2012年度の、情報教育の研究、第2回目。
例年とは少しかえて、「情報」の伝達、通信についての歴史的な流れを、古代から近代/現代の一部まで概観した。
人間にとっての「情報」について、様々な「情報」を伝達する、手段、方法、媒体、としての通信やネットワークの歴史の流れを追った。
概要は以下のとおり。
0) みなさんのレポート発表
1) 人間の「情報」の通信の歴史
2) 大声、口笛/指笛、太鼓
3) 狼煙、水、旗
4) 腕木信号
5) 人間によるネットワーク
6) 伝書鳩
7) 電信、電話
8) 放送のネットワーク
事前に伝えていなかったので、とまどった人も多かったようだが、この講義では、原則的に、前回講義のレポートは、各自その概要を次回の講義で発表する。
また、レポートは、提出前に各自、手元にコピーをとっておくこと。
[参考書] 講義で紹介したもの
情報と通信の文化史 | |
星名定雄 (著) | |
法政大学出版局 |
記号の歴史 (「知の再発見」双書) | |
ジョルジュ ジャン (Georges Jean) (著) | |
創元社 |
腕木通信 ナポレオンが見たインターネットの夜明け (朝日選書) | |
中野 明 (著) | |
朝日新聞社 |
また、講義では紹介しなかったが、関連する分野の追加の参考書としては、以下のものも、オススメできる。
情報・通信の社会史―近代日本の情報化と市場化 (生活と技術の日本近代史) | |
石井寛治 (著) | |
有斐閣 |
電気通信物語―通信ネットワークを変えてきたもの | |
城水元次郎 (著) | |
オーム社 |
[宿題]
本日の参考書および以降の参考文献の中から一冊をえらび、精読した上で、さらに自分の調査と考察をくわえて、自分なりの「情報」および「情報学」について考えをまとめる。800-1600文字程度レポート(A4ワープロ横書き)にまとめ、次回、講義開始時に提出すること。
レポートの形式は以下のとおり。
学籍番号 学年 学科 氏名 メールアドレス 提出年月日
まえがき
本文
とりあえげた参考文献の概要とコメントや感想
情報、情報学についての自分の考察
まとめ
参考文献 (その他のものも含む)
[宿題レポートの参考文献]
人間・社会・コンピュータの情報処理原論 (Beret science) | |
ベレ出版 |
情報って何だろう (岩波ジュニア新書) | |
岩波書店 |
基礎情報学―生命から社会へ | |
NTT出版 |
情報学とは何か (情報学シリーズ) | |
丸善 |
メディア社会―現代を読み解く視点 (岩波新書) | |
岩波書店 |
メディア学の現在 (SEKAISHISO SEMINAR) | |
世界思想社 |
メディア・リテラシー―世界の現場から (岩波新書) | |
岩波書店 |