明鏡止水

何の期待もなく、何の望みもなく、一喜一憂せずに水面と対峙する、、、
曇りさえない鏡のように、静寂さを湛える水のごとく、邪心無き心持。

本来、釣りとはそういうもののはず。
やれ５０センチだとか、それ１００枚だとかの欲得は、本物の人物には一切関係ない巷の喧騒。

貝毒規制から３週間。
この時期の規制では、どのみち今年はダメなんだろう。
欲も得もなけりゃ、一々騒ぐことでもない。
釣れないなら、釣らないまでよ、、、




２５年前に野球を教えた子が、タナゴ釣りしかしてないとのことで、なら乗ってみるか？

音沙汰無い４時間を経過したのちに、４８のＢＵＦＦを上げる。
人生初の出来事に、定額給付金を釣り道具に全部ブッ込みそうな勢い。

いやいや、大事に使いなさい。
道具なんて、オラのを呉れてやる。
お前の人生に必要なのは、釣りの道具なんかじゃないだろう。
２５年前に俺から何を学んだ？

この毎日を、明鏡止水の心でなんか過ごせやしないんだぞ！
ガッツで生き抜くために使うんだ。

たかが４８の葉っパなんぞで喜ぶな！
そんなもんは、この船では誰でも釣ってる。

お前はまだ、人生を釣っていない、、、

などと、釣れない時間が長いと説教じみてな～～～