今年の春定時制を卒業した会社のノンちゃんに4万円のセイコーを
取られてしまったので今はカタログギフトのシチズンを着けている。
このシチズンが精度が良いのは良いのだがいかんせん小さすぎて見
にくいのでまた一つ買うかと言うことになった。
買うのは4万円くらいまでで、シンプルなもの。
電波ソーラーが買える価格帯だがあえて自動巻きにする。
今までは時計など狂いが少なければ少ないだけよいと思っていたの
で電波ソーラーが一番合理的だと思っていたけれど、ちょっと待て
よ、時間なんかに秒単位で縛られる必要はあるのか?と言うことに
なって自動巻きにする事にした。
さて4万円台で自動巻きと言うとこれが結構あるのだけれど何だか
ゴチャゴチャしたものが多くていまいち納得いかない。
で、アマゾンのページをめくりつつ見ていたらまたセイコーの自動
巻きにたどり着いたわけだ。
白文字盤の時計は初めてだがそれほど派手な印象ではないのでいつ
でも着けられそうである。
文字盤は今時の時計らしく少し大きいがもう少し小さいケースだっ
たらなお良かったけれど仕方があるまい。
機械式時計なんぞ着けるのは20年ぶりくらいである。
そのときもセイコーの安い自動巻きだったがハンマーでガンガンや
る手首に着けていたのでいともたやすく壊れてしまった。
それは当たり前だ、自動巻きは振動や衝撃に弱い。
だから狂いの少なく壊れにくいクォーツを使ってきたのだ。
それがまた自動巻きを買おうとしている。
もう、あんまり時間に拘らずに日差プラスマイナス30秒の世界で
いいじゃないかと。
自動巻きは高級品の高精度機械式でない限り平気でプラスマイナス
する。
2分も狂えば針を直すだろうが1分弱ならそのままだ。
いつかまた元に戻っていたりする。
あいまいのその加減がキッチキチに縛られた生活から少しだけ開放
してくれそうである。
少しのゆとりを持とうと言うわけだ。
新しい時計は明日やってくる。
明日からはおおらかな気持ちで生活してみようと思うのだ。