英作問題『いちご 』
15. ビタミンCは、熱に弱いため、生で食べられるイチゴは、ビタミンCの摂取にうってつけだ。
⇒ 熱に弱いを考察する。
一口に強い弱いと言っても、文脈次第で、使い方があり、使う場合と使わない場合がある。ここでは、とりあえず weakを使わずに考えたい。
ビタミンCは、熱に弱い。
これを言い表すために、「結果から」考えてみる。
熱に弱いビタミンCは、では熱にさらされると、どうなるか。
もちろん、熱により、ビタミンCは、損なわれる。要するに、失われるので
・Vitamin C is lost when it is heated.
損なわれる一歩手前の、減少するということなら have とless を使い
・You will have less Vitamin C if you heat it.
『生で食べられるイチゴは、ビタミンCの摂取にうってつけだ』
これは、要するに『イチゴは、調理(=火を通す)せず食べらるので、ビタミンCを損なうことがない。だから、イチゴを食べれば、たくさんのビタミンCが摂れる』ということである。英語にすると
・You (basically) eat strawberries without heating them, so if you want a lot of vitamin C, strawberries will help you. (イチゴは、加熱せずに食べるので、ビタミンCが要るということなら、イチゴがいいですよ)
『うってつけだ』という箇所を、strawberries will help you と、文脈の流れで訳したが、色々あるだろう。
うってつけ=適切=よい。ということで、good もよい。
・Strawberries are good, because they have a lot of vitamin C, and you don't cook them whey you eat them, so vitamin C will not be lost. (イチゴもいいですね。ビタミンCが豊富で、加熱しないで食べるので、ビタミンCも損なわれません。)
あとは、『うってつけだ』ということは、その発言の意図を考えれば、『イチゴを食べるべし』と言っているのは明白であるので
・You should eat strawberries, because strawberries have a lot of vitamin C, and the vitaimn C will not be lost because you often eat them raw.
生で食べるということは、加熱しないことなので、heat(加熱) や cook (調理=火を通すこと)を使うのもよい。
raw (生)を使うと、 eat ~ raw で 生で食べるということになる。to eat strawberries raw. で この raw は 動詞を修飾する副詞的な使い方となる。to eat raw strawberries なら、生のイチゴを食べる。
加熱すると、ビタミンCは、失われるし、破壊される。destroy という語も、よく栄養の話で使われる。
・Heat (or boiling) destroys vitamin C. (熱(又は煮ること)で、ビタミンCは、破壊される)等。
他にも、sensitive (敏感な)という語があり、
・Vitamin V is sensitive to heat and light. (光や熱に敏感→弱い)という言い方もよく見られる。
・Broccoli, spinach, and lettuce may lose up to 50% or more of their vitamin C when boiled. (healthlineより)(→煮ると、ブロッコリ、ホウレンソウ、レタスは、50%以上のビタミンCが損なわれる)のように、英作で使った lose もよく使われる。
どうしても、日本語で熱に強いとか、弱いと書いてあると、strong と weakと思うが、単語レベルでよくても、文脈では合わないことも多いので、自分の知らない使い方であれば、他の言い方で言い換えることが、大事である。いかようにも言い換えられる、柔軟性のある表現力を、英作練習で培いたい。
そして、色々な方面から表現するという英作における努力が、一言言ったらもう後が続かないという、誰しもが直面する英会話における悩みへの、解決策となるだろう。
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