令和6年3月26日現在、アマチュア無線局数の実数は『358,424局』(総務省)とあります。これね、358,424人の無線愛好家がいるっていう数字じゃなく『あくまでも局の数』なんですね。当たり前のことですが『1人で移動する局と移動しない局の2局を持っているケースも含まれている』のです。いわゆる『上級資格が、有資格者総数の3%くらいいる』のですが『休眠状態の従事者』の方が多いですから、リアルに運用をなさっている局から『多く見積もって、免許局数の5%程度』と仮定します。となれば『17,921』を全体の『358,424』から差し引きます。あくまでも仮定です。実数の見込みは『340,503』という数字が出ました。全数には『ダンプ屋』も含まれています。ここから『熱心であろう、普通にアマチュア無線を楽しむ愛好家数は20%』と置いてみます。340千×20%=68千という数字が出てきました。これって、JARLの会員数に『非常に近い』ですね。いわゆるパレートの法則を使って求めてみたのですが。
【写真:どの分野も上位20%が、全体の80%の売上を支えている・・・】
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◆262の法則や343の法則を頭に入れておきましょう。
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・2:6:2
・3:4:3
まぁ、どっちでもいいのですが、
会社とかだと、上位20%の営業マンや得意先が、80%の売上を支えています。
また、人事的にいえば『2割がアンチ』で『2割が支持者』そして『8割が「どうでもいい」層』。
あるいは『3割の支持層とアンチが、ほぼ同数いて、4割はどうでもいい層』です。
何をやっても、合う人と合わない人が2~3割はいるということです。
それを『いちいち、気にかけたり気にしていたら、天狗になったり、ノイローゼになる』わけですな。
さて、アマチュア無線に話を戻します。
実数は、読めないものの、ある程度は『近似値くらい見当がつく』といえます。
・358,424局のうち、移動する局と移動しない局を、1人の免許人の5%が複数持っている
・340,503局が、アマチュア無線局の『人数』と仮定(ダンプ屋も含まれている)
・熱心なアマチュア無線愛好家が『20%(パレートの法則)』いると仮定してみると
・68,100の局数が、アマチュア無線愛好家数(ここにも移動する局としない局が5%ほど混在)
・混在している『5%』を差し引くと(面倒くさいので×95%で計算)
・64,695という数字が出てきた
・JARL会員数の発表値:65,380(2023年11月7日現在)と、非常に近い数字
だから、どやねん?って数字ですが。
ここから『さらに熱心なアマチュア局数』を求めていきます。
ここでもパレートの法則を引用してみます。
65,000×20%=13,000
・HFに出ている、とか
・CWが大好き、とか
・アワードが好き、とか
・コンテストが好き、とか
・懐古趣味が好き、とか
まあ、自分なりの遊び方を持って『アクティブな運用』をしている局数が『13,000』くらい。
私は、アワードが好きなので『それを、自分の目標に設定』して日々の運用を行っています。
実際、アクティブなアマチュア無線愛好家って、
ARRLやJARLに限らず『何らかのアワード』を目標に活動されている、そんな実感があります。
コンテストに参加する局も『実際にログを提出する局は20%程度』ですし、
残りの80%は『呼びまわり』で、いわゆる『ごサービス』の局ですね。
だから、どやねん・・・ですが。
アワードに照準を置いてみます。
・国内アワード:7MHzが必須(と言っても過言ではない?)
・DXアワード:14MHzが必須(と言っても過言ではない?)
とはいえ、目標の設定は『個人の好きなようにやればいい』わけで、
14MHzを外しても、DXのアワードは楽しめます。
一定の『コアな数字』を積み上げるには『運用者が多いバンドを選べ』というだけのこと。
約13,000の局が、年間に数枚のアワード申請したり、
コンテストのログ提出している、そんなもんやと感じます。
ちなみに、JARLアワードの『賞典収益』も『だいたい、数字が合ってくる』と感じています。
ここで挙げた数字は『あくまでも、個人の感想』みたいなものです。
アマチュア無線は『文化(カルチャー)の宝庫』です。
このコメントは、CQ-hamradioの2024年4月号・P245に載せてもらいました。
複数の人が関係しないと成り立たない娯楽ですから、
3:4:3の法則や、2:6:2の法則も頭に入れ、
テキトーに楽しめればいい、と、私は思っています。
大事なのは『自分のハムライフに「目標」がある方が、かっこいい』ということでしょうか。
・目標がない
・目標はあれど、遠回りしている
こういう人は、おしなべて『あほ扱い』されることも多々あります。
しかし、こんなのアマチュア無線に限ったことではありません。
どんな娯楽や趣味でも、初心者や初級者は『そんなもんや』と思います。
資格だけ取っても『衣装』や『舞台装置』にしか過ぎないことも多々です。
見透かされないよう、わからなかったら『勉強』を続ける。この姿勢が大事だと私は思っています。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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