ゑびす丸 大漁小言

陸前高田の釣り士、ゑびす丸の船頭ブログです。

白い巨塔現る

2018-04-24 | 日記


先生!! 急患です!!!
ム、バイタルは?  安定してます。
心音?  動悸激しいです。

これは!! う~ん痛そうだな、原因は?  
50センチのアイナメが暴れました!!!
オウ! 美味そうだな、、、いや、失敬。

よし、麻酔科に連絡して。 無理です、ここは船上です。
ならば致し方ない。
諸君、これより船上における、ナノ船カレイ除去手術を開始する。
何よりスピードが要求される、心して挑もう!!!

では、メス! もとい、ニッパー!
チモト切断! よし!
容体はどうだ?  先生! かなり痛がってます。
大丈夫だ! このクランケはガッツがある!!!
そこだ! ペンチで押し込め! 
よし! 除去終了!

マキロンをシュッツシュッしたまえ!
オロナインを塗り込むぞ!
カットバンはどうした?
テーピング固定!

フ~終了、時間は?  3分15秒です。
おめでとう諸君! 新記録だ。
先生! やりましたね。 いや、何よりこの患者のガッツを称賛しようじゃないか!



とまあ、にぎやかな釣りでした。
日中最高気温23度予報の脇の沢港に盛岡よりマンボウ氏の大切なお客様、O浦先生親子が来釣してのデカ狙い。

先週縋った義弟のイシカゲロープは、なんと本人の腰病みによる作業中止状態。
てんめ~! 妹の旦那気取りか~コラ!!!
俺の名前を言ってみろや!  じゃ、土曜日出ますから~ 
いらね~よ! 土曜に釣るのに当日ゴミ落としたんじゃ意味ね~べが!
お前の腰病みと、俺の面目とがこの世界の中でどっちが優先されるか、よ~く考えろや!!!

で、金曜の午後。急に腹痛を起こしたゑびす丸は、ザミ牡蠣をせっせと砕いて餌撒き作業に専心。
も、細いのしか釣れない。 いかん、ゑびす丸の面目が立たん!
海上を見渡し、恐らく? 寄ってるだろう? どうかな~ のイカダに移ってから来ましたね~

N嬢が35センチくらいのでレギュラー?とつぶやく
いやいや、御嬢さん。それでは花巻東の補欠にもなるかどうかです。
ゑびす丸では大阪桐蔭のレギュラーしか持って帰れませんから。

ならばとガッツを見せたN嬢。

やりましたね~大阪桐蔭の  う~ん、7番打者くらいのををゲット。

巨塔先生もご満悦です。

マンボウ氏もホッと一息

ちょこっと膝まげて嬉しがってる!! 可愛いねこの娘!!!

午後はウネリと南西風がきつくなりましたが、みなガッツで乗り切りました。

しかしながら、敢えて苦言するならば、リールドラグがきつ過ぎでしたね。
広田湾のしかも脇の沢では、それこそ核弾頭魚雷のようなアイナメや、B2爆撃機のようなデカマコが相手です。
そのパワーをラオウみたいに受け止めるか、トキのように逃がすか、、、
竿のポテンシャル、ドラグの強弱、ハリスの号数、、、

7:3調子の竿ならばドラグ締めっぱでも剛の拳は通用するでしょう。
それでも巨塔先生のリーディングは長過ぎましたね。
脇の沢では最長でも180です。特にイカダ攻めなら160でも手に負えない場合がありますから。
これはマンボウ氏の事前情報提供ミスですな!!!  ったく!

攻め調子の竿ならばやはり、ドラグ緩めで適宣親指を当てながら柔の拳で逃がさなきゃなりません。
N嬢がアイナメ掛けた時のSPⅡは悲鳴を上げてました。
ドラグきついから穂先が海面まで持ってかれ、竿尻が脇の下に食い込んでましたよ。

ハリスに至っては、マンボウ氏やヒザ神のバラシを見れば言うに及ばずです。
技術向上で品質が良くなってるとはいえ、4号では心もとないでしょう。

みなさん、脇の沢で釣る時には用心してくださいね!



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