今日も明日も元気

おやじの本音を綴ります。

耳から火が出る

2012-02-06 13:50:44 | おやじ・子育て

ロンドンオリンピックイヤーとなる今年の大分別大マラソンほど注目されたことはなかったでしょう。これといったスター不在のマラソン代表に誰が選ばれるのか?話題性十分の大会でしたが、翌日の地元紙トップは残念な記事が飾りました。

『母親が自供…』

そして朝刊を見るなり妻が驚きの声をあげました。

「ケンタロウがバイク事故?」

こんどはワタシが驚きというか…

「(ナニヲイッテンダ)何処見てんの?」

もうすぐ結婚して25年…妻のニュース情報源がテレビ欄であるということを初めて知りました。

確かに新聞にはいろいろな情報が溢れています。週刊誌の見出しには流行の話題が一言にして納められています。

女性誌には宮様のお家事情、女性自身のお悩み、良く当たる占い、そしてもちろん今どき"グンちゃん"…この"ちゃん"付けする女性自身のお歳は果していくつなのか?

方や男性誌では政治、経済、スポーツ、芸能、ギャンブルと話題が豊富。ただ袋綴じのヌードモデルが往年の芸能人…"ついに〇〇が脱いだ"の"ついに"にどれだけの年月を費やされ、その成果をココロ待ちにしていた愛読者とは?

ところで現代人の活字離れは深刻です。

マスメディアからの情報はますます電子化が進み、先日はフェイスブックの上場が話題となりました。情報世界において地球は携帯電話に収納されました。(ただし一部の国は含まれていないようです)

『問題は如何にして情報を文字化することが出来るか?』

Youtubeやモブログなど画像を添付することで手軽に情報発信するのはよろしいのですが、いざ文章にさせると何が言いたいのかイマイチ不明な社会です。

次女が学研が主催する実力(?)テストにチャレンジしました。出来具合を尋ねたところ国語の問題が良く判らなかったということです。

なになに…恥ずかしいことを表すカラダの一部を使った慣用句「〇〇から火が出る」の〇〇は?ムスメの答えは"耳が赤くなる"ので「耳」…残念

しかしイマドキ顔から火が出るような純粋無垢な若者が果してどれほどいるのか、眼を皿のようにして探してみたが暖簾に腕押しだ(ちょっと違うか…)


北北西に進路をとれ

2012-02-04 19:30:38 | おやじ・子育て

ついに愛犬が息を引き取った、というか引き取っていた。

2月2日は大分市内でも朝から雪が舞うほど寒い一日。

そっと胸に手を当てると、微かな温もりに大きく上下する痩せた身体…不謹慎にもその生命力に驚きながら小さく声をかけた。

「それじゃあ行くよ」

折しもこの日は私立高校の入学試験だった。普段よりも少し早い朝支度で家族みんな慌ただしく出掛けて行った。

そしてその夜。帰宅してすぐに様子を見に行く…既に冷たかった。

その顔は眠っているようにヤスラカニ見えた。

翌日市内のペット霊園にて荼毘を行った。丁寧にお経をあげて頂き、別れの言葉をかけて火葬された。

「きれいに焼けていますよ…」

白い犬だった。もちろん皆そうだろうけど真っ白な骨だった。

足の速い犬で、その体はまるで飛んでいるように視えた。ドッグフードしか与えず犬が肥満になるなんてことが信じられないほど華奢な身体だったが、脚の骨は随分と立派だった。

女の子なのでピンク色の紙製骨壷に入れてもらった。自宅の庭には兄弟犬のお骨の一部が埋まっている。その隣に埋めてやろう…

「お前の母親の名前はチビ。ミッキーショップに飼われていた雑種だ。兄の名前はQ。病気で死んだけど賢くて毛並みが綺麗な茶色の犬だったことは覚えているだろう?はやく天国に行ってみんなと遊ぶがいい、サヨウナラ」

その晩はお客との飲み事で随分と遅くなったがムスメと豆まきをした。

酒の後押しもあり、全然恥ずかしさを忘れてしまったオヤジに付き合わされながらムスメも庭にたくさん豆をまいた。

「オニハソト、フクハウチ…フクハウチ」

今年の恵方は北北西ということらしい。

「我が家から見た約北北西方向にある高校に進路を取ればイインダヨナ!!」

などと酔ったオヤジの話し等聞くほどムスメも付き合いがいいわけでもなく

「近所迷惑やろ!!」

などと随分母親みたいな口を利くようになった。

『そうだよ、今日からオマエが正真正銘の長女となったんだ。』


仁義なき戦い

2012-02-02 19:18:35 | ブログ

「君に忠、親に孝、自らを節すること厳しく、下位の者に仁慈を以てし、敵には憐みをかけ、私欲を忌み、公正を尊び、富貴よりも名誉を以て貴しとなす」 

「武士道とは日本の封建社会における武士階級の倫理および価値の基準をなす、体系化された思想一般をさす」 常に勝ち続けることを求められた猛者を、天下泰平の時代に武士として国に仕えさせる。武士は今でいう役人の仕事をしながら、一大事には"葉隠"で知られる佐賀藩山本常朝は次のように記している。

「武士道と云うは、死ぬことと見つけたり」

やがて明治維新以降、近代化の波に武士は消えてしまう。

セオドア・ルーズベルトやJFKなどに読まれた"Bushido The soul of Japan"(新渡戸稲造 著)では島国の自然がどのようなもので、四季の移り変わりなどから影響を及ぼされた結果、社会という枠の中で日本人はどのように生きたのかを説明している。その上で武士の生活態度や信条というモデルケースから日本人の精神的な土壌が醸成された過程を分かりやすい構成と言葉で読者に伝えている。(ウィキペディア "武士道"より)

ところで毎日のように繰り返し報道される政治家たちの上げ足とり合戦…

「貴方達は死ぬ気で仕事をしていますか?」

出口の見えぬ不況の時代、数知れぬ零細企業の"葉隠"達は命と引き換えに城を守ろうとした。明日は我が身かと案じながも家臣共々押し寄せる難題に果敢に取り組む毎日…

国家の一大事に本丸守る政治家たちが「武士は喰わねど高楊枝」のサムライ気取りで見栄ばかり気にしてる場合か!バカヤロー


弔辞

2012-02-01 19:14:07 | ブログ

高校の同窓生が不慮の事故で他界してしまった。

享年54歳、余りにも早すぎる。

喪主は年老いた母親だった…泣けてきた。

我が子へ願う

何があってもオレより先に死んではならない。

お前たちのためにオレは全力を尽くすことを誓う。

同窓生の弔問客に言葉もなく挨拶をしながら斎場を後にした。

『バカヤロー…ヤスラカニネムレ』