Welcome to Hokkaido Nature World

北海道のその日その時―素敵な空間をおさめた写真をその日のうちにお届け致します

Natural Park

2011-07-03 20:11:30 | インポート

ここ滝川で育った人ならば、必ず訪れたことのある公園は、
今は手入れをされず、まるで森の中に入ったような
ナチュラルなグリーンパークになっています。



公園の入り口から、右手に白樺の林を見ることができ、





まっすぐ進むと、まるで雪が降ったかのように
ポプラの種でいっぱいの白い道の上を通り、池沿いの道を
歩いて行くと、池岸にキショウブの花が咲いていたり、





ウィステリアのアーチをくぐりぬけて行くと、





オオハナウドらしき植物につるの植物が巻きつき、
風に揺れてとても素敵だったり、





ウツギの花や、
バラの花も見られたり、
サクラの木にほんのりと赤く色づいた実がなっていたり・・・
池のスイレンの葉を見ては、実際に見たこともない
ジベルニーの庭より、ここのほうがずっと素敵なのではないか
と想いながら歩くのも、また楽しいです。



この公園には、屋外で料理が作れるようにと
水道とカマドが設置されており、久しぶりにそこを訪れてみると、木でつくられたテーブルと椅子が1組ありました。
火にかけた鍋を直接置いたためか、
このように黒く焦げていてとても残念でした。





このような場合、クロスを敷いて食事をすれば
よいかもしれません。
『ブラックベリー』のプレートと、ティーカップ&ソーサーを
用意して―。





19世紀、明治6年(1873)に、当時の北海道開拓使が、
アメリカからラズベリーとブラックベリーを導入し、
東京官園で苗木を育成したけれど、普及しなかったそうです。
しかし、21世紀の今、北海道の地で越冬できる
ブラックベリーの苗もあり、私も今年購入してみました。
ブラックベリーの苗だけでなく、今、お花屋さんで、ブラック
ベリーの実が入荷し始めています。
9月上旬から10月中旬の収穫の時期を想いながら、
今だったら前年に収穫されたブラックベリーのコンフィチュールをパンやケーキにつけて食べたり、お砂糖の代わりに、
そのジャムを紅茶にいれて飲んだりしてもいいですね。
北海道が開拓された頃の話を語り合いながら、
ここ空知太(アイヌ語で「ソーラップチプト」)が、
「ソーラップチ」=「滝を下る川」、
「プト」=「河口や川の合流点」で、
空知川が石狩川に合流する地点が
『ソーラップチプト』であることを思い出したり、
国木田独歩の『空知川の岸辺』の一節、
「余は今も尚ほ空知川の沿岸を思うと、あの冷厳なる自然が、
余を引きつけるように感ずるのである。何故だろう」
を思い出すのもよいかもしれません。


ちなみに、滝川市の語源は、アイヌ語の「ソーラプチ」=「滝下る所」
を意訳したものです。 また、空知川の中流には滝のような段差があり
アイヌの人々から「ソーラプチペツ」= 「滝のかかる川・滝の川」
と呼ばれており、滝川という地名がつけられました。 【滝川市のウエブサイトより】




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