Joy Yoga

中東イスラエルでの暮らしの中で、ヨガを通して出会う出来事あるいは想いなど。

しんのすけ先生WS【ご本人ブログ追加しました】

2018-04-04 14:36:10 | 体験記(ワークショップ,レッスン他)
ペサハ休暇真っ只中の一昨日は北部のティヴォンという町で開催された「Asana Anatomical Approach(略して3A's)」ベーシックレベルに参加した。
講師は日本でもご活躍のしんのすけ先生。在イスラエルの共通の友人を通じて、今回イスラエルで初めてお会いすることになった。
私と同じアシュタンギであるが、私などとは比べ物にならないほどの達人。そんな先輩ヨギからここイスラエルで解剖学的アプローチを学べるというのは実に貴重な機会である。
お会いするまでちょっと緊張していたのだが、懐かしささえ感じるなんともマイルドなお人柄に私の要らぬ不安は霧消した。

そして、本題のWS。
このWSでは伝統的なアシュタンガのアプローチはひとまず脇に置いて、「人体とは」「人間の成長過程とは」という視点に基づいてより安定感のある尚且つ効率の良い身体の動かし方を教わった。人体を3つのパートに分けたそれぞれのニュートラルポジションというのを理解すれば、力みがちなアーサナから無駄な力が省かれてより安定感が生まれてくる上に、難易度の高いアーサナも比較的簡単に習得できるようになるのだとか。そのためのエクササイズもブロックを使ったシンプルなもので、初心者さんの多い私のクラスでも取り入れられるものばかり。もちろん私自身の基礎強化にも早速活用している。
どんなに難しいこともやはり基礎の積み重ねが肝なのだ。さらに前に進むためには、何度でも基礎に立ち返る必要性を忘れてはいかんなと再認識。

WSは英語とヘブライ語を中心に進行。時折日本語を交えてくださったのもあるが、とてもわかりやすい解説で3時間半でも足りないくらい面白かった。
アシュタンガ的なことは一旦脇に置いてとはいうものの、学んだ知識やテクニックはアシュタンガでも大いに応用できるのがありがたい。生まれた時から影響を受けているために存在があまりに当たり前すぎて忘れがちな重力のことや、真の安定のためには自然界にある「ゆらぎ」を取り入れることなども学び、良いタイミングで知識の換気になった。
とりわけ私が苦手とするジャンプスルーやジャンプバック、後屈に関するヒントを得ることができたことは大きな収穫である。せっかくの学びを自分の癖に掻き消されないよう昨日はいそいそとノートに書き留めた。

この日はWS終了後の雑談ついでにとても面白いテクニックをおまけで教わった。
しんのすけ先生曰く「私のバンダ」と呼ばれている“ある物”を使ってジャンプバックを体感するもの。自力ではいくらやっても上がらない脚が、それを使うといとも簡単にふわっと上がる。これには遊園地で初めて乗り物に乗る子供のようなワクワク感を覚えた。癖になりそうな「外付けバンダ」、天才的なアイデアだ。
先生も言っていたが、感覚を味わうというのはアーサナを習得していく上でも大きな助けになるそうだ。理論だけでは体得しきれないこともある。逆に感覚だけでは深められないこともある。
理論での理解、感覚での理解、その両方が揃ってはじめて打ち破れる壁がある。長らく自主練中心で試行錯誤ばかりしてきた私はそのことがよくわかる。


しんのすけ先生は今後イスラエルでも活動の機会を増やしていかれるようなので、本当に楽しみ。
【追記】当日の写真が満載のご本人のブログ記事です。(下線部分をクリックすると記事が読めます。)


素晴らしいご縁を繋いでくれた共通の友人Mさん、どうもありがとう。


今回の会場は自然に囲まれた温もり溢れる円形スタジオ。




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