書斎の BOSE Companion 3 II に、スーパーツィーター TAKET-BATPURE (並列接続で片チャンネル2コ) を追加したシステムは、エージングもすすんで,とても調子がよくなってきたので,昔の優秀録音のCDを,iTunesに apple lossless で取り込んで,繰り返し聞いている.
学生時代に,オーディオ専門店で,ステレオの販売(コンサルティング・セールスのような仕事)のアルバイトをしていたころから,当時の勤務先のお店でも,自宅でも,他のオーディオ仲間のところでも,様々なオーディオシステムでくりかえし聞いているものから,特に気に入っているものを紹介する.
どちらも,録音エンジニアがプロデュースに参加しており,主要部分の録音は,スタジオライブ的な演奏を,2chのマスターにダイレクトに録音したものである.曲,アレンジ,演奏,録音と4拍子そろっている,試聴テストのリファレンスとしてオススメの2枚.
[Dave Grusin: Mountain Dance]
Dave Grusinの代表作の一つ.いわずとしれた,1980年発売のフュージョン音楽の金字塔.録音は Larry Rosen. 1979年録音.
元々はアナログLPでの発売.あとからCD化.(一般へのCDプレーヤーの発売は1982年,筆者は各メーカーの最初のモデルの初期ロットをバイト先で試聴した.)
最初のJVCと米国GRPレーベル発売のCDの方は,昔のアナログLPと同じデジタルマスター(当時最先端のSoundstream社デジタル・システムでの録音)を使っている.(一部にピアノの音等にの歪みがあるが,LPもCDも同じように歪むので判る) Soundstream版のマスターのCDの音も良い.
1998年以降,JVCレーベルでは, 独自のアナログ音源のデジタル化技術である20bit K2 方式, 24bit K2 方式で,デジタルと同時に録音されたバックアップ用のアナログマスターを使用して,新たにCD用にリマスタリングした.特に,24bit K2 版では,再生するオーディオシステムの装置がよければ「普通のCDでもこんなに鳴るのか」という音が聞ける.
それぞれの楽器の質感,特に,ピアノや,Oberheim, OBX, Prophet-5等のシンセサイザー,ベース,パーカッションに注目.
[Freddie Hubbard: Raid Like the Wind]
Freddie Hubbard のフュージョン・アルバムの代表作.1982年のフュージョン・アルバムの最優秀録音の一つ.録音は Jeffrey Weber. 1982年録音.
このアルバムは Freddie の古くからのファンの間ではあまり評価は高くないようだが,80年代の前半のフュージョン・アルバムとしては,トップランクに数えられる作品.
こちらも,当初はElectraレーベルからLPとして発売された.長らくCD化がされなかったが,つい先日,Amazon.co.jp で,米国のCollectablesレーベルからCDが発売されているのを発見して早速購入.
ジャズ系のミュージシャンだけでなく,バックにストリングスやブラスもつけた上で,スタジオ・ライブ的に,ダイレクトに 2ch デジタル・マスターに録音したもの.(確かこちらも Soundstream のシステムだったと思うが,アナログLPのライナーノーツを見直していないので記憶違いかもしれない.)
とても,28年前の録音とは思えないサウンド.全体に「生っぽい」録音.
メインのトランペットだけでなく,Abe Laboriel の Base と,Bill Maxwell のDrums に注目.特に Abe Laboriel の Base が,ソリッドでよく弾む.
学生時代に,オーディオ専門店で,ステレオの販売(コンサルティング・セールスのような仕事)のアルバイトをしていたころから,当時の勤務先のお店でも,自宅でも,他のオーディオ仲間のところでも,様々なオーディオシステムでくりかえし聞いているものから,特に気に入っているものを紹介する.
どちらも,録音エンジニアがプロデュースに参加しており,主要部分の録音は,スタジオライブ的な演奏を,2chのマスターにダイレクトに録音したものである.曲,アレンジ,演奏,録音と4拍子そろっている,試聴テストのリファレンスとしてオススメの2枚.
[Dave Grusin: Mountain Dance]
Mountain DanceGRPこのアイテムの詳細を見る |
マウンテン・ダンス(XRCD-24bit Super Analog/紙ジャケット仕様)デイヴ・グルーシン,ジェフ・ミロノフ,イアン・アンダーウッド,エドワード・ウォルシュ,マーカス・ミラー,ハーヴィー・メイソン,ルーベンス・バッシーニビクターエンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
Dave Grusinの代表作の一つ.いわずとしれた,1980年発売のフュージョン音楽の金字塔.録音は Larry Rosen. 1979年録音.
元々はアナログLPでの発売.あとからCD化.(一般へのCDプレーヤーの発売は1982年,筆者は各メーカーの最初のモデルの初期ロットをバイト先で試聴した.)
最初のJVCと米国GRPレーベル発売のCDの方は,昔のアナログLPと同じデジタルマスター(当時最先端のSoundstream社デジタル・システムでの録音)を使っている.(一部にピアノの音等にの歪みがあるが,LPもCDも同じように歪むので判る) Soundstream版のマスターのCDの音も良い.
1998年以降,JVCレーベルでは, 独自のアナログ音源のデジタル化技術である20bit K2 方式, 24bit K2 方式で,デジタルと同時に録音されたバックアップ用のアナログマスターを使用して,新たにCD用にリマスタリングした.特に,24bit K2 版では,再生するオーディオシステムの装置がよければ「普通のCDでもこんなに鳴るのか」という音が聞ける.
それぞれの楽器の質感,特に,ピアノや,Oberheim, OBX, Prophet-5等のシンセサイザー,ベース,パーカッションに注目.
[Freddie Hubbard: Raid Like the Wind]
Ride Like the WindEn Pointeこのアイテムの詳細を見る |
Freddie Hubbard のフュージョン・アルバムの代表作.1982年のフュージョン・アルバムの最優秀録音の一つ.録音は Jeffrey Weber. 1982年録音.
このアルバムは Freddie の古くからのファンの間ではあまり評価は高くないようだが,80年代の前半のフュージョン・アルバムとしては,トップランクに数えられる作品.
こちらも,当初はElectraレーベルからLPとして発売された.長らくCD化がされなかったが,つい先日,Amazon.co.jp で,米国のCollectablesレーベルからCDが発売されているのを発見して早速購入.
ジャズ系のミュージシャンだけでなく,バックにストリングスやブラスもつけた上で,スタジオ・ライブ的に,ダイレクトに 2ch デジタル・マスターに録音したもの.(確かこちらも Soundstream のシステムだったと思うが,アナログLPのライナーノーツを見直していないので記憶違いかもしれない.)
とても,28年前の録音とは思えないサウンド.全体に「生っぽい」録音.
メインのトランペットだけでなく,Abe Laboriel の Base と,Bill Maxwell のDrums に注目.特に Abe Laboriel の Base が,ソリッドでよく弾む.
本書は,実際に米国のビジネスシーンで使われている,すぐにつかえる500ほどの例文解説されている,最新の英文のメール文例集である.
挨拶,アポイントメント,交渉/折衝,依頼,注文,情報伝達,勧誘/募集,気持ちの伝達,主張の伝達と往信,ビジネス上の規則,協定等関する例文,雑談の例文など非常に幅広い内容で,海外での経験が少ない日本人にはニュアンスの伝達が難しいと思われる例を多数収録している.また,ハンドブックとして使いやすいように,50ページ以上にもわたる日本語で引ける索引が便利である.
筆者は,米国の大学院で数理言語学の Ph.D. を取得し,「マーフィーの法則―現代アメリカの知性」,「銃・病原菌・鉄」,「マイクロソフト帝国 裁かれる闇」をはじめとして,ITやビジネス含む幅広い分野の翻訳,著作で知られている 倉骨 彰 博士と,完全なバイリンガルで現在米国在住のその家族.
900円(税別)の新書としては,329ページとしては大冊で,お買い得.この春から,海外と英文のE-mailをやりとりしなければならなくなった新人のビジネスパースンや大学院生等におススメの一冊.
既に,有る程度英語ができる人でも,良いフレーズが浮かばないときの虎の巻として利用もできる.
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筆者は,米国の大学院で数理言語学の Ph.D. を取得し,「マーフィーの法則―現代アメリカの知性」,「銃・病原菌・鉄」,「マイクロソフト帝国 裁かれる闇」をはじめとして,ITやビジネス含む幅広い分野の翻訳,著作で知られている 倉骨 彰 博士と,完全なバイリンガルで現在米国在住のその家族.
900円(税別)の新書としては,329ページとしては大冊で,お買い得.この春から,海外と英文のE-mailをやりとりしなければならなくなった新人のビジネスパースンや大学院生等におススメの一冊.
既に,有る程度英語ができる人でも,良いフレーズが浮かばないときの虎の巻として利用もできる.
そのまま使える!ビジネスメール英文集 (PHPビジネス新書 133) トラビス・T・クラホネ, 倉骨 彰 PHP研究所 このアイテムの詳細を見る |
理工系の大学生等で,高校の物理や化学について復習するための参考書については,前の記事で紹介した.
復習のための読み物
中には,「実は中学の理科の物理や化学から怪しい」という場合もあるかもしれない.そのような場合には,以下の本を通読することを強くオススメする.
理工系で必須の数学の中でも,微積分について,基本から復習したい場合には,以下の本をおすすめする.
流体に関係する読み物
自動車メーカーのエンジニアで,紙ヒコーキの世界大会の優勝経験者でもある筆者による,飛行の原理.
地下を流れる水の流れ,地下水と地下水脈およびその循環についての入門書.
機械工学についての読み物
これから学び始める機械系学科の一年生あるいは,機械工学をざっくり復習したい,3-4年生に,オススメの一冊.材料,工作,機構,熱,流体,制御等について簡単に概説している.
機械系学科の大学生には,この本のキーワードを「自分で説明できる」ようにしてほしい.
復習のための読み物
中には,「実は中学の理科の物理や化学から怪しい」という場合もあるかもしれない.そのような場合には,以下の本を通読することを強くオススメする.
発展コラム式 中学理科の教科書 第1分野(物理・化学) (ブルーバックス)講談社このアイテムの詳細を見る |
理工系で必須の数学の中でも,微積分について,基本から復習したい場合には,以下の本をおすすめする.
微積分に強くなる―その意味と考え方 (ブルーバックス 478)柴田 敏男講談社このアイテムの詳細を見る |
流体に関係する読み物
自動車メーカーのエンジニアで,紙ヒコーキの世界大会の優勝経験者でもある筆者による,飛行の原理.
紙ヒコーキで知る飛行の原理 (ブルーバックス)小林 昭夫講談社このアイテムの詳細を見る |
地下を流れる水の流れ,地下水と地下水脈およびその循環についての入門書.
見えない巨大水脈 地下水の科学 (ブルーバックス)日本地下水学会,井田 徹治講談社このアイテムの詳細を見る |
機械工学についての読み物
これから学び始める機械系学科の一年生あるいは,機械工学をざっくり復習したい,3-4年生に,オススメの一冊.材料,工作,機構,熱,流体,制御等について簡単に概説している.
機械系学科の大学生には,この本のキーワードを「自分で説明できる」ようにしてほしい.
基礎から学ぶ機械工学 キカイを学んでものづくり力を鍛える! (サイエンス・アイ新書)門田 和雄ソフトバンククリエイティブこのアイテムの詳細を見る |
某大学での,流体力学の2回目.
講義の主な内容は,例年どおり,以下のとおり.
偉人 アルキメデス
教科書
流体の物性
流体と個体
圧力と圧縮性
力と質量
密度と比重
宿題
参考書
[偉人アルキメデス]
(http://tombow-web.hp.infoseek.co.jp/gakusya/ より引用)
この講義では,流体力学に功績があった歴史上の有名人,偉人についてのエピソードも紹介している.
数学,特に幾何学の分野の業績が知られている,古代ギリシアのアルキメデスは,流体力学に関連する業績もある.
流体(液体)中の物体にかかる浮力に関する性質は「アルキメデスの原理」として知られている.
アルキメデスとその功績については,以下の文献に詳しい.
Wikipedia (jp)
http://ja.wikipedia.org/wiki/アルキメデス
http://ja.wikipedia.org/wiki/アルキメデスの原理
文教大学教育学部学校教育課程 白石和夫 先生のサイト
http://www.koshigaya.bunkyo.ac.jp/shiraish/sansuu00/15/shiryou15.htm
米国 ドレクセル大学,CHRIS RORRES 名誉教授のサイト
http://www.cs.drexel.edu/~crorres/Archimedes/contents.html
特に,RORRES先生のサイトは,とても詳しいので,興味の有る人は是非一読されたい.
[アルキメデスの原理 浮力]
「浮力」の釣り合いのについて(重力場での,液体と液体中の物体に加わる力の釣り合い):
浮力の大きさは,ある液体中で,物体がおしのけた液体の体積をVとすると,その体積V分の液体の重さと等しい.
浮力と,物体の体積の関係を式に著すと(簡単のため液体が水の場合)
F = -ρVg
F:浮力[N],ρ:水の密度[kg/m3],V:物体の水没している部分の体積[m3],g:重力加速度[m/s2]
なおこの法則は水だけでなく,通常全ての流体について当てはまる.浮力の大きさは流体中にある物体の密度には関係しないが,流体よりも物体の密度が小さい場合には重力と浮力は釣りあう.すなわち
ρVg = mg m:物体の質量[kg]
m=ρVであるため,流体の密度ρが既知であればVを測定することで物体の質量を正確に知ることができる.
あるいは,質量がわかっていれば,結果として,液体と物体の密度の比率を計測できる.
浮力について,イメージとして重要なことは,「力の釣り合い」である.
液体中のに物体がある(ある位置に浮いている)とき,そこで,物体が浮かんだり沈んだりしない,あるいは,膨らんだり縮んだりしない場合には,物体に加わる力は,釣り合っている.もし,釣り合っていないのなら,物体の移動や変形が発生する.
この力の釣り合いについて,ピンとこない場合には,高校の物理からやりなおす必要があるかもしれない.
[春の読書]
「流れの不思議」についてのレポート
学生の「読書離れ」対策の一つとして,課題図書の通読とレポートを課している.
課題図書「流れの不思議」を読んで,その概要と印象に残ったこと等を800文字程度レポートにまとめ,GWウィーク明けの 5/6 木曜日に提出すること.
レポートのスタイルは,いつものとおり,以下のとおり.
学籍番号 学年 学科 氏名 提出年月日
レポートの題目
まえがき
本文
概要(本書の概要)
印象に残ったこと
その他
あとがき
[課題図書]
[高校の物理を復習するための参考書]
高校の物理に自身のない者は,以下の参考書を通読することを強くオススメする.
おまけ
[高校の化学を復習するための参考書]
上述の本を読んだら,物理だけでなく,化学も復習した方が良いだろう.
講義の主な内容は,例年どおり,以下のとおり.
偉人 アルキメデス
教科書
流体の物性
流体と個体
圧力と圧縮性
力と質量
密度と比重
宿題
参考書
[偉人アルキメデス]
(http://tombow-web.hp.infoseek.co.jp/gakusya/ より引用)
この講義では,流体力学に功績があった歴史上の有名人,偉人についてのエピソードも紹介している.
数学,特に幾何学の分野の業績が知られている,古代ギリシアのアルキメデスは,流体力学に関連する業績もある.
流体(液体)中の物体にかかる浮力に関する性質は「アルキメデスの原理」として知られている.
アルキメデスとその功績については,以下の文献に詳しい.
Wikipedia (jp)
http://ja.wikipedia.org/wiki/アルキメデス
http://ja.wikipedia.org/wiki/アルキメデスの原理
文教大学教育学部学校教育課程 白石和夫 先生のサイト
http://www.koshigaya.bunkyo.ac.jp/shiraish/sansuu00/15/shiryou15.htm
米国 ドレクセル大学,CHRIS RORRES 名誉教授のサイト
http://www.cs.drexel.edu/~crorres/Archimedes/contents.html
特に,RORRES先生のサイトは,とても詳しいので,興味の有る人は是非一読されたい.
[アルキメデスの原理 浮力]
「浮力」の釣り合いのについて(重力場での,液体と液体中の物体に加わる力の釣り合い):
浮力の大きさは,ある液体中で,物体がおしのけた液体の体積をVとすると,その体積V分の液体の重さと等しい.
浮力と,物体の体積の関係を式に著すと(簡単のため液体が水の場合)
F = -ρVg
F:浮力[N],ρ:水の密度[kg/m3],V:物体の水没している部分の体積[m3],g:重力加速度[m/s2]
なおこの法則は水だけでなく,通常全ての流体について当てはまる.浮力の大きさは流体中にある物体の密度には関係しないが,流体よりも物体の密度が小さい場合には重力と浮力は釣りあう.すなわち
ρVg = mg m:物体の質量[kg]
m=ρVであるため,流体の密度ρが既知であればVを測定することで物体の質量を正確に知ることができる.
あるいは,質量がわかっていれば,結果として,液体と物体の密度の比率を計測できる.
浮力について,イメージとして重要なことは,「力の釣り合い」である.
液体中のに物体がある(ある位置に浮いている)とき,そこで,物体が浮かんだり沈んだりしない,あるいは,膨らんだり縮んだりしない場合には,物体に加わる力は,釣り合っている.もし,釣り合っていないのなら,物体の移動や変形が発生する.
この力の釣り合いについて,ピンとこない場合には,高校の物理からやりなおす必要があるかもしれない.
[春の読書]
「流れの不思議」についてのレポート
学生の「読書離れ」対策の一つとして,課題図書の通読とレポートを課している.
課題図書「流れの不思議」を読んで,その概要と印象に残ったこと等を800文字程度レポートにまとめ,GWウィーク明けの 5/6 木曜日に提出すること.
レポートのスタイルは,いつものとおり,以下のとおり.
学籍番号 学年 学科 氏名 提出年月日
レポートの題目
まえがき
本文
概要(本書の概要)
印象に残ったこと
その他
あとがき
[課題図書]
流れのふしぎ (ブルーバックス)講談社このアイテムの詳細を見る |
[高校の物理を復習するための参考書]
高校の物理に自身のない者は,以下の参考書を通読することを強くオススメする.
新しい高校物理の教科書 (ブルーバックス)講談社このアイテムの詳細を見る |
おまけ
[高校の化学を復習するための参考書]
上述の本を読んだら,物理だけでなく,化学も復習した方が良いだろう.
新しい高校化学の教科書 (ブルーバックス)左巻 健男講談社このアイテムの詳細を見る |
理学,工学分野の場合,学部での学習であっても,入門的な教科書,参考書だけではやはり,広さ,深さともに不十分な場合もある.
入門的な本を有る程度読んで下地ができたら,網羅する範囲の広いもの,あるいは,細かい部分について詳しく解説されているもの,歴史的に定評のあるものなどにも目をとおしておきたい.
参考書:さらに勉強を進めるために
上記のような参考書を読み終わったあとで,さらに勉強を進めるための参考書
東大名誉教授、工学院大学名誉教授、工学院大学理事長の大橋 秀雄 先生の著作
少し古いが、機械系の学部レベルの網羅的な教科書
文化勲章授章、東大名誉教授、工学院大学名誉教授 今井功先生の名著
完全流体、粘性流体、圧縮性流体の一部カバーする物理系の流体力学の教科書
文化勲章授章、東大名誉教授、工学院大学名誉教授 今井功先生の名著
物理系の流体力学の古典的名著:完全流体、非圧縮性粘性流体、遅い性流体、渦運動等について、物理現象と数学的モデルの対応を詳説
東京工業大学名誉教授 日野 幹雄 先生の名著
日本語で書かれた工学系流体力学の定番的教科書
入門的な本を有る程度読んで下地ができたら,網羅する範囲の広いもの,あるいは,細かい部分について詳しく解説されているもの,歴史的に定評のあるものなどにも目をとおしておきたい.
参考書:さらに勉強を進めるために
上記のような参考書を読み終わったあとで,さらに勉強を進めるための参考書
東大名誉教授、工学院大学名誉教授、工学院大学理事長の大橋 秀雄 先生の著作
少し古いが、機械系の学部レベルの網羅的な教科書
流体力学〈1〉 (1982年) (標準機械工学講座〈11〉)大橋 秀雄コロナ社このアイテムの詳細を見る |
文化勲章授章、東大名誉教授、工学院大学名誉教授 今井功先生の名著
完全流体、粘性流体、圧縮性流体の一部カバーする物理系の流体力学の教科書
流体力学 (物理テキストシリーズ)今井 功岩波書店このアイテムの詳細を見る |
文化勲章授章、東大名誉教授、工学院大学名誉教授 今井功先生の名著
物理系の流体力学の古典的名著:完全流体、非圧縮性粘性流体、遅い性流体、渦運動等について、物理現象と数学的モデルの対応を詳説
流体力学 (前編) (物理学選書 (14))今井 功裳華房このアイテムの詳細を見る |
東京工業大学名誉教授 日野 幹雄 先生の名著
日本語で書かれた工学系流体力学の定番的教科書
流体力学日野 幹雄朝倉書店このアイテムの詳細を見る |
流体力学においては,法則や方程式も重要であるが,それ以上に,「流れの現象」そのものの,流れの運動のイメージの把握が重要であると考える.
本来は,色々な実験や,流体現象の観察が必要であるが,カリキュラムの都合で,十分にそれらを行なうことができない場合も少なくない.
そのような場合には,「流れの現象」やそのイメージについての理解を深めることができる入門的,啓蒙的な参考書に,目を通すことで,有る程度補うことができよう.
また,新しい分野を勉強する場合,本格的な一冊の教科書に目を通す前に,入門的,啓蒙的な本に沢山目を通すと,頭の中にその分野の「下地」が比較的短時間で構築されるという効果がある.
参考書
様々な流体現象と流体力学について、気軽に勉強できる参考書
※版元品切れのものもあるが、古書でも入手をおすすめする。
表紙の画像なし | 流れのファンタジー―写真がとらえた流体の世界 (ブルーバックス)講談社このアイテムの詳細を見る |
パソコンで見る流れの科学 CD-ROM付 (ブルーバックス)講談社このアイテムの詳細を見る |
謎解き・海洋と大気の物理 (ブルーバックス)保坂 直紀講談社このアイテムの詳細を見る |
いまさら流体力学? (パリティブックス)木田 重雄丸善このアイテムの詳細を見る |
おもしろ話で理解する流れ学入門久保田 浪之介日刊工業新聞社このアイテムの詳細を見る |
飛行機のしくみ―なぜ空を自由に飛べるのかをわかりやすい絵で一発解説! (ぶんか社文庫 ひ 7-1 ズバリ図解)秀島一生ぶんか社このアイテムの詳細を見る |
この他にも,講義の中で随時,参考書を紹介する.
某大学での,流体力学の2010年度講義
例年どおり,最初は,ガイダンス的な内容も含めて以下について話をした.
講師略歴
授業のねらい
授業計画
受講者に求められること
評価方法
連絡先等
教科書、参考書
様々な流体力学の応用
宿題
「様々な流体力学の応用」については,我々の身の回りで使われている,様々な流体力学の原理,流体力学を活用した装置や機器について外観した.
輸送機械
流体機械
家庭電気
医療、バイオ
土木、建築
プラント、発電所
気象、海洋、河川、地学、地球物理
スポーツ
音
特に,家庭電気のトピックでは,ダイソンの掃除機,扇風機につて取り上げた.
ダイソンの掃除機は,「旋回流」の原理を応用したものとして有名だが,新しいダイソンの扇風機も非常に面白い.「エントレインメント (entrainment)」あるいは「同伴」と呼ばれる,流れが周りの流体を巻き込む現象を応用している.
Sir James Dyson 社長自らの簡単な解説を YouTube でみつけた.
Dyson Reinvents the Fan
日本での記者会見の様子
James Dyson talks about the Air Multiplier - bladeless fan
宿題も,例年と同じく,以下のとおりである.
「身の回りの流体力学の応用」についてのレポート
前述の分野、あるいは項目以外の、
流体現象、流体力学
等が応用されていると考えられるものを調べ、その概要を
400-800文字程度レポート(A4ワープロ横書き)にまとめ、
次回4/15、講義開始時に提出すること。
レポートのスタイルは以下のとおり。
学籍番号 学年 学科 氏名 提出年月日
レポートの題目
・まえがき
・本文
・まとめ
・参考文献
この講義を履修する場合には,一回目の講義を欠席した者もこのレポートは,必ず提出すること.
教科書
参考書:課題図書
以下の課題図書は,レポートの元ネタなので,必ず購入,通読が必要である.
様々な流体現象について、楽しみながら学べる啓蒙書
台所やお風呂でできる面白い実験が満載
生物の泳ぎを流体力学的に研究していることで有名な、工学院大学、伊藤慎一郎先生による,これまでにない流体力学の啓蒙的入門書
特に,スポーツに関わる流れ,生物の飛行や泳ぎの解説が楽しい.
その他の参考書については,goo blog の文字数制限のため,別途記載する.
例年どおり,最初は,ガイダンス的な内容も含めて以下について話をした.
講師略歴
授業のねらい
授業計画
受講者に求められること
評価方法
連絡先等
教科書、参考書
様々な流体力学の応用
宿題
「様々な流体力学の応用」については,我々の身の回りで使われている,様々な流体力学の原理,流体力学を活用した装置や機器について外観した.
輸送機械
流体機械
家庭電気
医療、バイオ
土木、建築
プラント、発電所
気象、海洋、河川、地学、地球物理
スポーツ
音
特に,家庭電気のトピックでは,ダイソンの掃除機,扇風機につて取り上げた.
ダイソンの掃除機は,「旋回流」の原理を応用したものとして有名だが,新しいダイソンの扇風機も非常に面白い.「エントレインメント (entrainment)」あるいは「同伴」と呼ばれる,流れが周りの流体を巻き込む現象を応用している.
Sir James Dyson 社長自らの簡単な解説を YouTube でみつけた.
Dyson Reinvents the Fan
日本での記者会見の様子
James Dyson talks about the Air Multiplier - bladeless fan
宿題も,例年と同じく,以下のとおりである.
「身の回りの流体力学の応用」についてのレポート
前述の分野、あるいは項目以外の、
流体現象、流体力学
等が応用されていると考えられるものを調べ、その概要を
400-800文字程度レポート(A4ワープロ横書き)にまとめ、
次回4/15、講義開始時に提出すること。
レポートのスタイルは以下のとおり。
学籍番号 学年 学科 氏名 提出年月日
レポートの題目
・まえがき
・本文
・まとめ
・参考文献
この講義を履修する場合には,一回目の講義を欠席した者もこのレポートは,必ず提出すること.
教科書
基礎から学ぶ流体力学飯田 明由,武居 昌宏,小川 隆申オーム社このアイテムの詳細を見る |
参考書:課題図書
以下の課題図書は,レポートの元ネタなので,必ず購入,通読が必要である.
様々な流体現象について、楽しみながら学べる啓蒙書
台所やお風呂でできる面白い実験が満載
流れのふしぎ (ブルーバックス)講談社このアイテムの詳細を見る |
生物の泳ぎを流体力学的に研究していることで有名な、工学院大学、伊藤慎一郎先生による,これまでにない流体力学の啓蒙的入門書
特に,スポーツに関わる流れ,生物の飛行や泳ぎの解説が楽しい.
「流れの法則」を科学する ~数式なしで見える流体力学~ (知りたい!サイエンス 63)伊藤 慎一郎技術評論社このアイテムの詳細を見る |
その他の参考書については,goo blog の文字数制限のため,別途記載する.
2年以上前の記事、 日本における,分野別の博士号の授与状況 (2007-10-24) に、いまだにコンスタントにアクセスがあるので、最新の状況を再度調べてみた。
前回と同様に、日本における分野別の博士号の授与状況について、公式のデータに基づくはずの数字を、情報学研究所の
学術情報データベース/博士論文書誌データベース
http://dbr.nii.ac.jp/
から、検索して調べた。
のべのデータ件数は、510728件。(「博士」というキーワードでの検索結果数)
「XXXX博士」という、古い学位の名称のものについて、多少のデータの修正程度の件数の変化しかないかと考えてていたが、実際には、大きく件数が増加しているものもある。いくつかの大学で、過去に授与した学位について、データベースへの大量の追加登録等があったと思われる。
前回の調査から、古い「XXXX博士」の学位の件数で変化があったもの、「博士(XXXX)」の件数で件数が減ったものについては、前回との差を (+YY) あるいは (-YY) としてプラスマイナスで記載した。件数が減ったものは、データの二重登録等を訂正したためと思われる。
専攻の分野は、前回に準じたが、いくつか、近接するとおもわれる専攻名についてもしらべて追記した。また、筆者が、強く興味を持っている、情報、メディア関係の学位についても、項目として追加して調べた。
以下は、2010-04-11 時点での検索結果である。1957年以降、2009年の前半までに国内で授与された博士号の殆どが含まれている。
# 2010-03-末に授与された学位が、このデータベースに反映されるのは概ね
# 2010-10-始ごろである。
# 前回も説明したとおり、1970年代までのデータは完全ではない。
# また、データ登録の間違いも散見されている。
[文系]
芸術学博士 1件
博士(芸術学) 180件
国際学博士 1件
博士(国際学) 18件
博士(国際関係学) 44件
言語学博士 2件
博士(言語学) 164件
仏教学博士 3件
博士(仏教学) 68件
歴史学博士 3件
博士(歴史学) 236件
博士(史学) 221件
心理学博士 12件 (-1)
博士(心理学) 761件
神学博士 34件 (+2)
博士(神学) 38件
博士(宗教学) 11件
政治学博士/国際政治学博士 57件 (+2)
博士(政治学) 284件
博士(国際政治学) 11件
経営学博士 157件 (-6)
博士(経営学) 1087件
博士(国際経営) 2件 (-11)
博士(国際経営学) 11件
博士(経営管理) 3件
社会学博士 180件 (+6)
博士(社会学) 839件
商学博士 470件
博士(商学) 892件
教育学博士 649件 (+88)
博士(教育学) 1755件
法学博士 1726件 (+435)
博士(法学) 2001件
経済学博士 1744件 (+171)
博士(経済学) 3380件
文学博士 2947件 (+324)
博士(文学) 7011件
[学術]
学術博士 1338件 (-18)
博士(学術) 9640件
[理工系]
水産学博士 531件 (-23)
博士(水産学) 898件
農学博士 14943件 (+531)
博士(農学) 15121件
理学博士 23885件 (+5104)
博士(理学) 24009件
工学博士 35482件 (+4223)
博士(工学) 59154件
[医薬関連]
栄養学博士 9件
博士(栄養学) 261件
保健学博士 333件 (-12)
博士(保健学) 1023件
獣医学博士 1233件 (+71)
博士(獣医学) 2210件
薬学博士 7338件 (+579)
博士(薬学) 8701件
歯学博士 11290件 (-658)
博士(歯学) 12888件
医学博士 143831件 (+33108)
博士(医学) 84096件
[情報、メディア系]
博士(情報学) 594件
博士(情報理工学) 248件
博士(経営情報学) 41件
博士(総合情報学) 6件
博士(環境情報学) 3件
博士(政策・メディア) 159件
博士(メディア学) 1件
博士(国際情報通信学) 66件
博士(社会情報学) 21件
博士(図書館情報学) 20件
博士(ソフトウェア情報学) 25件
前回と同様に、日本における分野別の博士号の授与状況について、公式のデータに基づくはずの数字を、情報学研究所の
学術情報データベース/博士論文書誌データベース
http://dbr.nii.ac.jp/
から、検索して調べた。
のべのデータ件数は、510728件。(「博士」というキーワードでの検索結果数)
「XXXX博士」という、古い学位の名称のものについて、多少のデータの修正程度の件数の変化しかないかと考えてていたが、実際には、大きく件数が増加しているものもある。いくつかの大学で、過去に授与した学位について、データベースへの大量の追加登録等があったと思われる。
前回の調査から、古い「XXXX博士」の学位の件数で変化があったもの、「博士(XXXX)」の件数で件数が減ったものについては、前回との差を (+YY) あるいは (-YY) としてプラスマイナスで記載した。件数が減ったものは、データの二重登録等を訂正したためと思われる。
専攻の分野は、前回に準じたが、いくつか、近接するとおもわれる専攻名についてもしらべて追記した。また、筆者が、強く興味を持っている、情報、メディア関係の学位についても、項目として追加して調べた。
以下は、2010-04-11 時点での検索結果である。1957年以降、2009年の前半までに国内で授与された博士号の殆どが含まれている。
# 2010-03-末に授与された学位が、このデータベースに反映されるのは概ね
# 2010-10-始ごろである。
# 前回も説明したとおり、1970年代までのデータは完全ではない。
# また、データ登録の間違いも散見されている。
[文系]
芸術学博士 1件
博士(芸術学) 180件
国際学博士 1件
博士(国際学) 18件
博士(国際関係学) 44件
言語学博士 2件
博士(言語学) 164件
仏教学博士 3件
博士(仏教学) 68件
歴史学博士 3件
博士(歴史学) 236件
博士(史学) 221件
心理学博士 12件 (-1)
博士(心理学) 761件
神学博士 34件 (+2)
博士(神学) 38件
博士(宗教学) 11件
政治学博士/国際政治学博士 57件 (+2)
博士(政治学) 284件
博士(国際政治学) 11件
経営学博士 157件 (-6)
博士(経営学) 1087件
博士(国際経営) 2件 (-11)
博士(国際経営学) 11件
博士(経営管理) 3件
社会学博士 180件 (+6)
博士(社会学) 839件
商学博士 470件
博士(商学) 892件
教育学博士 649件 (+88)
博士(教育学) 1755件
法学博士 1726件 (+435)
博士(法学) 2001件
経済学博士 1744件 (+171)
博士(経済学) 3380件
文学博士 2947件 (+324)
博士(文学) 7011件
[学術]
学術博士 1338件 (-18)
博士(学術) 9640件
[理工系]
水産学博士 531件 (-23)
博士(水産学) 898件
農学博士 14943件 (+531)
博士(農学) 15121件
理学博士 23885件 (+5104)
博士(理学) 24009件
工学博士 35482件 (+4223)
博士(工学) 59154件
[医薬関連]
栄養学博士 9件
博士(栄養学) 261件
保健学博士 333件 (-12)
博士(保健学) 1023件
獣医学博士 1233件 (+71)
博士(獣医学) 2210件
薬学博士 7338件 (+579)
博士(薬学) 8701件
歯学博士 11290件 (-658)
博士(歯学) 12888件
医学博士 143831件 (+33108)
博士(医学) 84096件
[情報、メディア系]
博士(情報学) 594件
博士(情報理工学) 248件
博士(経営情報学) 41件
博士(総合情報学) 6件
博士(環境情報学) 3件
博士(政策・メディア) 159件
博士(メディア学) 1件
博士(国際情報通信学) 66件
博士(社会情報学) 21件
博士(図書館情報学) 20件
博士(ソフトウェア情報学) 25件
BOSE Companion 3 II に、スーパーツィーター TAKET-BATPURE を追加したシステムは、ツィータのダブル化によって、ボーカルやアコースティック楽器の質感が非常に良くなった。
特に、アコースティック楽器では、ギター族、バイオンリン族、チェンバロ族等、はじく、こする系統のもの、それから、パーカッション系のものは、本システムのユニットの構成や、スーパーツィーターを含むシステムの価格からすると、ちょっと信じられないリアリティである。
その結果、録音の良い、ボーカルやアコースティック楽器の音源を聴くのがとても楽しい。
先日、打ち合わせの合間に、 目黒 atre の HMV に立ち寄った。JAZZ系のスタンダードなCDを安く売っていたので、数枚購入した。
色々物色していると、店内を流れている音楽がちょっと気になった、聞いたことのない女性ボーカルと生ギターの演奏であった。曲は聞いたことがあるポピュラーなものだが、ボーカル、ギター、そしてアレンジがなかなか良い。どんなアーチストだろうと、店員にたずねてみようと思ったところ、ちょうどジャズボーカルのコーナーで、「現在、店内で演奏中」のPOPを発見した。
アルバムタイトルは、
Never Can Goodbye
アーティストは、
Trijntje Oosterhuis
知らない名前なだけでなく、そもそも、発音もわからない。バッケージの裏をみると、 EMI Music Netherlands とある。オランダのアーチストらしい。ほんの1-2分のフレーズを聞いただけだが、とにかく購入することにした。
Trijntje Oosterhuis は、オランダの女性ボーカルで、ヨーロッパではとても成功しているらしい(日本にも数回来日している)。名前の発音は、色々な言語の発音を調べるサイトで調べたところ、カタカナの表記では、
トレインチャ オゥスタァハウシュ
と聞こえた。さらに調べると、英語圏の国や日本では、シンプルに TRAINCHA、トレインチャ 等の名前で呼ばれているようだ。日本のEMIのサイトでの名字のカタカナ表記は、オースタルハウス となっている。
# 筆者が HMV で購入したものは、オランダからの輸入版
# Amazon.co.jp でも、2010/04/10現在 輸入版で入手可能。
# 日本版は、EMI Music Japan から、2010/05/05 発売予定。(2300円 税込)
このアルバムは、昨年亡くなった、マイケル・ジャクソンのファンだった、トレインチャが、彼のヒット曲のカバーアルバムとしてまとめたものである。
バックは、 レオナルド アムデロ (Leonardo Amuedo) というギタリストのギターがメイン。このギターが良い。一部、同じオランダの女性サックス奏者の キャンディ ダルフィー (Candy Dulfer) のサックスや、ちょっとしたバーカッション的な音と、ハンドクラップ、コーラスが入る。
トレインチャの公式サイトでは、以下のように説明されている。(一部抜粋)
Many musicians have been inspired by Michael Jackson, including myself.
At my guesthouse I started singing Michael Jackson songs. Night after night pure out of love for the music, together with Leonardo Amuedo on guitar.
This album is no tribute. Michael Jackson doesn’t need a tribute!
The songs on this album are a collection of my favourite Michael Jackson songs.
再生音から、録音は、あまり広くないところで、シンプルな装置で、ダイレクトに行なわれた感じをうけた。ライナーノーツにも、
Recorded at Trijntje's Tuinhuis
とあった。Tuinhuis は、英語の pavilion であるので、実際に、自分のゲストハウスで、そのまま録音したらしい。
さらに調べたところ、 youtube に録音の様子のビデオ があった。部屋の様子と機材の一部も写っていて、なるほどねぇという感じ。アルバムジャケットの裏に、小さな建物の写真があるが、おそらくこれが、録音場所の、Trijntje's Tuinhuis であろう。
トレンチャの声は、ほんの少しハスキーだが、上品で、表現力がある。ギターは何種類か使い分けていて、押さえぎみだが、凄いテクニックであることが判る。声にも、ギターの音色にも、独特の響きがある。
スペアナで、みると、ボーカルと、生ギターだけとは思えないほどレンジが広い。足を踏みならす音と思われるものも聞こえる。(ライナーノーツに、leg-and-hand-percusion とあった。)
これは、一言でいえば、優秀録音である。シンプルなシステムで、ライブ的に録音したのが良いのだろう。全くの拾いものであった。
マイケルの曲が特に好きでなくても、録音の良い、上質なボーカルと生ギターのアルバムとして、おすすめできる一枚である。
追記:
「トレインチャ」を知らないボーカリストだったように書いたのは、全くの間違いでした。 2008/02 の バート バカラック (BURT BACHARACH) 来日公演 で、ゲスト出演していて、2/16 の東京でのライブで見ていました。ライブのパンフレットを見直したら、バカラックを歌った、トレインチャの CD の紹介もちゃんとでていました。
当日は、なかなか上手な人だなという印象だけでした。しかし、名前も声も全く覚えていなかったということですね。彼女、当時は、最近の写真よりも少し太めだったように思います。
# 2010/12/23 ミスタイプを修正。
特に、アコースティック楽器では、ギター族、バイオンリン族、チェンバロ族等、はじく、こする系統のもの、それから、パーカッション系のものは、本システムのユニットの構成や、スーパーツィーターを含むシステムの価格からすると、ちょっと信じられないリアリティである。
その結果、録音の良い、ボーカルやアコースティック楽器の音源を聴くのがとても楽しい。
先日、打ち合わせの合間に、 目黒 atre の HMV に立ち寄った。JAZZ系のスタンダードなCDを安く売っていたので、数枚購入した。
色々物色していると、店内を流れている音楽がちょっと気になった、聞いたことのない女性ボーカルと生ギターの演奏であった。曲は聞いたことがあるポピュラーなものだが、ボーカル、ギター、そしてアレンジがなかなか良い。どんなアーチストだろうと、店員にたずねてみようと思ったところ、ちょうどジャズボーカルのコーナーで、「現在、店内で演奏中」のPOPを発見した。
アルバムタイトルは、
Never Can Goodbye
アーティストは、
Trijntje Oosterhuis
知らない名前なだけでなく、そもそも、発音もわからない。バッケージの裏をみると、 EMI Music Netherlands とある。オランダのアーチストらしい。ほんの1-2分のフレーズを聞いただけだが、とにかく購入することにした。
Trijntje Oosterhuis は、オランダの女性ボーカルで、ヨーロッパではとても成功しているらしい(日本にも数回来日している)。名前の発音は、色々な言語の発音を調べるサイトで調べたところ、カタカナの表記では、
トレインチャ オゥスタァハウシュ
と聞こえた。さらに調べると、英語圏の国や日本では、シンプルに TRAINCHA、トレインチャ 等の名前で呼ばれているようだ。日本のEMIのサイトでの名字のカタカナ表記は、オースタルハウス となっている。
Never Can Say Goodbye EMI このアイテムの詳細を見る |
# 筆者が HMV で購入したものは、オランダからの輸入版
# Amazon.co.jp でも、2010/04/10現在 輸入版で入手可能。
# 日本版は、EMI Music Japan から、2010/05/05 発売予定。(2300円 税込)
このアルバムは、昨年亡くなった、マイケル・ジャクソンのファンだった、トレインチャが、彼のヒット曲のカバーアルバムとしてまとめたものである。
バックは、 レオナルド アムデロ (Leonardo Amuedo) というギタリストのギターがメイン。このギターが良い。一部、同じオランダの女性サックス奏者の キャンディ ダルフィー (Candy Dulfer) のサックスや、ちょっとしたバーカッション的な音と、ハンドクラップ、コーラスが入る。
トレインチャの公式サイトでは、以下のように説明されている。(一部抜粋)
Many musicians have been inspired by Michael Jackson, including myself.
At my guesthouse I started singing Michael Jackson songs. Night after night pure out of love for the music, together with Leonardo Amuedo on guitar.
This album is no tribute. Michael Jackson doesn’t need a tribute!
The songs on this album are a collection of my favourite Michael Jackson songs.
再生音から、録音は、あまり広くないところで、シンプルな装置で、ダイレクトに行なわれた感じをうけた。ライナーノーツにも、
Recorded at Trijntje's Tuinhuis
とあった。Tuinhuis は、英語の pavilion であるので、実際に、自分のゲストハウスで、そのまま録音したらしい。
さらに調べたところ、 youtube に録音の様子のビデオ があった。部屋の様子と機材の一部も写っていて、なるほどねぇという感じ。アルバムジャケットの裏に、小さな建物の写真があるが、おそらくこれが、録音場所の、Trijntje's Tuinhuis であろう。
トレンチャの声は、ほんの少しハスキーだが、上品で、表現力がある。ギターは何種類か使い分けていて、押さえぎみだが、凄いテクニックであることが判る。声にも、ギターの音色にも、独特の響きがある。
スペアナで、みると、ボーカルと、生ギターだけとは思えないほどレンジが広い。足を踏みならす音と思われるものも聞こえる。(ライナーノーツに、leg-and-hand-percusion とあった。)
これは、一言でいえば、優秀録音である。シンプルなシステムで、ライブ的に録音したのが良いのだろう。全くの拾いものであった。
マイケルの曲が特に好きでなくても、録音の良い、上質なボーカルと生ギターのアルバムとして、おすすめできる一枚である。
追記:
「トレインチャ」を知らないボーカリストだったように書いたのは、全くの間違いでした。 2008/02 の バート バカラック (BURT BACHARACH) 来日公演 で、ゲスト出演していて、2/16 の東京でのライブで見ていました。ライブのパンフレットを見直したら、バカラックを歌った、トレインチャの CD の紹介もちゃんとでていました。
当日は、なかなか上手な人だなという印象だけでした。しかし、名前も声も全く覚えていなかったということですね。彼女、当時は、最近の写真よりも少し太めだったように思います。
# 2010/12/23 ミスタイプを修正。
2010/3/16の記事 Desktop Audio: BOSEの底力と小さなスーパーツィーター の続報
都内に借りている研究室の Desktop Audio は、 BOSE Companion3 II と、 スーパーツィーター TAKET-BATPURE を組み合わせたささやかなものである。
前回の記事で紹介したとおり、エージングも進んできたので、かねてから検討していたとおり、スーパーツィーターを片チャンネルに2個並列接続して、ダブル化してみることにした。
冒頭の写真は、工作完成後に、設置配線した様子である。
スーパーツィーターのBATPUREは、前回と同じく、秋葉原のコイズミ無線の本店の店頭にて購入。
追加のツィーターは、既存のツィーターのすぐ下に、並べて設置した。
ツィーターの周辺の色々な対策はまだなにもしていないので、反射の影響などが多少あるだとうと思われる。
今回、配線を並列化するにあたって、スピーカーケーブルとリード線を、変更した。(これまで、スピーカーケーブルは、RCAピンケーブルの片側を加工したものを使用していた。)
スピーカーケーブルは、片方がRCAピンジャック、片法がバラ線となっていてOFCの線材を使っている入手が容易で低価格のものから、SONYの RK-S30 を選択した。99.996% OFC としては、安いケーブルである。ビクターその他からも、同等の製品がでている。このあたりは、Desktop Audio なので、それほど神経質になることもないと思う。
また、リード線は、カートリッジ用のOFCリード線で入手が容易で低価格のものから、audio-techinica の AT6101 を選択した。これは、PCOCC(単結晶状高純度無酸素銅)の線材を使用しており、アナログカートリッジ用として定評のあるものである。(最近は、秋葉原でも、この手の製品をおいている店がめっきり減ってしまった。)
AT6101の片側の端子をファストン端子と圧着接続した。
ファストン端子側は、スーパーツィーターの端子との接続用である。そして、ファストン端子を圧着しなかった側の元々のカートリッジとの接続端子を、そのまま、スピーカーケーブルと圧着して接続した。
ファストン端子は、これまでは、audio-techinica の TL110Sを使用していたが、これは、BATPUREの接続端子の大きさからすると、一回り大きすぎる感があった。たまたま、コイズミ無線のレジ横で、TL110Sよりも小さなサイズのファストン端子が販売(1個10円)されていた。これを購入。金メッキではないし安い素材だが、サイズ的なフィット感を優先した。実際に工作したところ、圧着加工のしやすさ、BATPUREの端子との密着感の両面で、この選択は正解だったと思われる。
スピーカーケーブルと、リード線の圧着による二股接続部分は、加工のしやすさと機械的強度を優先した。よく撚ったスピーカーケーブルの芯線を、一本目のリード線の端子の中を通し圧着してから、先端部分を折り曲げ2重化したものを、2本目のリード線の端子に通して圧着した。結果的に下側のユニットへの配線が、1cmほど長くなっている。
また、一部の配線の絶縁カバーには、日東シンコーのブチルゴムテープ(自己融着テープ)を使用している。(これは、オーディオファイルの間では昔から知られている、非常に便利な素材である。)
圧着部分の被覆については、スミチューブ(熱収縮チューブ)も準備して検討したが、接点復活剤等の投入を考慮した結果、今回は使用しないこととした。
細かいセッティングや調整はまだ、これからだが、結論からいうと、再生音の改善は予想以上であった。
一般に、ユニットを並列化すれば、音圧は上がり、過渡特性等は改善される。だが、通常の常識からいえば、70dBのスーパーツィーターを並列接続でダブルにして、振動板の面積が2倍になっても、まだ、メインの BOSE のサテライトスピーカーのフルレンジとの間の音圧差は大きいことは明らかである。
しかしながら、音場感、定位、音像、分解能、過渡特性のどれもが、ひとランクアップした感じとなった。特に、音場感、音像、アコースティック楽器質感等の改善は著しい。工作した自分自身が、ちょっと驚いた。
[TAKE-BATPUREをダブル化する際のリード線として好適]
[BOSE BOSE Companion3 II にスーパーツィーターを追加する際におすすめのスピーカーケーブル]
[TAKET-BATPUREの自作台として好適の黒檀キューブ]
[工作が苦手な人向きのキューブ台つきの TAKET-BATPURE]
[Desktop Audio のメインスピーカーシステムとしておすすめ]
都内に借りている研究室の Desktop Audio は、 BOSE Companion3 II と、 スーパーツィーター TAKET-BATPURE を組み合わせたささやかなものである。
前回の記事で紹介したとおり、エージングも進んできたので、かねてから検討していたとおり、スーパーツィーターを片チャンネルに2個並列接続して、ダブル化してみることにした。
冒頭の写真は、工作完成後に、設置配線した様子である。
スーパーツィーターのBATPUREは、前回と同じく、秋葉原のコイズミ無線の本店の店頭にて購入。
追加のツィーターは、既存のツィーターのすぐ下に、並べて設置した。
ツィーターの周辺の色々な対策はまだなにもしていないので、反射の影響などが多少あるだとうと思われる。
今回、配線を並列化するにあたって、スピーカーケーブルとリード線を、変更した。(これまで、スピーカーケーブルは、RCAピンケーブルの片側を加工したものを使用していた。)
スピーカーケーブルは、片方がRCAピンジャック、片法がバラ線となっていてOFCの線材を使っている入手が容易で低価格のものから、SONYの RK-S30 を選択した。99.996% OFC としては、安いケーブルである。ビクターその他からも、同等の製品がでている。このあたりは、Desktop Audio なので、それほど神経質になることもないと思う。
また、リード線は、カートリッジ用のOFCリード線で入手が容易で低価格のものから、audio-techinica の AT6101 を選択した。これは、PCOCC(単結晶状高純度無酸素銅)の線材を使用しており、アナログカートリッジ用として定評のあるものである。(最近は、秋葉原でも、この手の製品をおいている店がめっきり減ってしまった。)
AT6101の片側の端子をファストン端子と圧着接続した。
ファストン端子側は、スーパーツィーターの端子との接続用である。そして、ファストン端子を圧着しなかった側の元々のカートリッジとの接続端子を、そのまま、スピーカーケーブルと圧着して接続した。
ファストン端子は、これまでは、audio-techinica の TL110Sを使用していたが、これは、BATPUREの接続端子の大きさからすると、一回り大きすぎる感があった。たまたま、コイズミ無線のレジ横で、TL110Sよりも小さなサイズのファストン端子が販売(1個10円)されていた。これを購入。金メッキではないし安い素材だが、サイズ的なフィット感を優先した。実際に工作したところ、圧着加工のしやすさ、BATPUREの端子との密着感の両面で、この選択は正解だったと思われる。
スピーカーケーブルと、リード線の圧着による二股接続部分は、加工のしやすさと機械的強度を優先した。よく撚ったスピーカーケーブルの芯線を、一本目のリード線の端子の中を通し圧着してから、先端部分を折り曲げ2重化したものを、2本目のリード線の端子に通して圧着した。結果的に下側のユニットへの配線が、1cmほど長くなっている。
また、一部の配線の絶縁カバーには、日東シンコーのブチルゴムテープ(自己融着テープ)を使用している。(これは、オーディオファイルの間では昔から知られている、非常に便利な素材である。)
圧着部分の被覆については、スミチューブ(熱収縮チューブ)も準備して検討したが、接点復活剤等の投入を考慮した結果、今回は使用しないこととした。
細かいセッティングや調整はまだ、これからだが、結論からいうと、再生音の改善は予想以上であった。
一般に、ユニットを並列化すれば、音圧は上がり、過渡特性等は改善される。だが、通常の常識からいえば、70dBのスーパーツィーターを並列接続でダブルにして、振動板の面積が2倍になっても、まだ、メインの BOSE のサテライトスピーカーのフルレンジとの間の音圧差は大きいことは明らかである。
しかしながら、音場感、定位、音像、分解能、過渡特性のどれもが、ひとランクアップした感じとなった。特に、音場感、音像、アコースティック楽器質感等の改善は著しい。工作した自分自身が、ちょっと驚いた。
[TAKE-BATPUREをダブル化する際のリード線として好適]
audio-technica リードセン [AT6101]オーディオテクニカこのアイテムの詳細を見る |
[BOSE BOSE Companion3 II にスーパーツィーターを追加する際におすすめのスピーカーケーブル]
ソニー RCAピンプラグ←→先バラ スピーカーコード 3m RK-S30ソニーこのアイテムの詳細を見る |
[TAKET-BATPUREの自作台として好適の黒檀キューブ]
山本音響工芸 キューブベースアフリカ黒檀材(4個1組) QB-3山本音響工芸このアイテムの詳細を見る |
[工作が苦手な人向きのキューブ台つきの TAKET-BATPURE]
テイクティ スーパーツイーター(2個入) TAKET-BATPURE-C(ペア)テイクティこのアイテムの詳細を見る |
[Desktop Audio のメインスピーカーシステムとしておすすめ]
BOSE Companion3 II マルチメディアスピーカーBOSEこのアイテムの詳細を見る |