考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作『大相撲3(相撲道の普及)』

2018-03-29 11:39:56 | 英作 解答

『大相撲』

3. 巡業は、相撲道の普及、地域の活性化、青少年育成を目的として行われています。

⇒これは、相撲協会のホームページから拝借した。

 

この文言のままでは、なかなか英訳は難しい。

難しい日本語は、簡単な日本語に『翻訳』する必要がある。そのことを私は『赤ちゃん言葉』と呼んでいる。

『大人あたま』のままでは、日本語が難しいままなので、そのままでは英語にすることが難しい。

赤ちゃん、もしくは子供のつもりになって考える。

そのことで、一見難しい日本語が意味として簡単になり、英語にしやすくなる。

 

課題を3つに分けて考える。

① 相撲道の普及。

相撲道とは何かの考察は、またいずれ行なうとして、ここでは簡単に sumo でいいだろう。まあ相撲協会の当事者なら当然、思い入れがあるので、相撲と相撲道は違う、となるだろうが、私は関係者ではなく、一般人なので、ここではあえて深く立ち入らず、sumo とする。こういういい意味での単純化は語学では大切である。

さて、相撲を普及するとは、いかなることか。

普及するとは、簡単に言うと、多くの人に知ってもらうことである。

相撲を普及するとは、相撲に関して多くの人に知ってもらうことと解釈できる。よって know を使い、

・We let many people know about sumo. 

・We want people to know about sumo. 

・We want many people to know more about sumo. 

 ・We want people to know what sumo is.  (相撲とは何かを知ってもらう)

 

相撲を普及する、ということは、多くの人に相撲に興味をもってもらうこと。be interested in を 使い、

・We want people to be interested in sumo.

・We want more people to get interested in sumo. 

 

相撲を普及する、ということは、相撲の良さを知ってもらい、特に子供たちに向けては、相撲を始めてもらいたい、という意図があるはずである。

・We want people (or children) to start playing sumo. 

 

 相撲(道)を普及する、なんて見ただけで難しいなと思われるだろう。難しい日本語をどう英語で表現するか。その鍵は考えることにある。

(英作問題『大相撲』3 次回に続く)

 

 英会話スクール English and Beyond のホームページはこちらです! (^^♪  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英作『大相撲2(各地で巡業)』答と考え方

2018-03-12 20:54:41 | 英作 解答

『大相撲』

2. 日本各地で巡業が行われる。

⇒巡業とは何だろうか。普通、人はこういう場合『巡業』を和英辞典(ネットでも)で調べる。

まあ知らなければ、そうするしかないと思うだろう。

私だって、えらそうなことを言って、巡業なんて英語知らない。でも知らなくても構わない。

知らないということは、考えるチャンスなのだ。実際の英会話で知らないからと言ってその都度調べる暇はない。

 

知らなければ調べる。殊勝な態度であるが、それなら知らないものは全部調べる、ということになり、会話なんて全然できない。

スマホ(機械翻訳)片手に話す。または和英辞典に首っ引きでしゃべる。

人と話しているのか、スマホと話しているのかわからなくなる。それでは真の人間らしいコミュニケーションからは程遠い。

まあいずれにしても、実際の英会話では、便利な道具に頼るヒマはない。自分の中にあるものだけで勝負するしかない。だから日頃の練習が大事なのだ。

考えるのだって、常日頃、自力で考える習慣がなければ、必要な時に考えることはできない。第一、調べてばかりいたら、英会話なんか何も面白くない。

自分で考えて、自分で話すから英会話は面白いのだ。

和英辞典なんかなくても、自分でなんとか言える。

そんなたくましさが欲しいものである。

間違えることを恐れない。

人に頼らず、自分の力で何とかする。

英語の勉強は、英会話の修行は他力本願ではダメである。英語は自力本願である。

 

さて『日本各地で巡業が行われる』を考える。

 

お相撲さんの立場で考えると、『日本各地で巡業が行われる』とは、

日本のあちこちに行って、相撲を人に見せることである。『あちこちに行く』とは『たくさんの場所に行くこと』である。よって、

 

・Sumo wrestlers go to many places and show sumo (to people). 

 

巡業とは、取り組みとは異なり、趣旨としては、相撲を見せて、地元の人たちとの交流の場ということであろう。いわゆるイベントである。have を使い

・Sumo wrestlers go to many places and have a sumo event. 

 

通常の『場所』といった公式の試合ではなく、相撲のパフォーマンスを見せるという場であるので

・Sumo wrestelers go to many places and show sumo performance.

 

簡単に言うと、相撲取りが各地に行って、人が見ると考えて、

・Sumo wrestlers go to many places and people see sumo performance. 

 

『巡業』という日本語にとらわれると、どうしても『回る』という意識になり、rotate や、circulate, といった、難しい単語を持ち出してしまう人も多い。難しい格式ばった英語は、使われる場面が限定されている。だからその単語がどう使われているかを、辞書(英英辞典、英和辞典)で確認する必要がある。難しい使い方をよく知らない英語を使って間違えるよりも、簡単な英語を使う方が自然でよい。基本英語は普遍性がある。普遍性があるということは、幅広く使われるということ。だから間違えることが少ない。確率的に言うと、より通じるということになる。

考え方で言うと、巡業ということは、簡単に言うと、多くの場所に行くこと。この考えるというプロセスを経ることで、不自然な英語を避けることができる。

うちの教室で goの使い方を練習した方であれば、『巡業』という日本語も、考えたら go to many places のことであることが判明するだろう。覚えた英語は、考えて、そして使うことである。活用、応用する力が語学力である。ある生徒さんは、go to many cities and play sumo. と訳した。基本構文のgo to many places をcities に変えて応用されていた。お見事。

『各地で』というと、これも何というか迷うが、要するに『たくさんの場所で』ということなので、have を用いて

They have sumo events in many places. というのもよいだろう。

 

他にも色々あるでしょうが、これくらいで。
 

 英会話スクール English and Beyond のホームページはこちらです! (^^♪  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする