フランスの詩人ヴェルレーヌの詩集「艶やかなる宴」冒頭の詩『月の光』を題材にしてドビュッシーが作曲したとされる「ベルガマスク組曲」
あなたの魂は選りすぐった風景
魅惑的な仮面、ベルガモの衣装
リュートを奏で、踊りゆく
幻想的な仮面の下に悲しみを隠し
派手な衣装を着けて踊るピエロの素顔は悲しみの色。
深く心に沁みる作品だ。
ところで何れの作者も感情の起伏が激しく気難しい性格をしていたらしい。
なるほど良くわかる気がする。
なぜならワタシも相当難しい・・・と思うから。
墨の雫が水面に落ちて、広がりながらやがて消えていく。
この怒りを和らげ薄めてくれる音楽と出会えることは幸せだ。
本当の素顔は、この真っ黒い仮面の下にあるんだよ。
拝