Dr. Jason's blog

IT, Engineering, Energy, Environment and Management

講義 環境安全工学 2008-1 (後期)

2008-09-21 | Mech Eng
 某大学の機械系学科で,非常勤講師を担当している,「環境安全工学」の講義が,明日から始まる.

 この科目は,機械や機械を含むシステムの安全から,我々をとりまく環境的(空気,水,食物,化学物質等も含む)な安全まで,幅広く工学的な視点,科学的な視点,心理学的な視点も含めて,安全,リスク,信頼性等についてその概念の基礎と手法等を論じるものである.
 さらに,過去の様々な災害や事故のケースをとりあげ,過去の失敗や歴史から学ぶ姿勢,予防原則の考え方等についても学ぶ.

 以下に,教科書と当面の主な参考書を示す.
 本講義を受講しようとする者は,以下の教科書と「レポートや試験のために必須の参考書」は,早めに購入するように.

 もし,教科書販売コーナーで入手できない場合には,各本からのAmazon.co.jp へのリンクをたどって購入できる.地元の中小の書店で取り寄せると時間がかかる場合が多いので,Amazon.co.jp で購入するか,紀伊国屋,ジュンク堂等の大型書店で購入するのが良いだろう.


[教科書]
機械安全工学―基礎理論と国際規格

清水 久二,福田 隆文

養賢堂

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[レポートや試験のために必須の参考書]
1.
環境安全論―持続可能な社会へ

北爪 智哉,久保田 俊夫,北爪 麻己,池田 宰,辻 正道

コロナ社

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2.
よくわかるリスクアセスメント―事故未然防止の技術 (中災防新書 (014))

向殿 政男

中央労働災害防止協会

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3.
「信じられないミス」はなぜ起こる―ヒューマン・ファクターの分析 (中災防新書 (004))

黒田 勲

中央労働災害防止協会

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[その他の参考書]
1.
安全と安心の科学 (集英社新書)

村上 陽一郎

集英社

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2.
リスクマネジメントの法律知識 第2版 (日経文庫 D 20)

長谷川 俊明

日本経済新聞出版社

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3.
国際化時代の機械システム安全技術

向殿 政男

日刊工業新聞社

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4.
安全学の現在―村上陽一郎対談集

村上 陽一郎

青土社

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5.
国産ロケットはなぜ墜ちるのか

松浦 晋也

日経BP社

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今後も,適宜参考書を紹介していく.
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「グリーンIT」に関するカンファレンスと懇親会のお知らせ 9/27

2008-09-17 | IT
 最近は,IT系のシステムにおいても,省エネルギーや環境問題への配慮が重要な課題となってきている.
 
 そのような社会的要請をふまえて,IPA「未踏IT人材発掘・育成事業」では,以下のようなテーマで研究プロジェクトを公募している.

    「地球に優しいIT技術,地球を護るIT技術,サステーナブルなIT技術」 

 来る,2008/9/27 (土) には,この「グリーンIT」公募プロジェクトに関する説明会をかねた,カンファレンスと懇親会が予定されている.

 「グリーンIT」に関連した,研究やプロトタイプ開発等のアイデアをお持ちの方は,是非参加されることをおすすめしたい.

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「グリーンITへの未踏的アプローチ」

日 時 : 2008年9月27日(土) 15:30~17:30
会 場 : UDXカンファレンス内セミナールーム (秋葉原駅下車 秋葉原UDX 6階)
主 催 : 独立行政法人 情報処理推進機構 ( http://www.ipa.go.jp/ )

講演 :

「IBMの環境とエネルギーに対する取り組み」
  久世 和資 (日本IBM 執行役員)

「グリーンIT: 地球に優しい、地球を護る、サステーナブルなIT技術」
  加藤 和彦 (未踏IT人材発掘・育成事業プロジェクトマネージャー・筑波大学教授)

「未踏IT人材発掘・育成事業について」
  独立行政法人 情報処理推進機構 (神島万喜 也)

※ 後援会のあと,懇親会も予定しています.

事務局 : 株式会社 オープンテクノロジーズ ( http://www.opentech.co.jp/ )
お申し込み,お問い合わせ: mitou2008@opentech.co.jpへお名前、e-Mail、所属をお知らせください

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講義 プログラミング 2008-1 (後期)

2008-09-14 | Software
 某大学の機械系学科で,非常勤講師を担当している,「プログラミング」の講義が,9月下旬から始まる.この科目は,「コンピュータリテラシー」系の科目の次に位置するものであり,メカトロ,制御系の卒業研究を希望する者には事実上必須の科目である.

 昨年度までは,Linux環境上での「FORTRAN」のプログラミングの入門を中心に講義していたが,本年7月に学科の専任の先生方と協議した結果,今年度から「C言語」を中心に講義を進めることになった.
 「C言語」は,新しい言語ではないが,OS,ネットワークプロトコル,Web技術,データベース,制御系システムなど,様々な分野で用いられており,専攻分野に関わらず,有用なソフトウェア技術の基礎をなすものであり,また,「FORTRAN」よりは実社会での応用範囲も広いといえる.
 シラバスは4月以前に更新したものなので,結果的に「シラバス」とは,一部異なったかたちになってしまっているので,私の講義の受講を予定しているものは,十分に注意されたい.


 この講義では,単に「C言語そのものの入門」だけでなく,「ソフトウェア工学」,「Linux OS」,「プログラミング」等の入門的な内容にも言及しながら,今後のソフトウェアとプログラミングに関連した技術の学習や研究の足がかりとなるものを目指していく.

 私が担当する科目の試験は,「教科書,参考書,自分のノート,持ち込み可」で行う.逆に,教科書,参考書のコピー,人のノートのコピーの持ち込みは不可である.そのため,教科書だけでなく「レポートや試験のために必要」と指示された参考書の購入は必須である.
 また,この「プログラミング」のクラスでは,出席に代えて,レポートやプログラミングの演習課題の提出が必要となる.講義の出席以外に,毎週 2-4時間の自習が必要となろう.

 

 結果的に,今年度の私が担当する「プログラミング」では,教科書を以下のものに変更した.
 

「教科書」
新版 明解C言語 入門編

柴田望洋

ソフトバンククリエイティブ

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 また,参考書としては,現時点で,以下のものを挙げる.

「レポート提出や試験のため必要な参考書」

ソフトウェア入門 (岩波新書)

黒川 利明

岩波書店

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痛快!コンピュータ学 (集英社文庫)

坂村 健

集英社

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「その他の参考書」
FORTRANの基礎を学ぶための参考書
FORTRAN77とFortran90

竹内 則雄,平野 広和

森北出版

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Linuxについての自習のための参考書
楽しくはじめるLinux

(日経BPパソコンベストムック)

日経BP社

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Linuxで学ぶコンピュータ・リテラシー―KNOPPIXによるPC-UNIX入門

九州工業大学情報科学センター

朝倉書店

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 上記以外にも,講義の中で,適宜参考書を示す.

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