見る |