クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

明日から始まる岐阜円空仏を彫る会第16回作品展

2023年02月05日 21時18分00秒 | 円空さん
明日から始まる岐阜円空仏を彫る会第16回作品展に、私も円空仏の写真を10枚展示させていただきます。
今日午後4時からは、会場のOKB(県民)ふれあい会館で飾りつけ。

今回は、展示ボードに直接ピン留めする展示にしたので、10枚貼り付けるのに、岐阜円空仏を彫る会の方に手伝っていただいて20分ほどで済みました。

お近くの方、どうぞご来場の上、ご高覧願います。

岐阜円空仏を彫る会作品展は、2月12日(日)までOKB(県民)ふれあい会館(岐阜市薮田南5-14-53 TEL 058-277-1111)のふれあいギャラリーで開催します。
9時~21時30分で、最終日は13時までです。
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年明けの1月3日から 五十住啓二 写真展「国分寺の仏さま」を開催します

2022年12月30日 18時17分35秒 | 円空さん
今日の午後は、年明けに始まる写真展の飾りつけをしてきました。1月3日から31日まで(月曜日は休み)、稲沢市のCAFE & GALLERYかざみどりで、「国分寺の仏さま」と題して17枚の写真を展示します。

いつもと同じで、ママさんが手伝ってくれます。てきぱきとした動きで、本当に助かります。午後1時35分から始め、2時40分には終わりました。ママさん、ありがとう。

展示する写真は、稲沢市矢合町の国分寺さんの仏像6尊を写したものです。
釈迦如来(2体)、開基といわれる覚山和尚、そして熱田大宮司夫妻、円空作不動明王の6尊です。

お近くの方、どうぞお立ち寄りください。

五十住啓二 写真展「国分寺の仏さま」
令和5年1月3日(火)~31日(火)
 ※8時~16時、最終日は13時まで
 ※月曜日は、お休み
CAFE & GALLERYかざみどり
 稲沢市松下2丁目22-2
 グリーンハイツよしだ103
 TEL 0587-23-2246





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大般若経を真読するには

2022年11月24日 13時25分36秒 | 円空さん
昨日観た「三重の円空」展で、もう一つ興味深かったのが、片田の大般若波羅蜜多経巻第六百の奥書。
『奉真讀大般若経二形』と達筆で書かれ、更に如意庵と書かれていること。

『真讀』とは経文の全文を省略なく読むことなので、600巻もある大般若波羅蜜多経を全部読んだら、一体どのくらいの時間がかかるのでしょうか?

奈良の法相宗大本山興福寺のサイトには、次のように書かれています。
『(前略)字数約500万字で諸経典中でも最大の経典です。(中略)『大般若経』は大体50巻ずつ12箱に納められ、法要では1箱を1人の僧侶が受け持ちます。本来、経典は読み上げるものですから、声に出して1巻を読み上げるのに約1時間はかかります。したがって『大般若経』となると、1人あたり50巻を全て読み上げるのに、2日間飲まず食わずの状態でようやく完了ということになってしまいます。』

この2日間というのは、1箱(50巻)ですので、全600巻となると12倍の24日となり、そうはいってもさすがに飲まず、食わず、寝ずでは続かないでしょうから、1日当たり20時間読むとしても計算上は28.8日。1人の僧侶が読み終えるには大変な決意と継続した実行力が必要となってきます。
それとも複数の僧侶が、同時にそれぞれの箱の『大般若経』を読み上げるのでしょうか?

あるいは、『奉真讀大般若経二形』の後ろの2文字の『二形』に、何か特別な意味があるのかもしれません。
ところで大般若経の真読を奉るのは、仏でしょうか、神でしょうか。

如意庵は曹洞宗のお寺で、三蔵寺(真言宗醍醐派)のすぐ隣に位置します。
釈迦説法図が見返しに描かれている大般若波羅蜜多経は、如意庵、三蔵寺、金剛院(曹洞宗)とその在りかを色々と替えているようです。

トップの写真は、三蔵寺の円空作聖観音菩薩像。
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2回目の『三重の円空』展

2022年11月23日 19時08分06秒 | 円空さん
雨降りの今日、三重県総合博物館で開催中の『三重の円空』展を観てきました。同展を観るのは2回目ですが、今日は羽島市円空顕彰会の研修旅行に参加しました。

会場入り口で、今回の展覧会の担当学芸員の瀧川和也さんが、『三重の円空』展の狙いをお話ししてくれます。
次いで、会場内に展示してある円空が描いた釈迦説法図や、円空仏について、瀧川さんの詳細な説明を聴きながら円空の世界を堪能してきました。

円空仏は概してにこやかな表情をしていますが、今回展示の31像の中では一番にっこりしていたのが松尾寺(奈良県大和郡山市)の役行者倚像。
よく見ると口を開いて、口の中まで見えるようです。口の中に見えてるのが、歯なのか舌なのか?

早速、瀧川さんに訊いてみます。瀧川さんの回答は『歯ですね』。ぅぅ~~ん、残念。私は「舌」という答を期待したのに。
私の知り合いの仏師の方も、尾張旭市の庄中観音堂のお薬師さんの写真を見てもらった時に、やはり『上の歯』との回答でした。
私は、瀧川さんに「べろ(舌)の方が面白いのに」と言うと、『阿弥陀如来で歯を見せている像がありますよ。歯吹(はふき)阿弥陀と言います』と瀧川さんは教えてくれました。なるほど、勉強になりました。


薬師如来(庄中観音堂)

トップの写真は、博物館の隣の三重県総合文化センター屋上モニュメント「La Grande Temperance(節制)」です。

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円空さんも観たというお薬師さんに対面

2022年11月05日 19時46分02秒 | 円空さん
北名古屋市高田寺の『開創壱阡参百年慶讃 本尊秘佛藥師如来像 御開帳』に行ってきました。
朝9時に到着。まだ人出は少ないだろうと思ってたのですが、いくつもある駐車場は、どこもが満車に近い状態。受付には、行列ができています。

2001年には、本堂改修屋根吹替竣工を記念して特別開帳されたそうですが、本来は50年に1度というこのご開帳、2年前の予定がコロナ禍で2年遅れての実施です。

1,000円の拝観料を払い、本堂のお薬師さんに対面。
暗くて表情はよく分かりませんでしたが、きりっとした端正なお姿でした。
用意のよい人(私の前にも3人がそうでした)は、単眼鏡を目に当てて、お顔の表情や着衣、お姿を確認しています。

荒子観音寺の古文書『浄海雑記』によれば、円空さんは『稍長就我尾高田精舎某稟胎金両部密法』とあり、高田寺で金剛界、胎蔵界両部の密法を修したと書かれていて、この薬師如来とも対面しているのではないかとみられています。
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