50MHzの電波伝搬というものは
いつもながら大変面白い。
それが魅力では当局50MHzを離れられないのだが・・・
50MHz帯はご存知の通りVHF対である。
だから当然通常の交信範囲はおおよそ見通し距離の
50~100km程度。
時折Eスポやスキャッター 太陽活動最盛期の
異常伝播で1000km越えの交信も不可能ではないが・・・
でも確立の問題じゃないけどそんなチャンスはめったにない。
相当50MHzに詳しい方なら50MHzの特異日?
というあまり聞きなれない言葉をご存知か?
今日はまさにその50MHzの特異日だったのか?
3B9FRが東日本まで大オープンした。
東日本でも地域差はあると思うが
聞こえていた時間は2時間以上
東北あたりからもレポートが上がっている。
6mDXでよくある数分~数十分聞こえ
コンディションが変化してしまうようなオープンとは
ちょっと違うぞ?これは大オープンだあ。
今日もWEBクラスターを覗いて見ると お約束で
3B9のレポートは沖縄、九州、四国あたりで上がっている。
しかもこのレポートは春先から毎日のようにあがり悔しい思い。
なぜなら関西以北にはカケラも聞こえないようで
レポートが時々しかあがらないから。
まあ、時には伝播が東日本まで延びてきて
1エリア周辺でもQSOのレポートは上がるけど
平日その時間帯 お仕事ですがな~
50MHzのDXは本当にスポットで 聞こえるとこには
毎日聞こえるが 聞こえない地域は本当に聞こえない。
でも最近2、3日前に北海道や東北で3B9が聞こえたという
レポートがあったので気にはしていた。
そして本日QSOのチャンス到来。
午後4時過ぎシャックで50MHzのワッチ開始
9M2やBV辺りのレポートが上がっていた。
勿論3B9も西日本からレポートあり、
BVを数局交信した後その周波数をワッチしたが
聞こえてくるのはノイズのみ。
やっぱりね~ そうだよね~ と思い
国内Eスポで数局とお相手してもらう。
そんなことをしていると
7エリアのOMより3B9と交信できたと
レポートがクラスターに上がっている。
それなら聞こえるはずと真剣にワッチ。
ん?何か聞き取れないけど これノイズじゃない!
何かの信号だ!
RFゲインを調整しプリアンプON!
お~聞こえた 3B9 CQ連発~
で呼ぼうとするとコンディションが落ちる!!
凄いQSB!
このときピークでRST559
CQCQCQ DE 3B9FRまでわかるのに
いつ呼べばよいの!
1エリア周辺の各局も
だいぶ苦戦していたようだ。
3B9のスタンバイがわからないから
わかっちゃいるが 呼ぶに呼べず!
当局がタイミングをつかみコールすると
合わせたように 各局コールする。
しかしちょっと間がずれているので
「やっぱ聞こえてないんだなあ~」
なんて思ったりして。
そんなことでしばらくワッチしていると
散発的に3B9のCQが聞こえ
散発的に3B9の応答が聞こえ・・・
ハイ本題!
ここからが交信実話。
聞こえているような3B9の信号が
聞こえているようなから確実に聞こえているに変わった!
3B9のCQがRST539で安定して入感
ここで呼ぶしかない!勿論 いつ呼ぶの?
今でしょう!
スタンバイした瞬間
コールバック!
お~1発コールだよ!
しかもこの後15秒位シグナル急上昇!まじで599+10dbくらいキタ~
HFだってこんなに強く聞こえないよ!
それが丁度当局が交信している最中です!
その後またまたシグナルは聞こえているけど散発的。
この日はその後CWからSSBにもQRVしたようですね。
当局はワンコと散歩にでかけたので聞きませんでしたけど。
3B9 50MHzでは2局目で、
1999年4月の3B9R以来です。
このときのシグナルはカスカスだった。
ノイズまみれのシグナルからやっとこQSO。
このときは3エリアでは連日59で入感
2エレのHB9でもできたとか?
そおいえば やっぱり20年前のZS8MI
関東では7MHzのアンテナで出来たとか?
西インド洋の伝播も興味深い。
おそらく今回3B9が東日本までFBに長時間
入感していたのは、マルチホップだろうと思っている。
いつものようにBVや6エリア周辺まで飛んできた電波が
Eスポによりもうひと頑張り!東日本まで飛んできた。
それを裏付けるため状況だが、
同時刻に開けていたBVも局によってはQSBがあり
シグナルがふわふわしていた。
3B9も同じようなシグナルでQSBが激しかったし。
経験上?感覚的に?なんとなくF層反射のシグナルと何か違う?
QSBの変化?いつもの外来ノイズ?シグナルの安定度?
何だろう?
あ~ 久々に語った~