年末に二日酔いをした。
別段飲み過ぎたわけでもないのだが、どういうわけか過去に無茶な飲み方をした時のような具合になってしまった。
それで「もうしばらくお酒はいいや」と思い、1週間が経ち、2週間が経ち、間もなくひと月になる。
その間に年越しパーティーに行ったり、友人宅にお呼ばれしたりして、ちらっと嗜む事が2~3度あったものの、アルコール摂取量は激減した。
激減なんて言うと、まるで飲んべえのようだが、夕食時のグラス一杯のワインを控えているだけである。
イスラエルはワインが美味しいのでつい習慣になってしまっていたのだ。
あとは、ヨギ同士が集まって飲み会などをしているので、それを自分の一杯の後押しに利用したのも正直あるな。
さて、この一杯を控えたからなのか、昨日の練習で、身体感覚が明らかに変わっているのを感じた。
突然の変化に「なんだ、これは!」と我ながら驚きつつの練習となった。
とにかく軽い。そして柔らかい。
こういう経験は年に何度かある。
以前にも記事にしたマジカルな日だ。
ただ、このマジックは翌日には消えて、またいつもの地道な現状維持の作業
に戻るものであり、昨日から感じているものはこれとは異なる。
なぜなら今日もマジックが続いているからだ。なんだかステージをひとつ上がった気分。
ヨガノートにしつこいくらいに葛藤ぶりを記しているジャンプスルーに最も変化を感じた。
いつものようにやっているのに、下肢の上がりがまるで違う。
ふわっと羽毛のように持ち上がる。フローティングというテクニックがあるが、こんな感覚じゃなかろうかと過大評価もしてみたくなる。
私はこのジャンプスルーに対して苦手意識をとことん根付かせてしまったので、せっかくふわりと上がってもジャンプだけしてスルーのところでつい躊躇してしまうのだが、昨日からの変化によって明るい未来が見えてきた。
今までずっと、腕力不足とか、お腹の大きな手術痕部分の腹筋の不具合とか、そもそもバンダが使えていないんじゃないかなどといった不足要素に原因を求めていたので、わが身において何かが過剰であるという事に考えが及んでいなかったらしい。
練習中には「押してダメなら引いてみな」っていうのをやってきたつもりでいたけれど、どうやらマットの上だけでそれをやってもたかが知れていたのだろう。
不思議なのは、体重は全く減っていないのにも拘らず、これほど体感する重量に違いが出たということ。
体感でいうと3㎏程度は軽くなった。
それは日常生活ではほとんど感じることの出来ないような変化なのに、アーサナでは明確に感じることができるというのが面白い。
あと、これはあくまで私の考えだが、アルコールが抜けることでバンダのコントロールが全身に及びやすくなるんじゃないだろうか。
ジャンプスルー同様、最後のウットゥプルティヒでも従来の力任せ式からバンダ任せ式になった気がする。
一日の終わりの一杯も魅力的だけど、今のこの変化には当分及びそうにない。
ナマステ&シャローム
Nozomi
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