Dr. Jason's blog

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講義 情報教育の研究 2012-2

2012-09-17 | Informatics

 2012年度の、情報教育の研究、第2回目。

 例年とは少しかえて、「情報」の伝達、通信についての歴史的な流れを、古代から近代/現代の一部まで概観した。
 人間にとっての「情報」について、様々な「情報」を伝達する、手段、方法、媒体、としての通信やネットワークの歴史の流れを追った。

 概要は以下のとおり。

 0) みなさんのレポート発表
1) 人間の「情報」の通信の歴史
 2) 大声、口笛/指笛、太鼓 
 3) 狼煙、水、旗
 4) 腕木信号
 5) 人間によるネットワーク
 6) 伝書鳩
 7) 電信、電話
 8) 放送のネットワーク

 事前に伝えていなかったので、とまどった人も多かったようだが、この講義では、原則的に、前回講義のレポートは、各自その概要を次回の講義で発表する。
 また、レポートは、提出前に各自、手元にコピーをとっておくこと。


 [参考書] 講義で紹介したもの

情報と通信の文化史
星名定雄 (著)
法政大学出版局


記号の歴史 (「知の再発見」双書)
ジョルジュ ジャン (Georges Jean) (著)
創元社


腕木通信 ナポレオンが見たインターネットの夜明け (朝日選書)
中野 明 (著)
朝日新聞社



 また、講義では紹介しなかったが、関連する分野の追加の参考書としては、以下のものも、オススメできる。

情報・通信の社会史―近代日本の情報化と市場化 (生活と技術の日本近代史)
石井寛治 (著)
有斐閣


電気通信物語―通信ネットワークを変えてきたもの
城水元次郎 (著)
オーム社



 [宿題]
 本日の参考書および以降の参考文献の中から一冊をえらび、精読した上で、さらに自分の調査と考察をくわえて、自分なりの「情報」および「情報学」について考えをまとめる。800-1600文字程度レポート(A4ワープロ横書き)にまとめ、次回、講義開始時に提出すること。

 レポートの形式は以下のとおり。

 学籍番号 学年 学科 氏名 メールアドレス 提出年月日
 まえがき
 本文
  とりあえげた参考文献の概要とコメントや感想
  情報、情報学についての自分の考察
 まとめ
 参考文献 (その他のものも含む)


 [宿題レポートの参考文献]

人間・社会・コンピュータの情報処理原論 (Beret science)
ベレ出版


情報って何だろう (岩波ジュニア新書)
岩波書店


基礎情報学―生命から社会へ
NTT出版


情報学とは何か (情報学シリーズ)
丸善


メディア社会―現代を読み解く視点 (岩波新書)
岩波書店


メディア学の現在 (SEKAISHISO SEMINAR)
世界思想社


メディア・リテラシー―世界の現場から (岩波新書)
岩波書店


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