今、2008年に出版された経済関連の文献を再読しています。円安になれば、輸入に頼る日本は『輸入品を買うときに、従来より余計に払う必要がある』のですから、その仕入れ価格が商品価格に転嫁されます。当然、物価高になると『インフレ』になり、庶民は貧しくなるのはあたりまえのことです。
【写真:2007年ごろの円安バブル崩壊を、忘れていまいか】
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◆2005年ごろも、ガソリン価格は『1L、200円になるぞ』と言っていた。
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先日のニュースで『日本はGDPが世界4位に落ちた』と伝えられました。
報道は『市民の声』と称し『まちかど』で、
経済のことをわかっていなそうな『オバチャン』たちをつかまえて、
『どう思いますか?』とか、トンチンカンな質問をしていました。
オバチャンは『どうして、ここまで落ち目になったのでしょうか?』とかいう。
日本のGDPが落ちているのは、円安になったからです。
また、日経平均が『40,000円超え』で沸いていましたが、
円で借りて外貨で運用する『円キャリー取引』が行われているでしょう。
円キャリー取引は、まだまだ低い日本の『超低金利』を利用して、
将来も『円高に振れないことに賭けて』の『投機的取引』。
今の『バブル以後の最高値』の騒ぎは『投機が投機を呼ぶ状態』です。
バブル以後の・・・と騒いでいますが、
投機が投機を呼ぶことこそ『バブル』だということを、
まるでわかっていない人が多いですね。
円安で『企業収益性が向上している』とか言っています。
要するに『為替レートがバブル』なのですから、
それに支えられている『日本企業の収益性向上』も、
実際のところは『バブルですね』としか言いようがありません。
一部の業種を除いて『生産性が落ちている』にも関わらず、ベア満額回答?。
こんなことで『浮かれて』いては、
11月のアメリカ大統領選挙で『トランプ再選』にでもなれば、
彼は『アメリカン・ファースト主義者』ですから、
ドル安誘導のキャリー取引を取り込んだら、日本はいっぺんに円高に・・・。
・日本は、円高気味でちょうどいい
・物価が安定してきたら『また、安売り合戦』の再来
・企業の決算も『若干の赤字決算』がちょうどいい
サラリーマンやフツーの主婦が『投資、投資!』というのは『異常』です。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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