Hankの無線ログ

アマチュア無線の活動記録です。
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7MHz移動アンテナ用バランを製作しました

2020-05-05 21:18:04 | 周辺機器
ステイホーム製作シリーズ 第4弾です。

最近の7MHz移動は、コメットのHR7を2本使ったV型ダイポールを使用しています。

このアンテナ、先日のALL JAで +5mの電線をつけて3.5MHz用に変更して使用したのですが、手軽に3.5MHzに出られるため、しばらくそのまま立てておくことにしました。

加えて、実はオームのVDP用基台は肉厚ステンレス板が使用されているため固定で使用しても十分な強度があるのですが、逆に重量があり移動用の細いポールに付けて使うにはトップヘビーな感じがしていました。

そのため、今回、移動用に小型軽量なアンテナシステムを別途準備することにしました。

幸い? もう2本 7MHzに使えるモビホの手持ちがあったので、エレメントにはこれを使用し、基台は昔どこかのジャンク市で入手したポリカーボネート製のものを発掘しました。

あとはバランですが、何個かメーカー製の手持ちがあるのですがどれも結構な大きさと重量があり、今回の趣旨には合わないため新しく自作することにしました。

前置きが長くなりましたが、さっそく製作に入りました。

なお、今回、バランの部品は全て手持ちのものを使用し、新しく買ったものは一切無く、製作のためには家から一歩も出ておりません。(笑)

まずはケースの加工です。

Mメスコネとボルトの穴を開けます。
トロイダルコアは20年以上前に買ったものなのではっきり覚えていませんが、たぶん、FT114-43だと思います。




巻き線は、ポリウレタン線では巻いているうちにどの線かが分からなくなるので、色付きのビニル線にしました。
ツイストさせて巻くと高い周波数も良い特性になるそうですが、7MHz専用ですし、何よりも「Blog映え」を狙って並べて巻きました。



以上をケースにいれてはんだ付けします。




特性を測定するために、50オーム(100オーム2個並列)抵抗を付けて 




アンテナアナライザーでSWRを測定しました。




SWR=1.4程度でやはりちょっと高めですので補正コンデンサ(150PF)を取り付けました。






SWR=1.1と満足できる特性になりました。 

早速、ベランダに5m長ポールを仮設して調整しました。




アンテナは、片方がコメットのCA-7HR(HR7の旧型?)、もう片方がサガ電子のCM-144W7 という異メーカーです。
長さも20cmほどサガ電子のほうが短いのですが、こんな組み合わせでも働くことを確認することにします。

まず、それぞれのアンテナを、以前モービルで使っていたときのままの寸法で取付てSWRを測ってみたところ、6.97MHzに同調していました。

そこで、先端エレメントの長さを少し縮めてCWバンドに合わせ込みました。




いい感じです。 HR7 2本の時とほぼ同じ特性になりましました。

こんな感じになりました。 左右のコイルの長さが違う(メーカーが違う)のが分かると思います。




ベランダがアンテナだらけになってしまったので、家人に怒られないうちに写真を撮ってから速攻で下ろしました。

このアンテナで移動に行くのが楽しみです。

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